なにやったっていいんだぜ
ダンナである。
いやしかし、それにしても、まあ、
ぺ~のことを抜きにして、ちょいと前向きに考えてみるならば、
だって、今の私は、
なにやったっていいんだぜ。
どこ行ったっていいんだぜ。
金髪にしてみてもいいんだぜ。
まゆげを細~ッくしてみてもいいんだぜ。
ハゲ増しにおびえなくていいんだぜ。
美女とアバンチュールしちゃっていいんだぜ。
浜辺でピニャコラーダ飲んでもいいんだぜ。
ピースボート乗ったっていいんだぜ。
青春18きっぷ駆使したっていいんだぜ。
昔好きだった人のところに出向いてもいいんだぜ。
マンガ喫茶6時間近くいても文句言われないんだぜ。
今日の昼飯はなぜか家にあった缶詰の「みつ豆」だったんだぜ。
暑い夏に「みつ豆」は案外あうんだぜ。
マエケンの大勝利にきゃっきゃハシャいじゃっていいんだぜ。
これに関しては、別にヨメがいても同じようにハシャいでたんだぜ。
その微笑に淋しげな影が浮かんじゃってもいいんだぜ。
「そこから第二の人生が始まって~」とかバーで語っちゃってもいいんだぜ。
出家しちゃってもいいんだぜ。
アマンリゾートだって即OKだぜ。
これを機に、相田みつを的なポエムに手を染めたっていいんだぜ。
もしかしてこの一件だって、さらなる大事件の「フリ」かもしれないんだぜ。
スピリチュアルな意識がパア~ッと覚醒しちゃうかもしれないんだぜ。
そしたらエコっちゃうんだぜ。
再婚相手に「こんなのずるいよ! アタシがいくらダンナを愛しても
あなたの心の中には……今も、まだ……。だって、いなくなっちゃった人に
勝てるはずないじゃナイ! わ~~~~」なんて泣かれちゃうかもしれないんだぜ。
郷土の先輩・奥田民生「無限の風」のパワーコードのごとき力強さで、
日々、目の前に広がる無限の可能性に魂をこがそうとするも、
KAWASAKIの無重力生活の中で習得したことといえば、
いつか観たドラマでの田村正和のモノマネくらい。
「そぶが……もうきびば、いないどが……」
地球の重力にすら勝てず寝たきりの夏休み、
もはや「暗い」を突き破って「薄い」心境に到達しようとしています。
こうなったら、薄まるところまで薄まってしまおうという覚悟です。
人生の「どん薄」を極めた先に、一体何があるのでしょうか?
今なら故・鈴木ヒロミツを越えるソウルフルなダミ声で
生涯最高のシャウトできる自信、ありますね。
♪ああこのけだるさはなんだ (「たどりついたらいつも雨ふり」)