アイス珈琲の「レイコ」は絶滅危惧語 | 徒然なるシニアブログ

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残された人生と生きてきた人生への想い

もう50年ほどまえの話です。
京都での大学生活を始めました。18歳です。九州の田舎からきた私は見るものが新鮮で、やっぱり京都だなと感激していました。

ある日、友人と喫茶店に入ったとき、ウェイトレスが注文を取りに来たのですが、友人が『俺、レイコ」と言ったのです。私はそれまで温かいコーヒーを飲んでいたので、「レイコ?」はじめて聞くので、なんだろうと思っていました。


そのあと、ウェイトレスがお盆に載せて持ってきました。その時、初めて「レイコ」は冷たいコーヒーの略と言うことを知りました。受験の時、温かいコーヒーをホットコーヒーとフルネームで注文していた私は、それを「ホット」と簡略して注文するのだ知らされたものです。そのあとに「レイコ」ですから、京都との九州の「簡略文化」に戸惑ったものです。でも、今は慣れ切ってしまいましたね。


先ほど、ネットの記事で「レイコ」と呼ぶ人は絶滅しつつあるとありました。そうですね、今の世の中で「レイコ」はダサすぎますね。50年前に、20歳前なのに堂々とみんな煙草を吸っていました。今のコンビニみたいな「OKボタンを押してください」なんて、野暮なものはなかったし、喫茶店も未成年がタバコ吸っていても関心はないという世の中でした。

 

こんなことを言うと批判を受けるでしょうが、「あの時代はよかったなぁ」と思います。