入間航空祭2014 付録 ~空に絵を描く~
ブルーインパルス
3機登場。
青空の中で
それぞれの持ち場に散ります。
そして2機が
ある地点から
飛行雲を出して
曲線を描きます。
ぐるーっと回って
ハート型ができますが、
風が強かったために
最初の線が乱れ始めてしまいました。
3機目が
そのハートの真ん中に
直線の矢を描きます。
余りにも大きすぎて
カメラの視界に入りきらず、
見にくいですが、
ご存知
「バーティカル・キューピッド」。
風がなければ、
真っ青な空に
矢が刺さったハートが
くっきりと残るはずですが、
天気だけは
ブルーインパルスでも
どうにもならない。
今度は6機で
青空に曲線。
まーるい円が
見事に空に描かれます。
名前があるのでしょうが
私は知りません。
中心の丸い円の外側に
5つの円。
ひまわりや
桜などの
花模様なのかもしれません。
今度は
直線で飛ぶ僚機の周りを
グルグルとロールしながら
曲線で囲みます
2回、3回と周りながら、
観衆の頭上に。
「コーク・スクリュー」。
外側を回る飛行機の操縦士は
常に僚機を
自分の頭上に見ながら
ロールしており、
速さも
直線で飛ぶ機より
倍近く出さなければ
僚機と同じ位置を保てません。
相当な技術が要求される業です。
最後の弧を描いたら、
観客の上空で僚機と合流。
見ている人々から、
「すご~~い!」という歓声とともに
拍手がわきます。
1機が
背面飛行で
観客の前を通過。
そのあと
一気に急上昇。
そして急降下。
地上すれすれで
水平飛行に移り、
観客の前で
機体を縦にして直線飛行。
「ナイフエッジ」。
こちらは
機体の下側(腹部)を見せての
ナイフエッジ。
こちらが
背面を見せての
ナイフエッジ。
一見簡単なようですが、
この構えで
重力に逆らうのは
相当な技術が要ります。
飛行機は、
水平飛行でも
背面飛行でも
主翼で生まれる揚力によって
水平飛行を保ちますが、
縦になって飛ぶと
どんなにスピードが出ていても
重力には逆らえず
どうしても機体が下の方に落ちようとします。
それを
落とさないで地上と並行を保つためには、
尾翼によって
縦のまま上昇しようとする力を発生させ、
その力と重力を
綺麗にバランスをとってこそ
このような飛行ができます。
それを
さりげなくやってくれるのが、
ブルーインパルスのすごいところ。
水平飛行と
背面飛行の
ランデブー。
水平飛行と
背面飛行の
すれ違い。
瞬間的にすれ違いますので
目測を誤れば
接触が起きても不思議ではない
怖い怖い技術です。
何といっても、
この低さで飛行機が接触して
墜落したら、
パイロットは
とても飛び出す余裕などありません。
単機で
青空の中に一気駆け。
何秒もかからずに
高高度に達して、
上空でUターン。
今度は
まっさかさまに落ちてきます。
見ていてひやひやするような飛行を
本当にきれいに見せてくれる
ブルーインパルスは
日本でえりすぐられた
トップパイロットが集まる
曲技飛行集団。
これからも
頑張ってほしいものです。
ほとぼりがさめやらぬ頃
人々より少し早目に
帰路につきましたが、
それでもこの混雑。
西武の駅は
ホームに入りきらずに
順番待ち。
臨時列車で
せっせと運びますが、
何といっても
25万人が来ていますので
簡単にはいきません。
だけど、
賑やかであればこその
ブルーインパルスの曲技飛行。
少しは
雰囲気を味わっていただけましたでしょうか。
長い長いブログに
お付き合いいただき、
ありがとうございました。
入間航空祭2014 5/5 ~5機の編隊飛行~
前回は
4機で行う編隊飛行
「ダイヤモンド」について書きました。
今日は
5機の編隊飛行を
ご覧ください。
観客の頭上を
飛行雲を引きながら、
5機編隊が
通過していきます。
飛行隊形 「デルタ」
この時には
デルタの隊形も
端と端が300m位と広いですが、
上昇にしたがって
間隔を縮めて行きます。
デルタを保ったまま
急上昇。
青空の中に
吸い込まれていくような感じです。
飛行機が
豆粒ほどにしか見えない
高所で
全機反転して
降下に移ります。
急降下。
このあと
全体の幅は
約60mほどに縮まります。
ただひたすら
まっさかさま。
随分以前に
芸能界の男性が、
曲技飛行に体験搭乗した時のことを
TVで見たことがありますが、
上昇するときには
体験したことのないG(重力)に
驚いていただけでしたが、
急降下に移った途端に、
解説の言葉など一言も発することなく、
ただひたすら、
「うわあ~~~あ~~っ!!」という
大きな悲鳴だけで終わりました。
降りてきた時には
もう立てないほどの恐怖を示していましたが、
ひょっとしたら、
下半身が濡れていたかもしれない。
同じ5機編隊ですが、
これは
「トレイル」。
隊長機の
後方少し下の方に
2番機が控え、
さらにその後方下に
3番機と続きます。
