前回までのあらすじ。
アメトイはマーベルレジェンドが至高だが、かつてマーベルレジェンドを出していたトイビズ社は消滅した。
マーベルレジェンドの歴史 ~ハズブロ編
2006年末。
マーベルレジェンドの製造ラインはトイビズ社からハズブロ社に移ります。
トイビズ社時代にあったコミック本の同梱はなくなり、指関節やつま先可動はほぼオミットされました。
トイビズ社が経営難に陥った原因のひとつに原材料費の高騰があり、コストの削減は最重要課題であり、ある種仕方のない判断だったのだと思われます。
BAFは維持され、ハズブロ版シリーズ1作目はアニヒラスでしたが、かつての巨大さはなく、一抹の寂しさがありました。
しかし、面白いのはハズブロ社に移ってから早々に
映画版のキャラクターがアソートされ始めた、という点です。
今のようにMCUキャラクターではないのですが、
ハズブロ版マーベルレジェンドシリーズ1作目、アニヒラスシリーズには
当時公開された映画「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」からケルシー・グラマー版のビーストがアソートされていました。
これがまあなかなかに良い出来。
モフ感の不足は否めないけれど…。
トイビズ社からハズブロ社に移った際に、色々な葛藤と挑戦的な目論見があったのでしょう。
製造ラインをそのままなぞるのではなく、それまでのファンを尊重しつつも独自の路線を打ち出そうとする気概を感じることが出来ました。
マーベルレジェンドアソートではないものの、トイビズ社時代にも当時から映画版のキャラクターフィギュアはリリースされていたことは前回も軽く触れましたが、
このときの技術とリスペクトが確かに引き継がれた、と感じた瞬間でもありました。
同年リリースのMARVEL LEGENDS ブルードクイーンシリーズには
ダニエル・クドモア版コロッサスがアソート。
同年、サム・ライミ版スパイダーマンのキャラクターのみで構成されたMARVEL LEGENDSもリリース。
BAFは砂化したサンドマンというニッチなシロモノでした。
可動はほとんど死んでるマンなものの、芸術的な出来でした。
ですが、そのような0.意気込みとは裏腹に思うように評価されず、
ハズブロ版マーベルレジェンドのシリーズは
トイザらス限定 ブラッククイーン
ターゲット限定 映画版ハルク
ターゲット限定レッドハルクシリーズ
ウォルマート限定ネメシスシリーズ
その他ウォルマート限定アレスシリーズ、ハズブロオンラインショップ限定サンファイアなどの限定版と
コミコン限定商品で生産数を抑えていくことになる不遇の時代を迎えることとなりました。
2007年のサンディエゴコミコンではスタン・リー御大がマーベルレジェンド化したりもしました…。
2013年、そんなマーベルレジェンドに再び火のつく契機が訪れます。
MCUの実写「アイアンマン3」公開に合わせてリリースされた
コミックと映画のアイアンマンとアイアンパトリオット、ウルトロンで構成された
アイアンマン大集合ともいうべき
アイアンモンガーBAFシリーズ
この他、アメトイ・アメコミ関連商品をたくさんご用意しています。
ご興味ある方は是非ご来店ください!
*販売価格・在庫等はブログ掲載時点での商品情報です。変更になる場合がごございます。ご了承ください。
トイ&コミックのガリンペイロ AM11:00-PM8:00
〒101-021 東京都千代田区外神田6-10-12KENTビル1F
TEL:050-1263-5399