バービーとは？
世界で１～２を争う玩具メーカー、マテルの主力商品。
いわゆる「着せ替え人形」である。
現在広くアクションフィギュアと呼ばれる玩具が展開されているが、アクションフィギュアの歴史を紐解いていくと「バービー」に行き着く（※）くらいには歴史ある商品である。
※バービーのインスパイア元となった人形にドイツのリリ人形があり、更に遡ることは可能なのだが。
簡単に説明すると
マテルの創業者がドイツ旅行の最中にリリ人形を知り、そこから着想したバービー人形を1959年から展開開始。
バービー人形の大ヒットを見てハズブロが「男の子向けバービー」とでも言うべき「G.I.ジョー」シリーズを展開。
この際に「ファッションドール」という名称では男の子ウケが悪いと考えたハズブロは「G.I.ジョー」シリーズを「アクションフィギュア」として呼称。
以降アクションフィギュアという呼称が可動式人形を差す名称として定着した…というワケだ。
この辺の歴史はここら辺で解説した気がするのでそちらを参照してもらうとして。
そんなワケでバービーといえばマーベルレジェンドやG.I.ジョーよりも歴史の長い玩具なのである。
バービーの面白いところは基本的に どんな見た目でも「バービー」 という点である。
バービーのキャッチコピーに 「You Can Be Anything」 （あなたはなんにでもなれる）とある通り、
どんな職業でもどんな外見でもバービーなのである。
これはバービーの恋人で親友のケンも同様で、
一応両親や妹たちといったキャラクターたちもいるが、基本的にはバービーとケンのバリエーションのみで構成されたシリーズ…つまり、
バービー世界にはバービーとケンしか存在しないのである！
あなたはなんにだってなれる…そう、バービーとは可能性の追求なのだ。
なので、日本をはじめ世界各国のバービーもいるし、
ラルフローレンや
ディオールといったブランドのバービー
奥様は魔女、
パイレーツ・オブ・カリビアン
トワイライトシリーズのバービーから
マーベルのバービーまで様々なコラボレーションも存在する。
ということを踏まえて先の映画「バービー」予告編を見るとバービーとケンしか存在しない世界にもなかなか得心が行くところ。
全体的にパステルでピンクでガーリーな映画「バービー」で主役のバービーを演じるのは
「ハーレイ・クイン」で有名なマーゴット・ロビー。
恋人のケンは「ブレードランナー2049」のKでお馴染みライアン・ゴズリング。
この二人がバービー世界でどのような物語を描くのか、今から楽しみである。
映画「バービー」は2023年8月11日公開予定！
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