阿鼻叫喚の地獄のような悪夢から逃れたとき、目覚めた場所は、男ばかりの凶悪犯が収監された流刑惑星の刑務所だった。招かれざる客として好奇と嫌悪の視線に包まれる中、ともに生き延びたはずの仲間を失った悲しみに暮れる間もなく、彼女の身に死神の影が差す・・・。
今回は、前回に引き続き、NECA社の映画「エイリアン3」シリーズのアクションフィギュアから、「エレン・リプリー」をご紹介いたします。
言わずと知れたエイリアンシリーズの主人公リプリーは、シリーズ「1」~「4」まで、エイリアンと対決することを強いられる不憫なお人。文字通り、”切っても切れぬ”仲なわけですが、今作「3」でリプリーに起きる事は、まさにそれを決定づける大きな出来事になります。
凶悪な宇宙生物と果敢に戦う強い女性と言うイメージですが、物語の中では、頻繁に悲嘆にくれたり、恐怖におののいたりして、そのたびに窮地に折れそうになる心をなんとか奮い立たせるようとする姿が描かれ、強さだけではなく弱さや生々しい感情を持った人物だということが語られます。
今作「エイリアン3」でも、激しく揺さぶられる心情を、シリーズを通してリプリーを演じるシガニ―・ウィーバーが繊細かつ力強く表現しています。
というわけで、今回のフィギュアはこちら
NECA エイリアン3 エレン・リプリー ¥4,200(税別)
シラミだらけの流刑惑星フューリーでは体毛を剃るのが流儀ってことで、坊主です。
幾多の修羅場を乗り越え、さらに凛々しくなったリプリー。
スキンヘッドでより研ぎ澄まされた印象になっています。
同NECA社の「エイリアン2」のフィギュアと比べても、精悍さが違う。
こちらもこちらで特徴をとらえた出来ですが、一目瞭然の違い。
顔の再現度は非常に高い。
特徴的な鼻の穴を大胆に大きく、黒々と描写しています。
ご本人と比べるとやや大げさなんですが、これが意外と効いている。
衣服の描写も、丁寧なつくり。素材の質感や、自然なダメージ表現のリアリティが素晴らしい。
上着はもちろん、インナーなども別パーツで構成されているので立体感もばっちりです。
付属品は3種類。
今作の舞台は特殊な刑務所なので、なんと兵器・武器の類がない。
エイリアン相手になんという縛りプレイ。
作中でも、それを聞かされた時のリプリーのリアクションは視聴者のそれとのシンクロがすごい。
と言うわけで、頼れる相棒その1。マグライト!
暗いと怖いから、あると助かる。でも助からない。
しかも、電池がないときて、使えるライトは十分な数がないという。
頼れる相棒その2。たいまつ!
また、明かりかよ!
燃えるというより、バチバチと火花を出す変なたいまつ。
エイリアンは火を嫌うという性質があるので、気分的にはライトより頼もしい。
でも、役には立たない。
上着は軟質素材で取り外すことが出来ます。
その際には、付属の左右のネイキッドアームを装着して、インナーのみの姿に変更できます。
これで、ラストシーン(完全版)も再現できるってわけだ!
今作「エイリアン3」は、対エイリアンのアクション映画ではあるんですが、だいぶ中途半端と言わざるを得ない出来になっていて、そこが批判の的になる部分でもありますが、劇場未公開シーンを含めた「完全版」をみると、人間ドラマの比重が非常に大きくなっています。
怪獣大暴れ、を期待すると物足りないですが、この人間ドラマを楽しめれば、今作も悪くない。劇場公開版で物足りないと感じた方や、興味がある方はご覧いただくと宜しいかと。
次回は、同シリーズから「ウェイランド・ユタニ・コマンドー」をご紹介します。
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