珍しく現実的な夢のある話 | ロバ耳ブログ 

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 さすがに古代や神様ネタのごり押しで、閲覧数が激減(笑)少ない方が話しやすい事もあるから、それは後にします。
昨日はねえ、内容よりも、実は殷の青銅器について触れたかっただけです。そして、あと一個だけ触れておきたい日本の宝物、螺鈿。

この工芸品も素晴らしい。今は工業製品が、非常に緻密な物を作ってしまうので、若干の手作り感は否めない。でも、見て欲しいのはそこではありません。全体の深みや妖艶な輝き、でもありません。そこに描かれたモチーフに注目して欲しいのです。


 最近に作られた螺鈿細工は、写真の様な、人をモチーフにしたものはありません。鳥とか蝶とか、もっと可愛いのもありますね。その特徴は変わっていない。ただ変わったのは、人をモチーフにしなくなった。
この写真の螺鈿は、日本のものか、もしかしたら牛の感じからして、昔の中国のものかも知れない。海外の古美術で流通しているものです。

注目して貰いたいのは、ここに描かれている人たちが、何でもない、そこら辺にいた農夫たち、である事なんですよ。海外に流出した螺鈿が、何かの展覧会で里帰りする。その機会があれば見て欲しいです。


 そして、これらに描かれる人や動植物を、何より大事に思っていた日本の富裕層たち。ここには一切の対立がない。その最たるものが京都御所であって、あそこには、堀も城壁も無いでしょう?裕福と質素な間柄って感じで、何の対立も無かった。
これは、マリーアントワネット一族もそうでした。裕福な家柄でしたが、フランスの動植物や農村風景、人を愛していました。それが、いつの間にか、互いを敵視するようになる。


 稲村の火の逸話は、今でも人々を津波から救った富裕層として、私財を投げ打ってでも下々の者を救ったって言ふ、慈愛とボランティア精神の話になっています。でも違うでしょう。もっと単純に、「やばい!ここままじゃあ、皆んなが流される!」とか思って取った行動ですよ。社会には対立が存在する。こんなロジックは、ここ200年ほどで急速に世界中に広まった思想でしかありません。

今でこそ、自分の税金が敗北者に注ぎ込まれるのが苦痛で仕方ない、なんて公言する者がいて、それが正直者だと評価されています。あんなのや、あんなのが。
そのくせ、国から宇宙開発と称して、10億だか20億だか頂戴している。大した腹です。

これが正直者なら、そうじゃない者は嘘つきか偽善者ですよね。だけど、螺鈿や京都御所が示す世界は、そんな偽善者の方が主流だったって事です。


古代シリーズはこの辺にしますが、何が本当なのかは、私が選ぶ事で決まる。それを言いたい。



ちなみに、人や動植物を、そのまま大事に考える文化は、古代エジプトともちょっと違うかも知れませね。これに近い文化圏は、やはり中国だと思うのですが、彼らはどうしてしまったのでしょうね。花鳥風月が分かる人たちだったはずなんですけど、寂しい限りです。



 さて気持ちを切り替えて、ここからはタイトルの回収。エネルギー分野で、また新しいものが出て参りました。この分野に関しては、何故か不思議な力が働いて、どれもこれも日の目を見る事が無い。そんな、数多の夢の一つではあります。
しかし、この話、産油国まで乗って来て、実現するかも知れません。

それが大気発電。



 ちょっと、さすがに名前からして怪しさ満点ですが、特許も得ています。原日本(はら やまと)さんが旗振り役で頑張っています。変な名前だ。

話によると、大気から電気を作る事が出来て、廃棄物として出て来るのが純水だけだと言います。話が出来過ぎなので、なんか変な物でも食べてしまったかのよう。

この話にちょっと惹かれた理由は、実はもう装置が完成ていたのが、311の津波で流されたって事。そして、その後に再起を賭けて、また同じものをやろうとした矢先、スポンサーが謎に死亡。
この、ニコラテスラの科学を引き継いで作られたと言ふ謎の大気発電は、ようやく今、実用段階にこぎつけたのでした!

こんな陰謀チックな話を聞けば、なんか本当にあるかも知れない!って夢を膨らませていました、昨日まで。
しかし、この原さんの話を、もう少し聞いてみると、なんか怪しい(笑) 小名木善行氏の引っ張って来た人なので、それなりの人かと思っていたのですが、その小名木先生も、最初の時と違って、徐々に懐疑的になっています(笑)



 ああ、せっかくの夢の話でしたが、ただの詐欺師の可能性が出て来てしまいました。これはもう、言っている事を実現して、私たちに見せるしか無い。その為に資金がいる。金が無いから出来ない。これはマズい。どこぞの宇宙開発と同じです。まさか、「あれで国から金が貰えるなら俺も!」って出て来たのでしょうか。特許を取ったのも、怪しいですねえ。


 怪しいで言えば、高橋洋一なんて真っ黒です。河野太郎が呼んだ大林。この同じタスクフォースのメンバーに、原英史がいる。これと高橋洋一は一蓮托生で、規制改革の推進者です。それが今回、中国人と結託していた事が発覚していいます。詳細は割愛しますが、前々から真っ黒だと思っていた高橋洋一。今回の事は決定的なんですけどねえ・・・。何故か未だに信用している人が五万と存在する。


まあ、詐欺師は頭が悪いと務まらないものですけどね。



 ああ、もうなんか、書いている途中で原日本さんの新しい対談、小名木先生とのね、それを見てしまったので、テンションが下がってしまいました(笑)

どうせ明日の少ないだろうから、ここだけの話は次回ですね。ノシ