ミス日本に選ばれた椎野カロリーナさん、おめでとうございます。
でも、このニュースがSNSで話題になっていますね。それは見た目から「日本人じゃない」「黒髪の美しさ」とかの外見を基準で考える人が多くいて、カロリーナさんが選ばれたことに違和感を持つ人が多いようです。
正直私も、えっと最初は思いました。詳細を知らずに、またハーフかと思ったのですが、ハーフでも、クオーターでもなくウクライナ人そのものの方でした。でも、5歳の時に日本に来てからずっと日本で暮らしていたそうです。学校もインターナショナル校ではなく、普通の日本の学校へ通っていたとのことです。だから日本語がうまいのですね。
そんなカロリーナさんが日々感じていたのは日本で暮らしているのに見た目で判断されることに違和感があったからでしょう。この「ミス日本」に出場し、グランプリを獲得したことが自信になると語っていらっしゃいます。
素晴らしいのは彼女は日本の国籍に変えて日本人として出場しましたが、国籍変更した理由が「ミス日本」への出場ではなかったそうです。その理由に私は感心しました。その理由は「選挙権を得たいため」だったそうです。今は18歳で選挙権があるので、その年齢の時に疑問を感じられたのかもしれません。選挙権を持たないのは日本での生活が長くても、日本人にはなれないと思われたということなのでしょう。だから「ミス日本」に選ばれたことは彼女にとって日本人と認めてもらった、日本人になれたということですね。
それに引き換え生まれたときから選挙権のある日本の若者、もうすこし選挙権について考えた方がいいですね。選挙報道で街かどインタビューがあると必ずと言っていいほど「キョーミな~い」とか「よくワカラナ~イ」という鼻が低くて、黒髪の日本人の若者が多すぎます。
投票率が低いと必ずどうすれば投票所へ若者が行くか、学者や評論家、コメンテーターの議論がありますが、それは政治家の政治に対する姿勢の劣化に原因があるので、政治家が真摯な姿勢を国民に見せないとこのまま変わらないでしょう。
国民は投票に行かずに寝ていてくれたらいい発言の与党の実力者がいましたが、そんな政治家が若者の政治離れの真因なのだと思いますが、「選挙権を得たい」から国籍を買えたカロリーナさんはやっぱり「ミス日本」にふさわしい人だと思うようになりました。