恋の季節 18 ~雛・その感動の旅立ち~ 中編
シジュウカラの雛の巣立ちが始まりました。
気丈な一匹目は、
しばらく巣の前の枝で
これから生きていく世界をじっくりと、
しかし内心大きな驚きをもって見ていました。
エサに誘われて飛び出してきたのが41分、
巣の前の枝にとどまり、
観察すること13分。
54分に他の場所に飛び移って行きました。
雛とは思えない、大物の素質を持ち合わせた
落ち着いた顔です。
巣の前に雛が居なくなると、
親鳥が遠くから子供を誘います。
その声につられてもう一匹が顔を出し、
これはまっすぐに飛び立って視界から消えました。
更にもう一匹。
あちこちしばらく見まわして居ましたが、
意を決して、
エイッとばかり飛び立ちます。
カメラマンが素人なのと、
オートフォーカスで撮ってカメラを使いきれていないため、
飛行の姿はブレが激しいですが、
雰囲気は伝わると思います。
それこそ、
誰に教わったわけでもなければ、
巣箱の中で飛行訓練をしたわけでもないだろうに、
「飛べるのだ!」という自信は
一体どこからくるのでしょうか。
卵から孵ってわずか十数日後の姿です。
そしてこれが、
確認された最後の雛の旅立ちの姿。
最低4匹は目の前で巣立って行きましたが、
巣立ちの兆候に私が気づく前に飛び立ち始めていたら、
それ以上の雛が巣立ったことになります。
とにかく無事に全員が巣立ったようです。
めでたしめでたし!
その時の時間は7時58分。
7時40分に親鳥が誘い初めて、
わずか18分の間ではありましたが、
シジュウカラの雛にとって、
大いなる未知の世界への旅立ちの時でした。
感動をありがとう!
後編では、
巣立ち後の様子や
空になった巣箱の様子などをアップしますので、
御面倒でも、
もう一度立ち寄って下さい。
(次に続く)
恋の季節 17 ~雛・その感動の旅立ち~ 前編
ついにシジュウカラの雛が巣立ちの日を迎えました。
産卵確認から、抱卵、子育ての期間を加えて巣立ちの日を推測すると、
早くて5月24日がその日。
だから、その時を見逃すまいと身構えていたら、
わずか一日遅れで巣立って行きました。
備えあれば憂いなし。
その瞬間を、一羽ずつ捉えました。
朝7時40分、昨日と打って変わって晴天、無風。
幸い小学校の子供達の通学時間で、
ゴミ出し日にもかかわらず、
外敵のカラスや犬猫は全く姿を見せず、
巣立ちには絶好の日和。
良く観察すると、
餌を咥えた親鳥の様子がちょっと違います。
親鳥は、餌を巣の中に持ち込まず、
入口で何やらさえずっています。
餌の誘惑に負けて、
雛が顔を出しました。
初めて見る世界に内心戸惑っているかもわかりません。
だからちょっと二の足。
巣箱の中には、テレビもなければラジオもない。
外の世界がどのような世界なのかは全く分からない。
そんな雛が
初めての外の世界を、
どのような感動と驚きで見るのだろうか。
「早く出ておいで!」
「ごはん頂戴!」
しばしのやり取りが続いて、
ついに決断。
出るしかないか・・・・。
キジバトの飛び立つ羽音に逆毛を立てて用心を怠らない。
一番に飛び出してきたこの雛は
きっとあの巣箱の左端で気丈にカメラを見つめていたあの雛に違いない。
このようにして、次から次へ
わずか18分の間にみんな巣立って行きましたが、
物事の簡素化が苦手な私は、
とてもその様子を一度に全部は載せられません。
面白いショットもいくつかあります。
今日中にすべてアップしますので、
次のブログをまたご覧ください。
(次へ続く)
恋の季節 16 ~シジュウカラ・雛の旅立ち・予告 ~
4月10日から連載してきた「恋の季節 ~シジュウカラ編~」が、
本日最終章を迎えます。
