間違いだらけのカーコーティング -74ページ目

コーティングで出せないカラー


カスタムコーティングで入庫中のフィット作業も終盤です。

まずは、ガラスのウロコの除去。





ガラスにウロコ状のスケールが多数みうけられます。


屋外保管など雨に濡れて乾燥を繰り返す環境では発生しやすいです。強固に固着すると油膜取りでは対処できなるので非常に厄介です。





この作業は、地道に手磨きでスッキリです☆

サンダー等の道具をあえて使わずウロコ除去完了です。





そして、普段、細かなところまで洗わないホイール、ホイールハウスを徹底洗浄です。

なかなか隅々まで洗うこともないので大量の汚れ・・・砂が出てきます。ここも時間をかけてスッキリ仕上げます。





濃色車では、良く分かる縦に見えるすじ状のシミ。。。スケール汚れです。


コーティング施工車、未施工車でも洗車後、拭き取りがスムーズにいかない、水切れが悪い場合は、この写真のようにスケール汚れがある場合があります。


研磨で除去することもできますが、凸状の汚れは、専用ケミカルで磨く前に除去します。無駄に塗装を削らないように下準備です。




蛍光灯下では、目立たないキズも特殊照明下では、グルグルキズがよく分かります。濃色車では、当たり前のキズです。


まずは、マスキングし、塗装とコンパウンドのマッチングをみます。限られた塗装厚を少しでも減らさないように研磨力の弱い順にバフ、コンパウンドの組み合わせを試していきます。

分かりやすいようにセンターで区切っています。



まずは、一回目の研磨スタートです。





初期研磨後、洗車キズは一発で綺麗に除去できました。


右側の発色が良くないのは、初期研磨の磨き目が出ているからです。磨き目は、二回目の研磨でスッキリす

るので問題ありません。





二回目の研磨終了後。



塗装本来のカラーがより引き立てられました。塗装上の汚れ、輝きを落とすキズを除去すれば塗装そのもののカラーが出て、ワントーン下がったような深い色合いに仕上がります。



このあとは、カスタムコーティングの特徴であるコーティングの選定です。

お客様から聞いた保管環境、施工後の維持方法やカラーから最良なコーティングを施工いたします。






コーティング<磨き

カスタムコーティングで入庫のフィットです。



キズの入りやすい塗装ですのでボディ全体にビッチリと無数の洗車キズが見られます。



写真のような洗車キズが塗装の輝きを落とし塗装の劣化を早める原因となります。



カスタムコーティングについてですが、このコースは、磨きの程度により料金を設定しております。従来まであったコーティング剤(ワックス、ポリマー、ガラスコーティング)により値段設定はしておりません。なぜ、磨きのみで料金を設定したかをご説明いたします。



まず、最初に

コーティング剤<磨き  であり  コーティング<メンテナンス  であることを覚えて下さい。



コーティング剤により艶や輝きを出せる(少しはありますが)のではなく、艶や輝きを作り出すのは磨きであると言うことです。


どんなコーティングであろうと塗装が荒れていれば艶、輝きを出すのが難しいのです。



また、完全無敵・・・洗車キズが入らない、メンテナンス不要、水洗いで〇年美観維持可能、雨染みが完全に発生しない、劣化ゼロなどなど完全無敵なコーティング剤などはなく、どんなコーティングでもメンテナンス(日々の洗車・プロメンテナンス)が必要なのです。



コーティングを施工しようと考えたとき、まず、コーティング剤に注目すると思います。


雑誌でも多数のコーティング剤が取り上げられており、ネットでも多くのコーティング剤を調べることが可能です。



このコーティング剤に注目しコーティングを選ぶことが一番危険だと当社は、考えカスタムコースを設定しております。



現在、当社で採用しているZero3αのコーティング剤、カスタムコーティングのコーティング剤が今ある最良のものだと考えていますが、今後、このコーティング性能の10倍、100倍いいモノが出るとは考えられないのが当社の答えです。



どんなコーティングであれども、コーティングの効果を発揮させるのには、施工する車の塗装状態、保管環境、洗車環境、使用状況によって変化します。コーティング剤に頼りきったとしても美観維持が出来るレベルには限界があるのです。



一番高価なガラスコーティングであれば美観維持が出来るとは、限らず保管環境、カラー、洗車環境によっては一昔前のポリマー、ワックスが最良な場合があるのです。



保管環境、経年数、洗車頻度、塗装状態・色、メンテナンスの頻度等

車の状態は、一台一台全く違います。



コーティング剤と研磨方法、研磨レベル、お車の状態に合ったサービスの組み合わせをご提案することで、今までのコーティングでは難しかった全てのオーナーが、同じ効果を実感し美観維持を出来るようにしております。



新車コースがオススメな方


新車購入者でディーラーコーティングをご検討中の方、納車半年以内の方、こちらのコースは、ケミカルのみで下地処理を行うコースです。コーティングは、塗装状態に左右させるものなので本来は、下地処理(磨き)を行うのが理想ですが、状態がいい新車の場合には、オーナー様が仕上がりをご理解頂ければオススメなコースです。


ディーラーコーティングの半値でディーラーコーティング以上の仕上がりを保証いたします。




特にディーラーコーティングをご検討中の方は、是非、一度、当社にご相談ください☆


ディーラーコーティングの半値近い価格でディーラーコーティング以上のコーティングをご提案いたします☆

限られた塗装

新車のフィット。カスタムコーティングのお見積りでご来店。



馬鹿な磨き屋さん。間違いだらけのカーコーティング

納車後、直で店舗に来て頂き車両チェックをしているとルーフ部分に多数の保護フィルムの剥がしのこしが・・・もう少し気合いれて最終チェックして頂きたいですね。



カスタムコーティングの磨きなし、新車コースをご依頼頂きました。


もちろん、磨きを行わないデメリットもご理解頂いた上でのコース選択です☆磨きなしですが、ディーラーコーティングより〇です☆



お客様もディーラーコーティングの半値で施工できると喜んで頂きました!


車の塗装は、非常に薄いです。



この塗装は、トヨタ ハリアー黒の塗装です。


軽自動車では、80~90μ、普通車で90~120μ、もちろんもう少し厚い塗装厚の車もありますが、平均は、80~120μの間くらいです。※1μは、1/1000mm



ラップ1枚が10μ~20μほどですのでラップ10枚ほど重ねた厚さが塗装となりますので非常に薄いものだとわかります。


この非常に薄い塗装を新車時からどれだけ劣化を食い止めれるかが美観を保つために重要になります。


劣化すれば磨けば綺麗になる!確かに間違えではないですが、削れば塗装厚が薄くなり塗装強度もさがります。


ガンガン磨けば直ぐに塗装はなくなってしまいます。



なので新車時にどんなコーティングを選ぶかが非常に重要と言うことです。



ガラスコーティングをすればOK!って訳ではなく、美観維持するには、塗装状態、保管環境、施工後のメンテナンス方法などにより最適なコーティングが決まると私は考えております。