アメトイ入門 マーベルレジェンド編 その4 | トイ&コミックのガリンペイロ

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前回までのあらすじ。

その1はマーベルレジェンドのエレクトロを床に叩きつけただけだし、

その2、その3はUS版のウィキペディアでも読んだほうがより正確だろうし、

諸兄らもそろそろ「この3日間はなんだったんだろう…」という虚無感に襲われ始めているに違いない。

その4から読み始めた君!

安心してその1~3は読み飛ばすといい。ロクなことは書いていない。

そして今回も多分ロクなことは書かない!

 

さて。

マーベルレジェンドに歴史があるのはわかった。

じゃあ、なんでマーベルレジェンドがアメトイ初心者にオススメなのかちゃんと教えろよ。

 

というかたに向けて

 

マーベルレジェンドの良いとこ困るとこ。

 

と題してアメトイのデメリット的なものも踏まえて解説しようかと思う。

マーベルレジェンドは頑丈なのが良い、とその1で語りました。

その1~3を読み飛ばせといった直後にその1の話を蒸し返すのはどうかと思うが。

 

まあ実際マーベルレジェンドは頑丈なのだ。

ちょっと倒れたり棚から落っこちたりしたくらいで壊れることはない。

まあ壊そうと思えばいくらでも壊す方法はあるのだけれど、それはさておき。

 

BAFの手足左右を間違って組んでしまった時などは全力で引っ張っても外れないので半泣きになるくらいの頑丈さがある。

再三語ることになるが、マーベルレジェンドが頑丈なのは最大のアピールポイントであり、前提である。

頑丈なのは安心なのである…。

 

マーベルレジェンドの困るとこ。

ここで一旦アメトイについての皆様のイメージを統一しておこうと思う。

 

皆様がアメトイについて抱いているイメージは

・チープ、大味。

・塗りや出来が荒い。

・個体差が激しい。

・発売日が安定しない。

・よくショート(入荷数が不足)する。

 

っといったところでしょうか。

まあ後ろ2つは小売店泣かせのあるあるですが、輸入品なのでしゃーない。

※お客様にその理屈は通用しない。

 

で、まあ、頭の3つ。すべて正しいです。

それを踏まえて、マーベルレジェンドに限ったことではないのですが、アメトイ全般のデメリットというか、

あるあるネタなのだけど、ちょっと困る、という点をいくつか紹介しようかと思う。

 

例えばここにマーベルレジェンド アポカリプスシリーズのサイロック姐さんがいる。

一見普通のサイロック姐さんだが、こうしてみると…

おわかりいただけるだろうか!?

前腕部がどちらも左腕のものなのである!

 

他にも

股関節パーツがエラーのマテル マルチバースシリーズ キングダムカム版スーパーマン

アクアマンのパッケージに押し込められたバットマン

 

とか、そういうのが割と頻出する。

 

海外から個人輸入したり、国内でも通販とかで現品を見ずに買うと色々と悔しい思いをすることの多い玩具。

それがアメトイだ!

 

両右手とかがザラにあった昔と比べたら随分とマシになったのだけど。

 

あとは現物を見てもパッケージから取り出さないとわからない難点としての個体差がある。

各関節が極端に渋かったり、あるいは逆に緩かったり、というものである。

古めのものだと特に顕著なのだけれど、関節が硬い個体は本当に硬い。

固着してしまっているパターンもある。

キャラクターの腕を折る覚悟で捻っても微動だにしないことがある。

マーベルレジェンドの頑丈さが裏目に出る瞬間である。

 

そういうのが許容できない人はアメトイに触れるな!

という過激派も稀にいるかもしれませんが、ガリンペイロは初心者様向けのお店なので解決策を提示しておきます。

 

もう一体買う。

 

お湯に浸けたりドライヤーで温めたりすると大体柔らかくなります。

温めつつゆっくりゆっくりグニグニ捻ってると関節の硬さは概ね改善します。

また、柔らかくなるということはそのままバラしてしまうことも可能ということ。

熱湯などに浸けて柔らかくなったら、見えてる関節ピンをドライバーなんかで押し込むと画像のように外すことが出来る。

首や足首や手首、肩(一部素体は注意)は力任せに引っ張ってしまって良いです。

※ある程度限度はある。

関節パーツには大抵左右を示すLRと上を示す↑があるので、一度に外してしまってもあまり困らない。

バラせる…ということは関節の緩みにも対応ができるということだ。

一度バラしてから関節のユルい部分にシリコン接着剤を薄く塗って乾かして厚みを増してやることで好みのシブさにすることが出来る。

さらにはちょっと上級向けになるので詳細は省きますが、胴体を割ったりも比較的簡単にできます。

こういう一手間が好きな人にはさしたる問題ではないでしょう。

あ、でもやっぱりメンドくさいのはマイナスだわ。問題ですわ。

自己責任で行ってください。

 

ディティールが甘い、という問題もある。

ほぼ同時期発売のバンダイS.H.Figuarts アイアンマン Mk.43←とハズブロ マーベルレジェンド アイアンマンMk.43(サノスシリーズ)→の比較。
一目瞭然である。
S.H.Figuartsの方は輪郭がシャープで要所にダイキャストを使用。
成形色に頼らないメタリックな塗装は金属感があり、リアクターなどはモールドの上にクリアパーツを被せて再現してある。
造型が細かいということは、小さなパーツが外れがち、壊れやすい、といったデメリットも孕んでいる。
 
対してマーベルレジェンド。
S.H.Figuartsよりも若干大きい。
本体に限れば可動部位にそう違いはない。腰部と爪先が動かない、くらいの違いしかない。
しかし可動範囲となると話が違ってくる。
圧倒的な可動範囲でS.H.Figuartsに軍配が上がる。
 
背面などは塗装の差が顕著。
近年では改善されつつあるものの、こういった細かな塗分けも日本メーカーに劣りがち。
まあS.H.Figuartsのほうは裏腿の接合部が目立ったり、退色が気になるところではあるので
それぞれに善し悪しがあるといったところ。
 
あとはまあ、マーベルレジェンドのほうは造りがとてもシンプルなので、
肘や膝関節の接合部にピンがモロ見えだったりします。
ピンが見えてるのは気になる…と言う人もいるかと。
一応ピンが見えないタイプの関節パターンもあるんですけどね…
 
それを簡単にバラせる、修復できるためのメリットと取るか、
造型の甘さとしてのデメリットと取るか、
はその人が玩具に何を求めているかで大きく変化する要素でしょう。
 
と、まあここまで書いておいてなんですが、もともと値段が1.5倍くらい違うのだ。
クオリティに差があるのは当然なのだ。
いちいち別の商品と比べて粗探ししても仕方ないではないか。
別にメンドくさくなったわけではない。
比べなくていい。玩具はもともと特別なオンリーワンなのだ。
ぶっちゃけ遊び方も違うのだ。
S.H.Figuartsは間違っても床に叩きつけるような遊び方はしないし
(マーベルレジェンドだって故意にはそんな遊び方しないけれど)
その1の内容になにか不満があるのか無言の抗議を行うエレクトロさん
 
どういった遊び方に重点を置くかの違いでしかないのだ。
風呂とか砂浜に持ってって遊ぶとしたらどっちか、ということだ。
マーベルレジェンドは風呂でも砂浜でも気兼ねなく遊べるぞ!
 
なんだかとりとめがなくなってきたぞ。
 

次回は

アメトイ初心者にマーベルレジェンドがオススメなワケ(総括)

をお送りしたいと思います。

 

ほらな、読まなくてもよかっただろ?

 

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