そのトレイルの隊形が
乱れました。
そして、
それぞれの機が
次の自分の位置へ
瞬く間に移動します。
飛行隊形が
トレイルから
あっという間に
デルタに変更。
観客の
「すご~~い!」という歓声を後に
編隊のまま
右へ大きくロール。
はるか遠くで、
進行方向を右にとって
縦になったデルタ飛行のまま
滑走路の端へ飛んでいきます。
機体が
太陽の光を受けて
銀色に輝きます。
さらに滑走路の向こう側でターンして
もう一度観客の前に
戻ってきてくれました。
この時には、
機体間の距離も縮まって
見事なデルタを見せてくれました。
今回のブログで
入間航空祭2014を
終了するつもりでしたが、
もう少し見て頂きたい飛行がありますので、
「おまけ」編として
アップしたいと思います。
よろしかったら
またおいでください。
入間航空祭2014 4/5 ~ブルーインパルス登場!~
いよいよ
「ブルーインパルス」 の登場です。
ブルーインパルスは、
地上展示の機体が
離陸のために動き始めた時から、
滑走路上ですぐに
4機で
ダイヤモンドの編隊を組みます。
その編隊のまま離陸。
「ダイヤモンド・テイクオフ」 と言います。
飛行隊形 「ダイヤモンド」
離陸して
一旦基地から遠ざかりますが、
そのままの形で
観客の頭上に戻ってきてくれます。
ダイヤモンド隊形でも
編隊の間隔設定は数パターンありますが、
少なくとも
編隊の中では
このダイヤモンドが
一番難しいといっても
過言ではない。
隊長機と
各機の息が合わなければ、
とても飛べない編隊です。
なんといっても、
場合によっては
翼と翼の間隔が
1mにも満たないくらいに
接近した隊形を作ることもある。
これだけ高速で飛ぶ飛行機が
翼を振ると触れそうなくらいに
接近して飛ぶのですから、
命がけの飛行ですが、
さすがは日本を代表するパイロットの集まりで
ブルーインパルスは
それをいとも簡単にこなします。
ダイヤモンドの隊形のまま、
群衆の頭上に迫ります。
写真では
爆音が聞こえませんが
実際には
大きな爆音とともに接近してきますので、
迫力満点です。
その美しい飛行に、
思わず歓声が上がり
拍手がわきます。
パイロットには聞こえなくても
拍手したくなる気持ちは
よくわかります。
編隊飛行の美しさは
爆音を聞きながら見ている人でなければ
分からないかもしれません。
一旦頭上を通り過ぎた編隊が
再び頭上に戻ってきて、
ダイヤモンドを維持したまま、
今度は一気に上昇。
見る見るうちに
高高度の
はるかかなたの空の上に
駆けあがっていきます。
真っ青な空に
飛行雲が実に美しく映えます。
機体が
豆粒ほどにしか見えない
はるかに高い上空で、
背面になって急旋回。
一気に下降に入ります。
まっさかさまに落ちるのですから、
パイロットにしてみれば
大地がぐんぐん迫ってきて
とても恐怖を感じそうですが、
訓練で鍛えられたパイロットは、
それもこれも
いとも簡単にこなします。
観客は
そんなパイロットの気持ちを想像しながら、
見ていますので、
地上すれすれで水平飛行に移ったときには、
また思わず拍手がわきます。
ダイヤモンド編隊で会場に進入し、
4機全機が180度ロール(回転)して
背面飛行で行う編隊飛行、
「フォー・シップ・インバート」
背面飛行では
操縦桿の操作が逆になるため、
高度な操縦テクニックを必要とします。
背面のまま、
観客の前を通り過ぎます。
人々から、
「うわ~~っ!」という歓声が上がります。
ブルーインパルスの曲芸飛行は、
この後
まだまだ続きますが、
長くなるので
その模様は次回に。
よろしかったら
またおいでください。
入間航空祭2014 3/5 ~ヘリコプターいろいろ~
今回は、
いろいろな
地上展示のヘリコプターをご覧ください。
AH-1S 対戦車ヘリ
通称
「コブラ」。
対地攻撃用ヘリで、
戦車攻撃用に特化してあります。
特化とは、
機首に20mm機関砲を装備。
胴体左右にTOW対戦車ミサイルと
70mmロケット弾発射筒を搭載。
前方からの被弾面積を小さくするため、
正面から見ると極端に細いシルエットを持っています。
後継機に
さらに強力なミサイル等を搭載した
空飛ぶ戦車といわれる
「AH-64(アパッチ)」がいるが、
いずれ日本のすべての基地に
配備されると思います。
OH-1 観測ヘリコプター
通称
「ニンジャ」。
公的には
観測機と言われているが、
本来の務めは
忍者の名の通り、
偵察機。
日本領土に侵攻上陸した敵を
低空から偵察し、
地上攻撃部隊や戦闘ヘリコプター部隊に
最新の情報を提供、
戦術を支援する機体である。
このため、
敵に気づかれないよう極低空を
高速で飛行する隠密性と速力、
敵に気づかれて攻撃された場合でも、
情報を完全に伝えるために
高い防御性能を持っている。
UH-1 多用途ヘリコプター。
通称
