国会で政治資金規正法の審議中に、立民の内部から、しかも幹部から、後ろから撃たれたようなニュースです。
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立憲民主党の小沢一郎衆院議員は14日、自民党派閥裏金事件を受けた政治資金規正法改正を巡り党が主張する企業・団体献金と政治資金パーティーの禁止に異論を唱えた。国会内で記者団に「反対だ。何をばかなことをやっているんだ」と述べた。
政治資金の透明化こそが重要だと指摘した上で「企業献金は悪で、個人は善だとどうして言えるのか。パーティーの何が悪いのか」と語った。与党案についても「枝葉末節の話だ」と批判した。(www.iza)
小沢氏は政党交付金を受け取りながら、企業団体献金も受け取る気か。企業は献金の見返りを求めるし、それは大企業のために政府の政策をゆがめることになり、悪と言っていいと思う。
「企業献金は悪で、個人は善だといえるのか」「パーティーの何が悪いのか」と言う小沢一郎氏は元々自民党出身ですので、この発言には違和感はありませんが、しかし、所属の党が「企業・団体献金禁止」を自民党に要求している最中に、これはないと思いますね。小沢氏の身体には「自民党」の血が底流を流れているんでしょうね。「野党議員」として残念です。
それに輪をかけているのが大串選対委員長です。政治資金パーティー禁止法案を提出している立民なのに、「国会で決まればまもる」というレベルの人です。決まっていないから、今のうちと思ってやるのでしょうか。選対委員長として、率先して政治資金パーティを取りやめるという判断をするべきだと思うのですが、目の前のパーティーで得られる資金に目がくらんでいるのかもしれません。この二人の発言を立民の泉健太代表はどのように考えるのでしょうか。
今回の二人の発言で、所詮、立民は「第二自民党」と思われても仕方ないですね。今回の発言だけでなく、国政、地方選では、自民党、公明、国民と一緒の候補を応援したりしてきましたので、「第二自民党」と言われても仕方ないと思います。やる気がない立民議員は、今の立場が安定していて、座り心地がいいのでしょう。このあたりが、立民が多数から支持されないということでしょう。立民から自民に寝返った議員が自民の政権にいますし、隠れ自民党と言われれても仕方ないですね。
自民党も立民の下心を見透かしているからこそ、グダグダいいながら「禁止」しようとはしないのだと思いますね。