プリロードを抜く調整。。。 S2000 AP2 | ガレージきくちのがらくた箱

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旅のブログです

 

どうもガレージきくちです

 

 

イロイロやってた中の

 

S2000作業

 

 

試走を繰り返しても

 

一向に良くならない

 

クルマの動き。

 

 

アタリはついてて

 

足回りバラす前の

 

スプリングのプリロードが

 

かかった感じと

 

実走での

 

フィールから

 

 

 

 

車高調の調整に乗り出します。

 

 

足回りのデータから

 

スプリングは前後共10Kと伺ってるんですが

 

どうしても

 

そうは思えない硬さと

 

アラゴスタの車高調。。。

 

 

なので面倒ですが

 

実測と現物で調整していきます。

 

 

足回りを見て

 

リフトアップ状態で

 

スプリングを手で持って

 

回してみた時に

 

動かないセットが

 

自分の中では

 

怪しいと思います。。。

 

 

プリロードをかけることを

 

否定するわけではありませんが

 

過度なプリロードはNGと考えています。

 

 

過度なプリロードかけないと走れないなら

 

それはスプリングレートの変更で対処すべきと。

 

 

 

 

まずは

 

スプリングが遊ぶまで

 

ロワシートを下げて

 

 

 

この車高調の場合は

 

アッパー側にゴムのマウントがついてるのが

 

良くないですが、、、

 

 

ストローク時のバネの異音を

 

出したくない為と思われますが

 

足回りのセットからすると

 

このゴムシートが変形しきるまでは

 

バネもショックも

 

ストロークしないので

 

 

できれば、

 

ない方が良いかと。

 

 

アッパーと

 

ロワ側

 

特に、下側には

 

スラスト抵抗をなくすべく

 

テフロンのシートが装着されてたのに

 

それが変形してる有様。。。

 

 

 

 

とりあえず

 

プリロードが

 

かからず

 

なおかつバネが遊ばないってとこで

 

セットできたら

 

 

変更前の計測したセットから

 

どれくらいロワシートが

 

動いたかを計測。。。

 

 

 

 

 

この値から

 

元のセットが

 

どれくらいプリロードをかけていたか

 

わかります。。。

 

 

ちなみに

 

リヤは5ミリかかってました。。。

 

ん~~

 

正直5ミリはかけすぎです。。。

 

 

 

 

で、

 

お次は

 

フロント。

 

 

左前は

 

プリ2ミリくらい、、、

 

 

ん~~

 

これくらいなら

 

アリか~~と

 

想いながら、、、

 

 

 

 

右前

 

チェックしたら、、、

 

 

何故か

 

1センチくらい

 

プリロードがかかってる

 

異常事態。。。

 

 

 

ていうか

 

この時

 

合点がいきました。。。

 

 

足回り交換しても

 

アライメント調整しても

 

 

フロントの動きが

 

おかしかった事に。。。

 

 

右、左のコーナーで

 

動きが違ったり

 

ロール感がしっくりこなかったんですよね

 

 

 

 

 

スプリングの

 

ロワシートを

 

ネジでテンション調整するタイプですが

 

一長一短ですね

 

ネジ締めないと

 

ロワシート固定できないので

 

位置によっては調整が

 

しづらいような、、、

 

慣れの問題かもしれないけど

 

 

 

 

 

 

 

今回のアラゴスタの

 

バネは

 

前後共ID65でして

 

前後共に10Kですが

 

フロントは

 

バネの長さが

 

200ミリ

 

 

 

リヤは175ミリ

 

 

同じID、同じバネレートなら

 

長さが長い方が

 

乗り心地も

 

良くなるため

 

 

通常はリヤに

 

バネの長さが長いものを

 

セットしがちですが

 

 

リヤに短い方をセットしてるのは

 

リヤタイヤのグリップが

 

すぐに立ち上がるように

 

するためなのかな。

 

 

 

 

 

 

4輪とも

 

一度、プリロードかけないように

 

調整したら、、、

 

 

 

タイヤつけて

 

接地させて

 

前後にクルマを動かして

 

車高が落ち着いたら

 

 

 

フェンダーアーチの

 

仮の基準点で

 

計測。

 

 

 

ジャッキアアップポイントでも

 

計測。

 

プリロードを抜きましたので

 

 

バネの反力が弱くなりましたから

 

車高が下りますので

 

 

 

プリロード抜く前の

 

測定値と見比べて

 

同じ車高に戻すための

 

 

ブラケットでの調整量を

 

レバー比を考慮して

 

計算します。。。

 

 

 

 

また、リフトで上げて

 

タイヤ外して、、、

 

 

 

計算した数値になるように

 

ブラケット側で

 

調整していきます。

 

 

 

各輪とも

 

調整したら

 

 

 

またタイヤつけて

 

接地させて計測。

 

 

 

 

測定の結果

 

右前が

 

低いので

 

 

 

右前を調整

 

ロワシートに工具掛けてますが

 

ケース全体を回すため。

 

 

 

調整が終わったら、、、

 

また接地させて

 

計測。

 

 

フロントの左右差は

 

同じになりましたが

 

 

右側前後の

 

車高がまだ合わないので

 

 

 

今度は右リヤを

 

調整。

 

 

 

で、また

 

接地させて計測。

 

 

 

ようやく、プリロード抜く前と

 

同じ車高になりました。

 

 

 

車高が決まったところで

 

駐車場をひと回り、、、

 

 

ん~~

 

おかしいな~

 

想像する、、、というか

 

希望の動きになってません。。。

 

 

 

 

 

ショックの減衰の

 

クリック数と現状の位置を

 

調べます。

 

 

 

前後共に

 

クリック数で調べると

 

25段中4段位と

 

かなり硬い方向にセットされてましたので

 

 

一度、様子見るために

 

中間の13段くらいにセットします。

 

 

減衰調整アルアルですが

 

何故か調整式の車高調の場合

 

硬い方に目いっぱいってカタチで

 

セットされてる事が多いですが

 

 

ショックの減衰は

 

ストロークスピードの

 

コントロールであって

 

 

ロール量や

 

ピッチング量の規制ではありません。

 

 

バネが縮んで伸びる動きを

 

邪魔しない程度に

 

そして動きすぎないように

 

減衰を合わせます。

 

 

それでもロール量や

 

ピッチング量が大きいときは

 

バネレートかスタビで調整します。

 

 

 

 

 

で、試走なわけですが

 

それは以前の記事で書いてますので

 

そちらを見てください

プリロード抜いて試走 3回目 S2000 AP2

 

ようやくクルマの動きが

 

普通になってきました。

 

 

試走が雨だったので

 

ドライで最終チェックすれば

 

もうそろそろ完成ですかね。

 

 

 

 

 

でわまた