大人のシジュウカラ ~水をはじく玉の肌~
この時期になると、
小鳥たちも子育てから解放され、
一日を
生きるために必要な
最低限の餌さえ見つければ
それで充分な生活を送っているからだろう、
我が家の庭に顔を見せるのも、
うんと少なくなってくる。
でも、
水浴びの時だけは、
水が奇麗な水であることを確認したら、
どこからともなくやってきて、
おもむろに飛び込む。
メジロはいつでも、
夫婦2匹で行動しているが、
シジュウカラは、
子育てが終わると、
余りそれにはこだわらない。
単独行動も平気である。
秋とはいえ、
日中はまだまだ暖かな日々が続く。
久しぶりに
シジュウカラの水浴びをご覧ください。
これは、
多分今年巣立ったシジュウカラではなく、
子育てを何回か経験したことのある
大人のシジュウカラ。
水の中で、
どんなに浴びても
羽が全く濡れない。
相当に羽繕いが行きわたっている。
きっとフェザーの1枚1枚に
脂粉が、
薄く奇麗に塗りこめられているものと思われる。
このようなシジュウカラの水浴びは、
だからフェザーの下のダウンを洗ったり、
フェザーの脂粉の
余分なものを洗いおとしたりしているにすぎない。
スズメと違って、
羽繕いが完璧。
どんなに浴びても
澄ましたものである。
いかにも、
大人のシジュウカラを感じさせる。
何度浴びても同じなのだが、
何度も何度も
同じように良く浴びる。
今の時期、
水の上に、
時々フェザーが浮いているのを
目にすることがある。
あるいは
夏の羽毛から、
冬用の羽毛に生え換わっていて、
体がむずがゆくて
水浴びをしているのかもしれない。
こんな感じで羽毛を立てる水浴びは
春先にも見ることができる。
きっと、
夏毛から冬毛、
冬毛から夏毛に生え換わる時、
このような姿を見せるのだろう。
春の営巣場所の確認も
すでに終わっているのだろうが、
どこをねぐらにしているのやら、
巣箱は時々覗くだけである。
もうすぐ冬。
準備万端整えて、
また春になったら、
我が家の巣箱でいつものように
子育てをしてほしいものだ。