5月25日 7:40に始まった雛の巣立ちが、
7:58に無事終了しました。
自分の想定した一番早い巣立ちの日より
一日遅れでしたが、
想定していた分だけ、
見逃さずに済みました。
100枚ほどの写真を撮りましたので、
選定して、午前中にはなんとかアップします。
だから、これは予告編です。
恐れ入りますが、
もう一度お立ち寄り下さい。
薔薇 12 ~華麗なる世界・ピエールドロンサールの変身~
今一番奇麗で見ごろのバラの花にとって、
降り続く雨は、
なみだ雨。
花がそれぞれの花びらの中に水をいっぱいに受け、
その重みで枝が曲がり、
華奢な枝は無惨にも折れてしまいます。
だから、今日の雨で、
家中バラの切り花で一杯になりました。
そうなる前の
ピエール ド ロンサールの変身を
コマドリでアップしました。
ボタンのようなふっくらとした蕾です。
少し色気が出てきました。
しっかりと大人の味わい。
この頃が一番の見ごろでしょうか。
満開。
大人の色気が匂いたちます。
剣弁咲きのクリスチャンディオールとはまた違った
穏やかで、そして温かみのある花です。
それにしてもこのピンクは、
なんとも言いようのないいい色ですね。
(久しぶりにTotoronのブログにお出での方は、
前のブログ「シジュウカラの子供達」の写真も
是非見ていって下さい。)
恋の季節 15 ~シジュウカラの子供達~
庭の巣箱に巣作りをしているシジュウカラが、
餌にこんな大きな蛾を咥えてきました。
これを丸ごと雛に食べさせるのなら、
相当雛が育っていることになる。
5月5日、巣箱の中に2個以上の卵を確認。
5月8日、親鳥が餌を運びこむのを確認。
この日に雛が孵ったと想定すれば、
5月24日、 早ければこの日に巣立ちの可能性がある。
こうしちゃおられない!
という訳で、
昨日は午後から親が二羽とも巣を離れるのを確認して、
巣箱の中を覗いてみました。
中に、居ました、居ました!
折り重なるようにしてくっついているので、
肉眼では数を確認できず、
とりあえず4枚の写真に収めて撮影は終了。
時間にして約30秒ほど。
その間、親鳥はそのあたりに居なかったので、
警告の鳴き声は聞こえず、
決して親鳥に心配をかけるような撮影ではなかったことを
まず申し上げておきます。
ところで、中に何羽居るか分かりますか。
下の写真は、4枚のうちの1枚を拡大したものですが、
4羽くらい居るのでしょうか、ちょっと不明。
ちなみに30秒ほどで撮った4枚の写真は、
子供たちが全く動かないので、
同じ写真をコピーしたようにどれも一緒でした。
羽毛を見ると、
想像したよりもずいぶんと発育していて、
もういつ巣立ってもいいくらいの羽毛になっているのが分かります。
早ければあと2、3日で、
遅くても一週間もあれば
巣立ちの日が来るかもしれない。
いよいよ目が離せなくなってきました。
今日は雨。
賢いシジュウカラですから、
こんな日に巣立つことはしないでしょうから、
私も少しゆっくりしたいと思います。
ところで、
巣立ち前の兆候って、
何かあるのでしょうか。
いきなり巣立たれたら、
見逃す可能性もある。
普通に考えると、
親鳥が餌を運ばなくなり、
そして、外から盛んに子供達に「出てお出で!」と
呼びかけるはずですが、
他に知っている方が居たら教えて下さい。
しかしよ~く見ると、
この中にも気丈な子供は居るもので、
一番左端の雛は、
しっかりと目を開けてこちらを見つめています。
これはきっと、巣立ったらすぐに
仲間のリーダーになる鳥かもしれない。
君たちはもう少しで旅立ちの時、
初めての飛行を
無事にこなせることを祈っています。
シジュウカラの雛激撮! の報告でした。

















