息抜き面白話 ~珍しい階段の手すり~
もうそろそろ、
スカイツリー見学熱も
覚めて来た頃だろうと、
スカイツリー見学に行ってみたら、
どうしてどうして
12時半に行ったら
16時~16時半の整理券を渡された。
4時間以上もツリーの下で待つわけにもいかず、
その間に
新装なった東京駅を見学し、
それから戻ってくることにしたのだが、
スカイツリーも
東京駅も
一度で紹介することはできないので、
改めて別々に紹介しますが、
今日はその前に、
その途中の珍しい階段の手すりを紹介します。
「波型手すり」
全国的に
駅の手すりは直線的な
ステンレスパイプでできているものだが、
この駅の階段の手すりは、
一段ごとに波打っている。
どこをつかんだらいいのか、
ちょっと迷いそうで、
何かしら掴みにくそうだから
誰もつかんではいないが、
この波型は、
元気な人はさておき、
お年寄りや
体の不自由な人には
とてもやさしくできているのである。
登る時の事をイメージしてみてください。
イメージだけで、
この手すりの良さが分かる人は、
お年寄りや体の不自由な人の気持ちが良く分かる、
思いやりのあるやさしい人です。
一歩一歩、
階段を立ち止まりながら登る人は、
手すりの縦の部分を掴んで、
よいしょと体を引き上げます。
直線的で斜めになった手すりより、
うんと効率的に力が入ります。
下りる時にはもっとありがたい。
下りる時には、
水平になったところに手を当て、
自分の体を支えながらゆっくりと下ります。
可弱い自分の力が、
100%体を支える力になるので、
安心して下りられます。
斜めの手すりだと、
握力が弱いこともあり、
手が前に滑ってしまいそうで、
怖くてなかなか下りられません。
でもこれなら、
そんな心配をする必要はなさそうで、
弱者にはとてもやさしい手すりです。
その代わりと言ってはなんですが、
元気な人には
斜めの直線的な方が良いな、と思う人が何人かいます。
それは
映画なんかで犯人を追いかけている刑事さん。
運動神経の良い人は
斜めの手すりにお尻を置いて、
ヒュ~~ンと滑って
カッコよく追いかけていたのだが、
波型であることに気づかず
ひょいと乗ったが最後、
ボコボコボコボコ・・・・、
・・・・・・・・・何かしら、残酷物語になりそう。
まだいる。
スケボーなどでカッコ付ける目立ちたがり屋。
想像しただけでおかしい。
そんな目立ちたがり屋は、
駄目だと言っても
人知れず挑戦するだろうが、
結果は知れてる。・・・・・・愚か者めが。
もう一人
ちょっとかわいそうな人。
それは
好奇心旺盛な
何の罪もない小さな子供。
直線的な斜めの手すりだったら、
気持ちよく滑られただろうが、
これは跨いでも、
それで終わり。
下に滑っていってはくれない。
悔し紛れに、
小さな拳固で「ゴン!」とやっても、
「痛~い!」となるだけ。
ちなみに、
この手すりは何年も前から
駅長さんのやさしい駅では採用されているのですが、
何しろステンレスの手すりは、
電車でもぶつからない限り壊れないほど
ものすごく頑丈にできているので、
波型の手すりが値段の高いこともあり、
なかなか新しい手すりに取り替えてもらえません。
安全のために
大人が蹴ろうと殴ろうと
ビクともしない
珍しい波型の手すりの話でした。
ジュエルの煌めき ~冬仕度の今こそ充実~
採種のため
花壇に残したジュエルの株。
すでに
混ざりけのない採種も終わって
自由に咲かせていたのだが、
花はまだまだ衰える気配がない。
「ジュエル」
株数が少ないので、
花がまばらにしか咲いていないが、
夏の勢いそのままである。
まさに 「宝石」
見事な色に煌めいて、
決して己の名前を汚さない。
そんなジュエルも、
気温が一気に下がり
15℃くらいになってくると、
株が冬仕度を始める。
ジュエルの冬仕度とは、
まず株の充実。
夏と違って、
一つずつの葉が、
丸々としてつやが出ているのにお気付きだろうか。
そして、
株元に小さな芽が充実してくる。
夏の頃の株は
根からとった養分を
丸ごと花に供給し、
更にそのあとは
種を作るのに全力を使うため、
一つずつの葉は、
ややもすればしおれがちになっていたのだが、
今は違う。
根からとった養分は、
すべて葉に蓄えて力をため、
株元の冬越し用の小さな芽に
エネルギーを押し込める。
そして
見えないところでの活動になるが、
地中では、
夏の間ヒゲ根のように細かった根を、
越年のために
あたかもゴボウかニンジンのように、
太らせてくる。
地表部の株元の芽の充実と
越年のための根の充実を
同時進行で行っているので、
株がつやつやと
いかにも元気な様子である。
長く伸びた枝は、
冬の寒さにいずれ枯れてしまうが、
株元の小さな芽は、
今から地面に張り付くようにして生長を止め、
じっと冬の寒さに耐え抜く。
そして春になると、
地中で太くなった根の力を借りて、
一気に成長を始めるので、
越年した株は
1株で30cm四方を覆うほどの大株になる。
普通の松葉ボタンは一年草でしかないが、
このジュエルは、
30年も我が家に居る間に、
いつの間にか宿根草にまで進化してきた。
まさに宝石、
恐るべき血統である。
