なんで踊るのだろうと
考えてみました。
起きて歩いて呼吸するくらい
体に馴染んで当たり前になっています。
体の言葉みたいなもので、
なんで喋るのかと考えるくらい
愚問のようです。
勝手に部屋で一人で踊るだけでいいかというと
そうでもないし、大舞台で踊れば満足かというと、
そうでもありません。
心の動きが踊りに繋がって、
それが場にいる人に繋がってこちらに還ってくる、
その循環の中にいるのが好きです。
毎日の体づくりは体の声を聞く時間です。
楽器の手入れと似ています。
調整するのが目的であると同時に
日常から離れた体になる瞬間でもあります。
日常から離れた心と体になる瞬間が
毎日必要です。
こう考えていくと、
生活する体から非日常の体になる瞬間が
必要だから踊っているようです。