Totoronの花鳥風月 -480ページ目

作品紹介 12 ~版画・魔性の女~



今日の版画は


女性のラインと、


そして


その目線。






Totoronの花鳥風月-tori

「魔性の女」

この版画の上に挨拶文を墨で重ねて書いていきます。絵を見ていただくためできるだけ余白に

書くように努力しますが、その頃は疲れが最高潮で、だんだん配慮が無くなることもありました。





顔の中では


目が命。




まつ毛を


一本一本彫りあげる時は、


裸眼ではなかなか確認しづらく、


虫めがねを使っての作業になりました。




細い線を


線彫りするのは簡単ですが、


彫り残すのにはほとほと苦労しました。




原版が出来上がって


100枚、200枚と刷っていくと、


疲れが出て


インクの乗せ方や


バレンへの力加減がいい加減になってきます。




だから、


このように


刷りムラが出てきますが、


敢えてそのままのものをアップしました。






魔的な視線。


これに射すくめられたら、


あっという間に凍りついてしまいそう。





そして、


女性の、


というより


女のライン。




その美しいラインは


時にはバイオリンになったり、


クルマになったり。




女性は、


本当は卵から生まれたのではないかと思われるほど、


その曲線が美しい。




まさに


永遠の神秘である。






優しい動物絵のブログに行きたいなら、是非ここへ。

はみむ動物絵さんのブログ です。

ひょうたん作りに挑戦 22 ~収穫・装飾ひょうたんへの道~



庭のひょうたんの1株は、


バケツの水で


命を長らえてきたが、


遂に茎が腐敗して、


水揚げもできなくなり、


やむなくきのう


枯れた株のひょうたんを


3つとも収穫しました。



Totoronの花鳥風月-1


手に持つと


思ったよりもうんと軽く、


きっちりと成熟しているような感じです。







これなら、


これからの装飾ひょうたん作りに


耐えられるかもしれない。





早速開始。




まず、付け根から


ヘタをきっちりとカットします。


Totoronの花鳥風月-2


途中で株が根から切り離されましたので、


肌まで少しやせ気味ですが、


色調から見ると


非常に良さそうです。




ヘタのところから


ドリルで中に小さな穴を開けていきます。


Totoronの花鳥風月-2

最初は細い刃のドリルで、


実に傷を付けないようにゆっくりと開けます。




少しずつ刃の大きさを大きくしていき、


最後に


後から種が取り出せる程度の


これくらいの穴まで広げていきます。




段階的に穴を大きくしていくのは、


炭鉱事故現場でも行われていますが、


周りに余分な圧力を与えて


周囲が崩壊するのを防ぐためで、


安全のための一番の方法です。




Totoronの花鳥風月-4


ドリルは電気ドリル。


電源より直接コードをつないで使います。




このドリルの刃は非常に硬く、


鉄板にも簡単に穴を開けます。




電池式のドリルと違って、


非常に力があり、


ひょうたんなどはお茶の子さいさい。





ご覧の通り、


替え刃もたくさんありますので、


ひょうたんを壊さないように


ゆっくりと開けます。





Totoronの花鳥風月-5


こんな感じで充分ですね。





次に


ひょうたんの中を棒などでつついて、


中の果実を崩し、


外から水を入れる場所を作ります。



Totoronの花鳥風月-6


殻を傷つけないように


慎重に行います。




中に水を入れるのは


中の腐敗を促進するためで、


今の季節だと


涼しくなってきたので


2週間ほどかかるかも知れない。




Totoronの花鳥風月-7

その腐敗を早めるために


中に少し泥を入た方がいいのですが、


口が小さいので


泥水にして流し込みます。





こうすることによって


土壌菌が


中の果実の腐敗を早めてくれます。




早ければ


1週間ほどで腐るかも知れません。





そして


容器にドブ浸け。



Totoronの花鳥風月-8

実の中にたっぷりと水を入れ、


そのまま本体も


水の中に


みんなドブ浸けになるように浸けこみます。




そのため


実際は


この上から重しをかけて


しっかりと沈めます。




そして


きっちりと密閉。





このまま


1~2週間様子を見て、


完全に腐って


皮がボロボロと剥がれ、


中の種が


口から取り出せるようになるのを待ちます。





その時は


地獄のような臭さですが、


ひょうたん作りでは


その工程を


避けて通るわけにはいきません。




ひょうたんの有難味は


この工程があればこそですが、


ご覧になっている皆さん方に


臭いを伝えられないのが


残念です。





シリーズ次回は


その腐敗の途中経過をお伝えします。

作品紹介 11 ~版画・和装妖艶~


年賀状の版画、


年を重ねるごとに


男の本性が出てきます。



なぜこれが、


年賀のめでたさと関係があるのか、というと


全く関係はない。



ただ、


受け取る人の意外性と、


年賀状の中での目立ちたがりがそうさせる。





随分古い作品を


そのまま保管していたので、


紙の変色はご容赦ください。




原版はもちろんあるのだから、


改めて作成すればいいようなものだが、


当時のことを思い出しながら眺めているので、


敢えてこれをアップします。


Totoronの花鳥風月-uma

「和装妖艶」

きものや腕などの細い線もさることながら、これを作成するのに一番苦労したのは

下向きの眉と目と、そして鼻と口。このラインをどのように残すかでずいぶん苦労した。

画像だけに集中しているので、どの作品でも年号と名前等の字は版画の域を出ない。






1990年といえば、


午年だと思われるが、


馬ではなく、


なぜ女性かと言うと、


理由は簡単。


良い馬のデザインができなかったから、である。





ハイセイコーやテンポイントや、


トウショウボーイを題材には出来たろうが、