「ヒューイ」。
少し古い機種で
ベトナム戦争当時活躍したヘリだが、
日本の自衛隊では
いまだに現役。
人員や兵器など
輸送が主な任務だが、
少しだけは
攻撃性能もあり、
多用途ヘリとよばれる。
日本では
戦地投入がないため、
こんな古いヘリでも
災害支援はできるため
ないよりましか、程度。
しかし
後継機の
「ブラックホーク」に
置き換えが進んでいる。
OH-6 偵察ヘリコプター
「カイユース」。
アパッチなどと同じく、
アメリカ先住民「カイユース族」からの命名。
通称
「フライングエッグ(空飛ぶ卵)」。
小型軽量で
高い整備性と卓越した飛行性能、
優れた信頼性と安全性を備えており、
これらにより、
運動性能の向上、
低い被発見率、
低被弾性、
空輸の簡素化を実現している。
SH-60K 哨戒機
通称
「シーホーク」。
哨戒機というのは、
一般的には
対潜哨戒機のことで、
上空から、
いち早く潜水艦を察知し、
攻撃することのできるヘリである。
潜水艦相手だから、
当然海上自衛隊所属。
今日は
入間航空自衛隊の航空祭のために
飛んできてくれました。
SH-60Kは
国産97式短魚雷、
対潜爆弾、
AGM-114MヘルファイヤーⅡ空対艦ミサイル、
警戒監視用に
74式機関銃を携行できる性能を持っている。
特に目につくのは、
高性能メインローターシステム。
メインローターブレードが
新開発の特殊な形状に変更されている。(赤丸内)
このような形状は
流体力学的には
利点もあろうが
欠点も出てくる。
さらなる開発が待たれる。
UH-60J 救難ヘリコプター。
通称
「ブラックホーク」。
入間基地の最初のブログで、
救助活動を見せてくれたヘリ。
災害時だけではなく、
どんな時でもこのヘリは
出動してくる。
ヒューイの後継機。
救援機として特化されているが、
多用途ヘリコプターでは
ブラックホークが最先端を行く。
航空自衛隊だけではなく
海上自衛隊、
陸上自衛隊にも配備され、
各地で
100機以上が活躍中である。
以上
今日は地上展示の
いろいろなヘリのご紹介でした。
いよいよ
ブルーインパルスに迫ります。
入間航空祭2014 2/5 ~C-1中型輸送機編隊飛行~
C-1 中型輸送機 編隊飛行
5機の山型飛行。
飛行隊形 「デルタ」。
3機の編隊飛行。
飛行隊形 「レフト・エシュロン」。
レフト・エシュロンとは
言葉の通り、
先頭の隊長機から
左側に繋がって編隊を組んでいるもので、
右側に繋がって編隊を組むと
「ライト・エシュロン」と言います。
そのままの形で、
右旋回を開始します。
当然
先頭の隊長機と
2番機、3番機とは
旋回距離が違いますので、
隊形を崩さずに回るためには、
後続機が
スピードの調整をしなければなりません。
観客は
編隊を組んだまま旋回するのを、
当たり前みたいに見ていますが、
それを当たり前みたいに見せるためには、
意気の合った操縦技術が必要です。
いつもなら、
このC-1輸送機の
お腹が開き、
陸上自衛隊降下部隊が
パラシュート降下を見せてくれるのですが、
今日はあいにく
風が強かったために
中止になり、
飛行のみとなりました。
輸送機なのに、
このような急旋回を見せてくれます。
60度以上の傾斜で
旋回していますので、
本来なら、
中の荷物も隊員も
下になった方に
ゴロゴロ転がり落ちるような気がしますが、
遠心力がかかっているので
心配はいりません。
陸上自衛隊の
パラシュート降下部隊の
名誉のために言っておきますが、
本当のパラシュート降下は
この程度の風が吹いているからといって、
中止になるものではありません。
いかなる状態の時でも
確実に降下する、
そんな訓練を積んでいるのですが、
今日は
何しろ観客が25万人も来ており、
風に流されて
パラシュート部隊が
その観客の中に降下してきて、
観客に怪我でも負わせようものなら
何を言われるかわからないので、
きっと中止したのだろうと思います。
青空に
輸送機の模様が映えます。
飛行を終えて、
次々と滑走路に着陸し、
観客の前に姿を現したら、
みんな大喜びでカメラを向けます。
操縦士に
手を振る人たちもたくさんいて、
それに応えて操縦士も
観客に向かって手を振ってくれます。
本当は、
編隊が真上を通り過ぎる時に
客は
「すご~~い!」と感激しているのですが、
何しろ
空の上と地上とでは
意思の疎通ができません。
だから、
遅ればせながら
降りてきてからの気持ちの表現で
手を振って感謝とうれしさを伝えるわけですが、
操縦士も
それはよくわかっています。
演技者と
観客が
一体となる時。
こうやって
航空祭は進んでいきます。
ブルーインパルスの登場は
もう少し先になります。





































































