奥多摩・高水三山を歩く 3/3 ~最後の惣岳山を経て御嶽駅へ~
奥多摩・高水三山を歩く 1/3 ~まずは軍畑から高水山へ~」 と
奥多摩・高水三山を歩く 2/3 ~二つ目の山岩茸石山へ~」 から
続きます
前の号で、
岩茸石山の
最後の登りが
直登の急坂だったと書いた。
独立した山で
登りが急坂ならば、
当然のことのように
下りも急坂。
石や木に
摑まりながら
落ちないようにゆっくりと
尾根の最下部まで降りて、
最後の山
惣岳山(756m) に向かう。
尾根道を
どこまでも
杉木立が続き、
時々
その木々の間を抜けて
下から吹き上がってくる
突風がすさまじい。
ここは、
木々があるから体を持っては行かれないが、
連休の間に
北アルプスなどで
滑落死した多くの人々は、
あるいはこんな強烈な風に
足元をすくわれて、
崖を滑り落ちたのかもしれない。
だからといって、
突風を予測しながら
まさかの時のために
尾根を四つん這いで這って歩くわけにもいくまい。
雨や雪や
寒さに対する備えはあっても、
歩いている時に
思いもしない強風に吹かれたら、
二本足の人の体勢は
容易に崩れる。
山は
それほど怖いところである。
でも、
高水三山は
アルプスの山々に比べると
まだ人にやさしい。
それでも
充分用心しながら、
歩を進めると、
なだらかな道になる。
中国地方の山々を
全部登りつくしたという
チームの中の紅一点Fさんは
男どもを後ろに従え、
堂々の先頭で歩く。
そしてついに
3つ目の山
惣岳山(756m)の頂にたどり着いた。
岩茸石山から
1.5kmの行程。
全員無事集合。
高水三山の
最後の山で
いただきの景観を期待したのだが、
山頂には青渭神社の社があり、
岩茸石山のように
頂きの木をみんな切り倒して、
景観を良くすれば
その社が
余りにもまともに
風雨にさらされかねないので、
周りの木々が
優しく社を包んでいる形になっており、
頂きの景観がないのが
欠点といえば欠点。
そんな山には、
登山者は決して長居はしない。
惣岳山の頂きを示す木杭には、
山の名前の下に、
黒い字で760mと記されているが、
これは
白字で書いた惣岳山の筆跡と違うため、
きっと後から
登山者の誰かが
書き足したものと思われる。
正確には
標高756m。
ここから
麓の御岳駅まで
残すところ
3.3km。
今度は
下り坂が延々と続く。
疲れた足には
その下りが一番つらいが、
高水三山は小中学校のハイキングコースと言われれば、
富士山に
3度登っている私としては、
泣き言は言えない。
ゆっくりゆっくり降りていき、
約1時間ほどで
御岳駅に到着。
御岳駅とは
正確には
御嶽驛 と書くらしい。
午前10時に
軍畑駅をスタートして、
高水三山を踏破し
御嶽駅に着いたのは
午後3時。
途中に
昼食時間と
それぞれの山での小休止と
そして
途中での足休めを入れて、
ちょうど5時間のハイキングは
心地よい疲れを感じた程度で
みんな無事に終わりを告げた。
帰ってからの
今日のビールは
きっとうまいぞ。
3篇に亘る
高水三山の
山歩きレポートは
これで終わりです。
長くてくどい文章に
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
感謝!
奥多摩・高水三山を歩く 2/3 ~二つ目の山岩茸石山へ~
「奥多摩・高水三山を歩く 1/3 ~まずは軍畑から高水山へ~」 からの
続きです。
高水山山頂で一休みした後、
すぐに次の山
岩茸石山 (793m) に向かいます。
このような雰囲気の山道は
何とも心地よい。
杉の木が
日陰を作ってくれているので、
暑さがしのげて
気持ちよく歩けます。
杉の木を支えに
ちょっと立ち止まる姿にも
ベテランの味が出ます。
カメラを向けると
指でV字を作り
顔の前でピースをすることしか知らない
今頃の若者には、
ちょっとまねのできない格好。
杉林の中を
一歩一歩と進みます。
こんな歌が
脳裏をかすめる。
♪
箱根の山は、天下の嶮(けん)
函谷關(かんこくかん)も ものならず
萬丈(ばんじょう)の山、千仞(せんじん)の谷
前に聳(そび)え、後方(しりへ)にさそふ
雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす
昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木
羊腸(ようちょう)の小徑(しょうけい)は苔(こけ)滑らか
♪
昼なお暗き杉林を抜けて
もうすぐ頂上というところには、
最後の難関
直登の急坂が待ち受けています。
距離にすると
ものの200mほどの登りでしょうが
ゆっくりと一歩ずつ登ると
15分や20分はかかる。
みんなスポーツジムの仲間で、
全員が水泳をやっているので、
こんな言葉の一つも出てきます。
「ここに水があってプールみたいになっていたら、
200mの距離などは2分で行くのにな~」
山の上で
とんでもない想像を働かせます。
男子の中では
一番若い私が、
その急坂を一気駆けして
先に頂上に着き、
記念撮影。
切り株にカメラを置き、
タイマーをかけて自動シャッターを使ったら、
頭が半分かけてしまった。
これじゃ筆者は
まるで脳無し(能無し)。
最高地点のポール。
岩茸石山 (793m)。
全員揃ったところで
もう一枚記念撮影。
ここは
測量用の
三角点のあるところ。
頂上部とはちょっとずれています。
三角点とは
三角測量などで位置を決めた地表の基準点のことで、
そこには四角い石柱が埋めてあり、
その上部に
十字が深く彫り込んでありますが
四角い石柱だからといって
決して四角点とは言いません。
岩茸石山の頂上で
ゆっくりと昼食をとります。
私が
この山頂に一番乗りしたのは、
早くお昼を食べたかったからで、
ただそれだけの
単純な思考の結果。
コンビニなどで売っている
イクラや鮭のかけらが
真ん中にちょこっと入ったおにぎりではなく、
イクラをたっぷりと入れた
自家製おにぎりがうまかった~!