紅の剣士「コリウス」 ~こんなに大きくなりました~
どこから来たのか、
我が家のプランターで
小さな芽を出した
コリウスの話を
「突然の来訪者・コリウス ~金襴錦の豆剣士~」 で書いた。
コリウスの名前の由来は、
花の形が刀の鞘に似ているためで、
故に来訪者豆剣士と表現したが、
あれから40日が経ち、
その豆剣士も
大きく育った。
来た時は
こんな小さな姿。
本葉が4枚しかなく、
高さというほどのものは
まだない。
でも、
しっかりと奇麗な血筋は受け継いでいる。
種が
ゴマ粒よりも小さいので、
家庭で実生から育てることは少ないが、
珍しく
こぼれ種から出て来たものなので、
このあとしばらくして
大きな鉢に移植してやったら、
ご覧の通りの
立派な青年剣士に育った。
日本では
一年草として扱われるが、
原産地では宿根草だということなので、
来年に期待して、
大きめの鉢に植え、
冬は部屋に取り込んでみることにした。
苗は
園芸店で100円前後で買える安価なものだが、
このコリウスは
なんと言っても突然の来訪者なので、
粗末には扱えない。
冬は部屋の中で過ごしてもらって、
来年の春を楽しみにしよう。
一体どのような姿になるものか。
葉の付け根には、
たくさんの脇芽がついているので、
きっと大きく茂ってくれることだろう。
大人のシジュウカラ ~水をはじく玉の肌~
この時期になると、
小鳥たちも子育てから解放され、
一日を
生きるために必要な
最低限の餌さえ見つければ
それで充分な生活を送っているからだろう、
我が家の庭に顔を見せるのも、
うんと少なくなってくる。
でも、
水浴びの時だけは、
水が奇麗な水であることを確認したら、
どこからともなくやってきて、
おもむろに飛び込む。
メジロはいつでも、
夫婦2匹で行動しているが、
シジュウカラは、
子育てが終わると、
余りそれにはこだわらない。
単独行動も平気である。
秋とはいえ、
日中はまだまだ暖かな日々が続く。
久しぶりに
シジュウカラの水浴びをご覧ください。
これは、
多分今年巣立ったシジュウカラではなく、
子育てを何回か経験したことのある
大人のシジュウカラ。
水の中で、
どんなに浴びても
羽が全く濡れない。
相当に羽繕いが行きわたっている。
きっとフェザーの1枚1枚に
脂粉が、
薄く奇麗に塗りこめられているものと思われる。
このようなシジュウカラの水浴びは、
だからフェザーの下のダウンを洗ったり、
フェザーの脂粉の
余分なものを洗いおとしたりしているにすぎない。
スズメと違って、
羽繕いが完璧。
どんなに浴びても
澄ましたものである。
いかにも、
大人のシジュウカラを感じさせる。
何度浴びても同じなのだが、
何度も何度も
同じように良く浴びる。
今の時期、
水の上に、
時々フェザーが浮いているのを
目にすることがある。
あるいは
夏の羽毛から、
冬用の羽毛に生え換わっていて、
体がむずがゆくて
水浴びをしているのかもしれない。
こんな感じで羽毛を立てる水浴びは
春先にも見ることができる。
きっと、
夏毛から冬毛、
冬毛から夏毛に生え換わる時、
このような姿を見せるのだろう。
春の営巣場所の確認も
すでに終わっているのだろうが、
どこをねぐらにしているのやら、
巣箱は時々覗くだけである。
もうすぐ冬。
準備万端整えて、
また春になったら、
我が家の巣箱でいつものように
子育てをしてほしいものだ。
バラ・カクテルの変身 ~ラブ&ピース、スーパースター最後の花~
蝉の声が
瞬く間に静かになり、
夜になると、
虫の音が
闇の静寂の中に
染みいるように響く季節。
バラの花たちが
きっと今年の最後になる花を付けて、
存在をアピールする。
昨年に続いて
またも見事な変身を見せたのは
「カクテル」
花びらが白抜きになってきている。
昨年も
今頃このような
桜の花びらみたいな花を咲かせ、
ひょっとしたら枝変わりかと
楽しみに今年の花を待ったのだが、
いつものような花を咲かせ、
ホッとしたようながっかりしたような。
また
同じ芸を見せてくれた。
本来なら、
こんな情熱的な花。
ハート型の花びらを
真っ赤に燃え上がらせて咲く、
恋の花。
これは5月の花。
冬を迎えて、
枝の先に咲く白っぽい花は、
何かしらさびしそう。
人には伺いしれない
失恋の痛手を負っているのかもしれない。
それでもなお、
最後の命を輝かせる。
カクテルだけではない。
こちらは
「ラブアンドピース」
11:10。
こちらはその6時間後。
17:10。
金色の中心部まで朱に染めて、
一日で少女から大人の女に変身する。
「クリスチャンディオール」
こんな蕾の時から、
額をそりかえして、
いかにもつんとしている態度。
小さくても貴婦人。
「スーパースター」
私にとっては命の花。
病に倒れ、
大手術の後巡り合った花だったが、
その後
三十数年を経て
終の棲家にした武蔵野のある公園で、
ばったりと再開した花。
切り花にした一枝を頂いてきて、
挿し木で我が家に定着してくれた。
いろいろと
思い入れのあるバラたちも、
いよいよ最後の花を咲かせて、
そのあと
しばらくの眠りに入る。
今年もありがとう。























