脱脂
一般的にコーティング作業で行われる脱脂作業についてです。まだ、多くの施工店でされている工程にシリコンオフ、IPA等による脱脂があります。
コーティングの定着をよくするためにコンパウンドに含まれる油分を除去するために行う作業ですが、どんなクロスで拭き上げても写真のようにキズが・・・塗装を綺麗に磨き上げたのにまたキズが発生。
塗装を整える意味あるの?ってなります。
ノーシリコン、ノーワックスを謳ったコンパウンドも実際には、油分だらけ。。。
油分の含んだコンパウンドを使うとキズを埋めてしまい、磨けていないのに磨けているように仕上がる状態になります。磨けていない塗装を脱脂でさらにキズだらけに。
このように何も考えずコーティング作業を行っている場合、無意味なコーティングになってしまいます。
当社では、水性コンパウンドを使用しシリコンオフ等の脱脂工程を省いておりますのでよりクリアな塗装のままコーティング塗布に移ることが可能です。
写真のコンパウンド。極ネット本部のファンクルーズの商品であるコンパウンド。
「ゼロシリコン・ゼロワックス」ごく少量で塗面の油分を脱脂しながら研磨、コーティング下処理用のコンパウンドで塗膜本来の硬度・艶を引き出すことが可能です。
ディーラー新車の納車前の洗車にも言えることですが、綺麗にしているつもりが洗車キズだらけにしてしまっているような矛盾したことが行われているコーティング業界。。。
少しでも多くの施工店が早く気づけばなと思います。
新車でない新車???
新車は、本当に値段分の価値があるのでしょうか?ボディのみを見ればそう言いきれないかもしれません。
ここ1週間で数台の新車(納車から2日以内)のコーティングを見て思いました。数百万の買い物をして頂いて新車とはいえない美観のままで納車する。。。販売する側にはもっと考えて欲しいですね。
私も以前は、下請けとしてディーラーにて作業をしていたものですが、やっぱ許せませんね。
下請け時もキズを消すために磨きまくって新車なのに塗装厚が薄い・・・商品としては欠陥品では?と思うことが。
もちろん、メーカーや店舗によって仕上がりの良いお店もあります。でも大半は・・・。
場合によっては、ピンホール(塗装に小さな穴があいたような状態)、チップ(塗装剥がれ)や分かるか分からない程度のへこみなど、何か気になる問題があって担当者に伝えても「クレームになれば保険で直すからいい」と言った回答(笑)
下請けを辞めるときも、濃色車セダンをキズをごまかし納車しようとしたので、お客様に伝え日光で状態を確認→客怒る→車のカラー変更→お客様に感謝される→ディーラーにあほかと怒られる(笑)。
このことが一般のお客様メインで行こうと決意させた出来事です。
所詮、メーカーではなく一販売店なのでそんなものなんでしょうか?と考えてしまいます。
ディーラーに毎度のこといちゃもんつける形になりますが、実際、そんな許されないコーティングサービスがあるからです。守るべきものは、コーティングを施工する、したお客様です。
ディーラーの下請けしてる施工者の方もダメだと感じながら仕事している方も多いのではないでしょうか?
ディーラーコーティングは、ほとんどの場合、マニュアル化された手順により2~4時間あれば作業が完了します。しかも最近では内製化が進み簡単な講習を受けた営業マンや手の空いた整備士が作業を行っている場合もあるようです。
当社のカスタムコーティングの新車コースが、軽自動車で、20,000円~ワンボックスで36,000円~と格安なのは、ディーラーコーティングと同じように磨きを行わなければこの価格でより仕上がりの良いコーティングが出来ますよと言う価格です^^
新車でも濃色車の方には、カスタムコーティングの磨きありコースを勧め、キズが目立たないので磨きも必要ないと理解して頂きカスタムコーティングのコース選択をしております。
新車コースの場合は、磨かないデメリット、メリットを伝え理解して頂いた上で作業させて頂いております。
ディーラーコーティングで払う金額の半分も施工者(下請け業者)には、渡りません。実際、その賃金でどこまで作業に当たれるかも分かりますよね。やっぱ数時間が限度です^^;
量をこなすので、下請けの身としてはありがたいのですが(笑)下請け辞めて収入ガタ落ちです(笑)
新車と言えども、ディーラーまでの移送時やディーラー保管時、納車前の洗車等により写真のように思いのほかダメージを受けているのが実際です。
細かすぎだろと考えますか?
それとも気になりますか?
どう思うかは、オーナー様次第ですが、おそらく納車時にこのようなことが分かれば担当の方にどうなの?って聞きたいはずです。
でも、納車時は見える環境じゃない場合もあります。光の関係で。コーティング業者じゃない一般の方なら塗装の確認も難しいです。
光源の問題は、作業時にも言えることで整備ピットの片隅や半屋根、場合によっては屋外でまともな照明もなく作業をする。当然、塗装状態が見えない状態での作業なので施工者も塗装状態が分かっていないかもしれません。
こんなサービススタイルで何年もコーティングを売っている・・・。どうにか本当のことを少しでも多くの方に知って頂ければと思う毎日です。
量産しているディーラーコーティング。
私のような小さな個人店、施工者があーだこーだ言っても馬鹿にされて終わりです(笑)
隠したがる業界ですので相手にされないと思います。
それでも少しでも多くの方に本当のコーティングを知って頂きたいので頑張ります^^
当社と同じような考えの施工店も少ないですが、ありますので励みになります^^間違えていないなって。
磨きを少しでも行い塗装面を整えれば、確実に納車時より綺麗な本当の新車の姿になります☆
さて、フィットもきれいになり納車完了です☆
洗車キズまみれのボディもスッキリ☆
もちろん塗装厚は考慮し仕上げております☆