2月1日にイトーヨーカ堂についてブログを書いたばかりですが、今朝の朝日新聞をみたら「ヨーカドー撤退へ」とありました。北海道、東北、信越地方から17店舗が撤退するとのことです。しかし、9店舗は「ロピア」という食品スーパーの運営会社が事業を継承する計画でイトーヨーカ堂は今後首都圏、関西、中京地区に集約するとあります。
現状、団塊の世代が消えていく中で、少子化もあり、地方は困窮しています。北海道はJRも厳しい状況で、何とか息をしている状況が続いています。中国の日本水産物禁輸で漁業が衰退、その関連業界も衰退と負の連鎖が続いています。
こんな経済状況では、いくら全国的大規模小売業であってもその企業の努力だけではどうにもなりません。イオンも内部的にグループ内の店舗閉鎖計画など進んでいるんでしょうか。そうなればヨーカ堂より大きな問題となりそうです。
小売業を心配しているような雰囲気で書いている私ですが、昨日アマゾンでポチッとクリックして購入しました。ネット社会の便利さから逃れられませんね。
そんなネット社会なのに、私の住む近辺ではある有名ドラッグストアが店をオープンしたりしています。半径500m内に2店舗あるのにパチンコ屋あとにまた出店するようで、工事が進んでいます。ドラッグストアはまだ店舗拡大が望める業界のようですね。薬を売っているので購入者がネットに流れる心配もないので堂々と出店できるからでしょうか。
いろいろな小売業が出ては消えていき、それでもいままでツートップに君臨していたヨーカ堂が撤退するというのはGMSはほとんど終わったとみていいのかもしれません。
中内功氏が神戸でダイエー一号店をオープンしてから破竹の勢いだったGMS、バイヤーが威張り腐っていたGMSはやっと終わりかけています。地域経済にとっては大打撃ですが、国民の懐が温かくならない限り、ほかの業界も同じ運命をたどるでしょう
。そうならないために、森永卓郎氏の主張「諸費税廃止すれば所得が10%アップ」で日本復活を期待したいです。