イオンも厳しいから心配 | 徒然なるシニアブログ

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残された人生と生きてきた人生への想い

 

イトーヨーカ堂は北海道、東北を中心に30店舗の閉店が決まっていますが、その中の川越店と柏店を記者が訪れて、店舗の様子をレポートしています。

 

その中で興味を持ったのは、食品以外の売り場は閑古鳥が鳴いているという部分です。私の自宅近くの二つのイオンモールのイオン直営店でも、このイトーヨーカ堂の売り場と同じ状況です。イトーヨーカ堂の柏店は食品が地下1階にあり、1階は服飾売り場で5人ほどのお客がいたそうですが、4回の肌着売り場はお客はいなかったとあります。この売り場状況はイオンモールでも同じですね。普通、食品売り場は1階にあり、その売り場は時間によりますが、結構混雑するほどのお客です。

 

しかし、2階は食器や小型家電などの売り場ですが、イオンモール内を行きかうお客はここには足を踏み入れないですね、少ないです。3階はカバンや寝具類などの売り場ですが、同じくお客は少ないですね。駐車場は結構な台数が止められるので来店客は多い。それでも食品以外の直営の売り場が不振というのは、イオンもイトーヨーカ堂と同じ病にかかっているということでしょう。売り場があるから仕方なく商品は並べなくてはいけないし、洋服や肌着は季節ごとに入れ替えが必要で、うれなかったら在庫でもつか、ほかへの転売するしかないですね。

 

とにかく、イトーヨーカ堂だけでなく、一強と言われるイオンでさえ不振にあえいでいるはずです。イオンも服飾、雑貨の売り場はイトーヨーカ堂柏店のようにブックオフやハードオフや一定のコアなお客がいる業種に貸し出した方が、売り上げが上がるのではないかと思います。たぶん、イオンも数年内にイトーヨーカ堂のような店舗の大リストラが行われる気がします。また、ユニーを引き継いだドンキも同じでしょうから、流通業での失業者が増えることでしょう。

 

50年前の食品スーパー、GMS興隆の時のような新規出店が続いた時代とは違って、同業他社に転職できる可能性はありません。あっても収入は激減するでしょう。八方ふさがりの流通業、大規模小売店ではないでしょうか。