GTR、三兄弟 | ロバ耳ブログ 

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 今年も残り、あと僅か。皆さん、大掃除はやってますか。あれは、ある意味で神事。あちこち掃除して、新年に神様を迎え入れる準備となります。

しめ縄で飾りつけて、玄関に門松を置くのは、神様ー、こっちですよー、の合図。


日本の文化では、祭りも神事で、神様を喜ばせるのが目的です。ただ、これこそ方便というか、そう言ふ立て付けにして、本当は生きた人間同士の関係性の為にやっている。死んだ人を送るのに、3回忌だ何回忌だって法事をやります。これだって、本当に大事なのは、死者の方ではなく、それを理由に集まる生者の方です。

祭りも、その伝統も大事だけど、それで皆さんが帰って来て集まる。これが本当の意味。掃除で綺麗にして迎えるのは、神様よりは、生きた人の方なんですねえ。都市部には消えた日本の姿です。
都市部で門松なんか出すのは、商業施設くらい?神様は良いから、正月セールで金持って来い、ですからね。


もう、親戚や兄弟が集まるのが、誰かが欠けた時だけって皮肉な事になって、いつのまにかそれも無くなりました。ここから日本が再構築される日は本当に来るのやら。
今年は最後まで崩壊の年でしたもんね。



 消耗状態のホルムズ海峡。噂ではジブラルタル海峡まで閉鎖の危機とかで、来年には大変な事になってしまうかも。でも、ちょっとだけ良いニュースもあって、イスラエルの人々が、ネタニアフ政権を先に倒してしまう可能性もあります。
アメリカでも、ガザの爆撃に使われてる兵器が、全てアメリカが送ったものだと公表されてしまっていて、実質的に虐殺をやっているのがアメリカ人だと言われて動揺していますね。

ウクライナの方が最後までグズって、イスラエル情勢は年明けから急速に方向修正される可能性も。


一部、ホルムズ海峡封鎖で、日本は瞬間的に経済崩壊する、みたいな情報もあります。でも、それは無い。多少は落ちぶれても、日本は大きな国です。今も原油を積んだタンカーは出航しています。それが到着するのに一月半。日本の保有する大型船舶が、千隻はあるって話だから、直ぐには沈みませんよ。



 今、起きている大きな流れは、繰り返されて来た金融危機です。ユダヤのシステムとでも言いましょうか、私はバビロンのネズミ講だと解釈してる、まさにそれら。ドルが崩壊しそうな理由も、その前のポンド崩壊も、金本位制の行き詰まりも、元を辿ればバビロンのネズミ講。

皆さんも心当たりがあるでしょう。資産が5千万円を超えると、それで自動的に金が入って食える様になる。スゴロクで言ったらアガリ。

金利だ配当だって、7%の複利があれば、自動的に年収350万円です。これを皆んなが目指して行くのが資本主義社会。アガリを目指して懸命に戦っています。

しかし、アガリに人の350万円は、誰かが働いて生み出すしかない。そりゃ時期が来ればシステムが破綻する。その時に、新しく参加者を求めて外の世界に干渉する口実が、「民主化」ってやつです。

この様な切り口で話す専門家って居ないでしょう?だけど、これがせかの本当のカラクリですよ。


 そして、バビロンのネズミ講が、執拗にイランを攻撃したがる理由。それは、イスラム教が複利を許さないからです。資産が資産を産むシステムを採用しない社会では、時間と共に金が回る様になる。つまり社会が大きく強く発展して行く。結果、ペルシャ地域は常に豊かな大国になり、それを奪いに十字軍が攻撃をする繰り返しになる。イスラム社会であるイランが脅威なんですよ。

昔はキリスト教も、利息で食うのは卑しいってやってました。だからユダヤ人は卑しいってね。その反省は良いけど、複利で食える様なシステムにすると、必ず経済が疲弊して、外に利益を求めるしか道が無くなる。

5千万円を貯めるは良いけど、それを死ぬまで使わないんだから。使ったら生活が不安になる。今、この壊れたシステムが求めているのは、ウクライナの領土や資産。そしてロシアのそれ。


西暦の正体が、まさにバビロンのネズミ講で、飲み込まれた人々はここに気が付かない。一生懸命にもがく。そしてアガリに至らない自分を責める。子供を責める。個々人がバラバラになって社会崩壊。この繰り返し。