頂上からの眺望をご覧ください。(パノラマ撮影)
山頂に
このような眺望があると、
みんなが登りたがります。
高い山では富士山が一番。
何も遮るものがない
360度の絶景。
低い山では高尾山が人気。
そこから見る富士山が綺麗です。
しかし近頃、
高尾山にはマナーの悪い登山者が多くなって
不評です。
ロープウェイなどで
余りにも簡単に登れるので、
犬を連れた登山者が多く、
人が多いので
糞は人前ではかたずけるが、
それを自分の家まで持ち帰る人は少なく、
途中のごみ箱や
人目のない時に
藪の中にポイ。
尿は
させっぱなしで
ペットボトルの水をちょっとかけて
それで洗っているつもりになっている飼い主。
そんな人は、
人が立ちションをしても
水を流して洗えばいいとでも思っているのだろうか。
それくらいで
犬の尿が洗い流されているわけではないのだが、
分かっているのにそれで済ませるのだから、
たちが悪い。
かわいい犬と連れだって
自分さえ楽しければ
他人のことは知らない、という考え方は
我利我利亡者の利己主義者。
恥ずかしいと思わなければいけない。
一日100匹が登って
その100匹が糞尿をしたら、
10日で1,000匹分の糞尿が
垂れ流し。
高尾山が
犬のトイレ臭くなるのも
そう遠くない。
どんなにかわいくても、
犬は山に連れて行くべきではない、と
私は思う。
話がずいぶんそれましたが、
この後は
最後の山
惣岳山を目指します。
でも、
長くなるので、
それはまた次回。
奥多摩・高水三山を歩く 1/3 ~まずは軍畑から高水山へ~
先日、
スポーツジムに通う仲間5人(男子4人、女子1人)で、
奥多摩・高水三山のハイキングに出かけた。
高水三山とは
高水山 (759m)
岩茸石山 (793m)
惣岳山 (756m) を言う。
歩くコースは
下記の通り。
青梅市役所商工観光課作成
奥多摩を
何十回も歩いている幹事が言うには、
「小中学校のハイキングコースだから歩きやすいですよ。」
そんな言葉に
まんまと騙されて出かけたハイキング。
まずはスタート地点の
軍畑駅で写真撮影。
「軍畑」と書いて
「いくさばた」と読みます。
写真右が筆者
連れの2人は山登りに備えてお手洗い。
綺麗な山を
人が汚してはいけない。
「来た時よりも美しく」が鉄則。
登山口まで
30分ほど一般道を歩きますが、
途中に
こんなにきれいな
藤の花。
藤色ではなくピンク色。
思わず足が止まります。
ピンクの藤の花に、
彼女の
ピンクの服装が良く似合います。
男性陣はこちら。
指でさしているところには、
手作りの小さな木札。
「紅藤」と書いてあります。
近所の人が
この藤の花の
手入れをしていることが分かります。
付近の住民のやさしさが伝わる
ピンクの藤の花。
登山道に入ると
やさしさではなく、
怖さが伝わる看板。
26日といえば、
つい10日ほど前のこと。
熊に遭遇する可能性があるなんて
考えてもいなかったのだが、
メンバーの中の
登山に精通した二人は
ちゃんとリュックに
熊除けの鈴を入れていたので、
リュックにぶら下げてもらった。
5合目あたりの
開けたところで記念撮影。
高水山山頂まで
あと1.1km。
岩茸石山山頂までは
2.3km。
高水山山頂手前にある
常福院不動堂
みんなリュックから
小銭を取出し、
願い事。
願うことは決まっています。
「全員無事に三山に登り、下山できますように・・・。」
そして、
まずは高水山頂(759m)に
無事到着。
たまたまそこに
1人でハイキング中の人がいたので、
全員そろった写真を
撮ってもらいました。
メンバーの概略を記します。
驚くなかれ、
最年長は
前列左のM氏80歳。
65歳から一念発起して富士登山を始め、
昨年まで連続14回登頂。
今年も山開きの7月1日に登山予定で
15回目の挑戦。
元気なことこの上ない。
そのような人が仲間にいると
大いに励みになる。
前列右のS氏は74歳。
毎年いろいろな山を登って
日本百名山を
全て踏破した人。
水泳・体操・登山・スキー
何でもござれの人である。
後列左のA氏は70歳。
心臓に病を抱えながら、
水泳でも体操でも山登りでも、
上手に体に問いかけながらコントロール。
自分だけではなく
他人をコントロールするのもうまいから、
何をするにも幹事役。