だれが見ても「馬」では面白くない。




変化を付けた馬のデザインは、


私はデザイナーではないからとうていできない。


それは12年後に譲る。





それなら、


みんなが注目するであろう女性。


それも少々色気のある女性。


だから、こうなった。




私の


この年賀状は


女性にもすべて郵送された。




あるいはひんしゅくを買ったかもしれないが、


そんなことはお構いなし。



全く、


勝手と言えば勝手である。






手前勝手はいよいよ調子に乗って来て、


これから後に登場する女性は、


一枚ずつ服を脱いだ姿になっていく。



私の、


年賀状の友には、


小中学生はいないから、





そんな理由を付けてエスカレートしていく


これからの版画も、


是非ご覧ください。

芸術の秋 ~早稲田散歩 ・ DORADO GALLERY~


ここ二三日、


一気に冷え込んできて


いかにも秋を感じます。




中秋の名月も


そして空の雲も、


高い高いところに居座って、


空は、


どこまでも澄みわたり、


近くで聞こえる虫の音は


種類を問わず


冴え冴えと響きます。




芸術の秋。




その作品を求めて、


早稲田辺りをさまようと、


そこには


ガウディ建築を彷彿とさせる


DORADO GALLERY。





Totoronの花鳥風月-d1



早稲田の杜のほんの近くに、


こんな素晴らしいギャラリー。





学生はもちろん、


外国のお客さんも含めて


鑑賞者が引きも切らない。





ここの一階の画廊で、


私のブログをいつも見に来ていただいている


はみむ動物絵さん(札幌在住の浜田弓さん)の作品が展示されている。





Totoronの花鳥風月-d2


このビルの持ち主は、


いかにも芸術家のオーナーらしく、


この建物を作る時、


建物の使用効率とか、


建築費の問題とか、


そんな浮世の条件は一切付けず、


ただ芸術性を重んじただけで、


それ以外はすべて建築屋任せ。




もちろん


設計士も芸術家。




期待に応えて


こんな素晴らしいビルが完成しました。





そこの一階、


ギャラリーの入口。



Totoronの花鳥風月-d3


あいにくの雨のため、


出入り口のドアは閉めてありましたが、


晴れた日は


きっと


人が入りやすいように


開いたままになっているに違いない。




その中に、


十人以上の芸術家の作品が、


目点になるほど並んでいました。





まみむ動物絵さんの作品も


丁寧に包装し、


手書きの説明がついて展示してありました。




その中から、


私のお気に入りを3点


購入してきました。




一度


はみむ動物絵さんのブログ でも公開されたものですが、


余りにも可愛いので、


改めてご紹介します。



Totoronの花鳥風月-k


ゆっくりと


砂漠を歩くホウシャガメ




君はなぜ、


植物食なのに


そんな半砂漠地帯にすむのですか。




日本に居たら、


いくらでも食べ物はあるのに、


なぜマダガスカルなの。




しかし、


日本に住んでいたら、


とっくの昔に獲りつくされて


滅んでいただろうね。



その判断や良し、である。




この亀、


3cmに満たない大きさですが、


存在感は満点です。







Totoronの花鳥風月-t


緑の大地を悠々と歩く森の王者「 」。





虎の額には


生まれながらに「王大」の縞模様。




草原のライオンと棲み分けています。




この貫録で、わずか3.5cmの大きさ。




それを


本物と同じに見せる


描き手のうまさが光ります。







海に入ると、


こんな愉快な姿を捉えます。



Totoronの花鳥風月-f

何かに驚いて、


あわててお腹を膨らましているフグ



抵抗するすべもなく


上に浮かびあがってしまいますが、


敵が食いつこうにも


大きすぎて


口に入らない。




あきらめて


敵が去った後に普通の魚に戻りますが、


その時はすばしっこく


一気に深みに入ります。




膨れるだけ膨れて


これでも


大きさ5cm。




こんな


不思議の国のアリスのような


小さな世界が


ドラードギャラリーに展開されています。





芸術の秋、


お近くの方は


早稲田の杜の散歩がてら、


ちょっと立ち寄ってご覧になったらいかがでしょうか。






とても素敵なギャラリーと


そして


おとぎの国から来たような


小さな作品のご紹介でした。


作品紹介 10 ~版画・桜花の宴~



年賀状の版画が、


次第に凝ってきます。




難しさも知らず


見た目が先行して


彫りあげるのに四苦八苦するデザインになるのですが、


一年に一度のことであれば


そして、


みんなが喜んでくれる顔を思えば


つい


ちょっとましなものに挑戦してしまいます。






Totoronの花鳥風月-sakura

「桜花の宴」 


花びらの線だけを一枚一枚細く残して他を削り取る作業には苦労しました。途中で、何度

「こんなデザインにするのではなかった」と思ったことか。だから、花びらのラインに雑な感じが

見てとれます。




この頃から


版画に名前を入れるようにしました。







私は、


ブログを始めるにあたり、


なぜみんな自分の名前を隠すのだろうと


不思議でなりませんでした。




然し、


いろいろなブログに接しているうちに、


やはり本人が特定されたらまずい内容や、


名前を隠さなければ言えないようなことがあることに気づき、


なるほど・・・と思ったものでした。






でも、


私のブログには、


そんなことは全くありません。




だから、


ブログを開始してからちょうど半年、


ここら辺りで、


ちらほらと名前が出ても


あえて消しません。




と言うより、


版画の名前のところだけを消すと、


本当の版画にならないので、


敢えてそのままアップします。





これからあと、


妖艶な美女等も登場してきます。




飽きずにまたどうぞお出で下さい。