 そうだ、今日は自動車の話をしようと思ってたんだ。


最近の車は、加工技術の進歩で、デザインが自由自在です。そのデザインも、3次元で再現されるから、大きな模型を作らなくても完成品のイメージが可能になった。
逆に、デザイナーの個性が出過ぎる嫌いはありますけどね。


 そんな時代のギリギリ前に出て来たのが、90年代の日本のスーパーカー。色々とありますが、代表的なのは日産のGTR、スカイラインR32です。25年を経て、漸くアメリカでも販売されて、中古車が日本から消えてしまいました。

ハコスカから時代を置いて、化け物カーとして衝撃デビューを果たします。新車で確か400〜500万円だったGTRが、10倍は値の張る欧州スーパーカーを、圧倒的なパワーで制してしまいます。




これは、ずっと伏せられていた事実だったのですが、アラブの金持ちたちが、砂漠で競争させて、それをネットで晒してしまったんですよ(笑)



 実は欧州が全面的に電気自動車に切り替えた理由は、二酸化炭素じゃないです。日本の中古車が原因です。かつて、イギリスの無敵艦隊をボコして、白人のプライドをズタボロにしてしまったと同じ事を、意図せず、またやってしまいました。悪いのはアラブ人です。

ドイツのワーゲンが排ガスでインチキしたのも、日本のせいだと思います。


 まあ、この辺の事は良いです。話の趣旨はここじゃない。


 復活したスーパーカー、GTRには、知られていない逸話があるんです。写真のR32から、R33、R34とラインナップされ、この3代は三兄弟の扱いです。トヨタでも、チェイサー、クレスタ、マークIIが、三兄弟に相当しますが、こっちは三つ子。

GTRは、第一子、第二子、と順番に生まれて来ました。この最初の兄貴が、余りにもインパクトがあり過ぎて、しかも、今でも最新のスーパーカーに負けない性能なんですよ。
漫画とゲームの影響で、余計に有名になってる。

私も、同級生が二十歳前後の身分でこれを買いまして、乗ったので破壊力は知ってます。当時はバブルでね。 本当は、もっと狂った、パルサーGTiRってのを日産は出してるけど、今はこっちです。



 このR32は、文字通り腐敗神話を築きまして、レースの世界を一世風靡してしまいます。これが市販されるとか、かなり狂った時代ではありますね。危ないに尽きる。

要は、パワーがとにかく凄かった。キン肉マンとかが流行り出す時代で、日本がマッチョな文化を好む時代。力こそ正義、みたいなね。


 そして、満を持して二代目GTRが発売されるも、こっちは酷評になってしまう。期待値の高さも禍いするも、どうやら乗った衝撃度がかなり小さかった様です。
初代に比べて、マイルドな乗り心地だとかで、評論家もユーザーも含めて、R33は失敗作だ酷評しています。漫画の走り屋でさえ、33は失敗作だ!と言ってしまってます。


 でもね、実際にサーキットで転がしてた奴の感想は真逆でしたよ。私、ちょうどその頃、自動車部品の仕事をしてたので、本当はR33も、32同様に化け物だった。
ただし、その性能を発揮できる人を極端に制限したスーパーカーだったんですよ。

R32をチューンして、金を掛けてやっと叩き出したコースレコードを、ほぼノーマルのR33が塗り替える。この33は、130キロとか180キロで曲がる、止まるを想定して作られた車だった(笑)
従って、市街地や峠は大人しめの感じの車だったわけです。


後のR34は、長男、次男の良いとこ取りした様な車で、今でも人気車種。中古車でもプレミヤ価格となって、海外勢に取られてしまってます。



 これに、そのうち皆さんに紹介したかった話なんです。R33の様な話は、多分、そこら中に転がってる。専門家、とかね、大勢がそうだと思ってる定説。それは本当に事実に即しているのか。その教訓に値する逸話だと思ってます。

未だにR33はダメだったって、車通が言ってるくらいなので、この定説は変わる事は無いでしょう。

だけど、皆さんは今日で真実を知ったので、車通が知った様にGTRを説明していたら、ニヤってしてくださいね(笑)


 しかしまあ、尖り過ぎて理解されないってのもなあ・・。