前列中央の女性Fさんは
仲間なれど年齢を聞けず
不詳。
広島在住の時には
大山や恐羅漢山など
中国山脈の山々はほとんど踏破している
登山大好き人間。
一番の若手ではあるが、
男の中に入って
なんの遅れもとらない人。
富士山はまだ
登ったことがないので
是非登りたいと
幹事にせっせとけしかけ中。
後列右は筆者。
海育ちなので
水泳は大好き。
山登りも大好きで
富士山は3回登頂。
そのうちの1回は
名古屋から
日帰り登山を強行。
今頃は決して推奨できないが、
若さと体力があったころの話。
西日本各地を
転々として、
広島在住のころは
冬になると中国山地の
あらゆるスキー場に
毎週毎週滑りに行ったほどの
スキー好きでもあります。
山歩きは
久しぶり。
どこまで持つやら
少々不安ではありますが、
続きは次のブログで。
長生き胡蝶蘭 ~数年から十数年頑張って花~
胡蝶蘭は、
多分
よくよく好きな人でないと
自分で買い求めることはないと思う。
だから、
ほとんどが貰い物。
貰い物は、
ややもすると
粗末に扱われる。
だから胡蝶蘭は、
いつだって枯れる運命にある
正確には
枯らされる運命にある。
その胡蝶蘭が
我が家では、
数年から十数年も生き延びている。
5年前に購入した。
小さなかわいい胡蝶蘭。
ラベルには、
沖縄・糸満市の
NAKAZATO ENGEI とある。
買い求めた時には
一輪だけの花だったが、
近頃は
2輪も咲くようになった。
同じ胡蝶蘭でも、
花のデザインが素晴らしい。
植えてある鉢の大きさが
高さ10cm程度ですから、
株の大きさ(小ささ)が分かろうというもの。
こちらも同じ時に求めた
小さな胡蝶蘭。
5年間、
新しい葉を出しては花を咲かせる
か弱そうで力強い株。
花のデザインが美しい。
何万円もする胡蝶蘭が、
企業から企業へ
お祝いごとで送られるけれども、
そのほとんどが、
花が終わったら枯れる運命。
園芸農家も
罪なものを金儲けのためとはいえ
よくも毎年毎年作ることよ。
少しだけ大きな胡蝶蘭を
ご覧ください。
これは我が家で
もう十数年も元気に生きて、
毎年花を咲かせてくれている胡蝶蘭。
花はごく普通の
白色。
我が家の環境に
上手に合わせたのか、
毎年この程度の花を咲かせます。
十数年も生きていると、
生きざまも激しい。
根が、
勝手に上に伸びてきて、
鉢の中に納まろうなどとはしません。
気根が多くなって、
少々水を与えなくても、
野生の蘭のように
生命力が旺盛です。
みんなを一か所に集合。
小さな胡蝶蘭の集合ですが、
我が家には
こんな鉢が5鉢も命を長らえて、
毎年綺麗な花を咲かせてくれます。
命あるもの、
ちょっと気遣ってやれば
思った以上に長生きするものです。
皆さんも、
周りの命あるものに
ちょっとだけでもいいですから、
気を使ってやってくださいね。
そうしたら、
その命は
きっとあなたのために
いずれ花を咲かせてくれるでしょう。
それは
人でも同じです。
ドラゴンロード ~ワンポイントの赤~
緑の美しい季節、
我が家のドラゴンロード(青龍の道)も、
その名の通りの色合いを帯びてきました。
通学路になっている
通りから見た様子です。
ドラゴンロードの芝が芽吹いてきて、
まさに
青龍の道になってきました。
青ではなく、
緑だろう、といような
無粋なことは言わない。
いまさら言うまでもなく、
青は緑と同意語です。
青松葉、
青い山脈、
青葉若葉の萌える初夏、
日本語の表現は
美しいですね。
緑の黒髪 に至っては、
緑が黒を強調しているのですから、
不思議です。
そのドラゴンロードに
紅一点。
特別席に一鉢だけ。
大きな花ですので、
通りからもよく見えます。
道を通る人の足が止まります。
縁取りの
ヨクサクスミレも花数が多くなって、
縁取りではなく
花壇のメインになりそうです。
一重大輪の松葉ボタン
ジュエルの花も咲き始めましたが、
まだ数えるほどしか咲いていないので、
登場はもう少し後。
花も緑も
みんな美しい季節になってきました。
高い木の上からは
縄張りを出張するシジュウカラの
オスの鳴き声が
天から降って来るように聞こえてきます。
巣箱では
もうすぐヒナが孵るはずです。
いろいろなものの
命が溢れる季節です。






























