がんフーフー日記 -20ページ目

父子プープー日記にむけて

ダンナです。



気が付けばバナーを貼ったりツイッター開設したりして、

ついでに気分転換にカラーリングなど変えてみたりして、

当ブログ、ロボちっくにデコデコしてきております。


なんだからしくないようなことしてる気もしますが、

たまにはらしくないことやんないと

つまらんですからね。


さあ、やるぞ。

どっから手を付ければいいんジャイ。

矢でも鉄砲でももってこ~~~~い、と思ってもみないことを

書いてみて空元気をふかす、今しがたなのであります。





最近は本のリリースにかこつけて、

もろもろプロモーション関係のことで頭がいっぱいだったが、

それでもいつでも私の心にあるのは、

ぺ~であるのは、まず間違いない。


ぺ~関連の事象を改めて整理すると、

ヨメ没後、彼はしばらくいわきのヨメ宅のお世話になり、

1~2週に一度私がそちらに出向き、

キャッキャとふれあう生活をしていたのだが、

例の地震・原発騒動のあおりを受けて

向こうのご両親ごと川崎退避、

ひとつ月ばかりを狭い川崎アパートで暮らし、

そして今度は私の実家の広島に出向くと、

この出版でしばし慌ただしいということで、

現在そちらに預かってもらっているという、

まあ、なんとも落ち着きのない父子関係を繰り広げている。


いわき→川崎→広島。

たらい回しというネガティブな意味合いではなく、

ぺ~さん全国ツアー真っ最中、と書くと楽しげではありませんか?


ただ、今回はずっと本の作業がばたばたで、

おととい広島に行ったときは、20日ばかりも空いてしまっていた。





現在1歳7ヶ月のぺ~であるが、

これまで、いわきで1~2週ぶりに顔をあわすときには、

いつもシカトの洗礼を受けていた。


高速バスから私が降り立つ。

バス停にギボやあーちゃんが、ぺ~を連れてきていてくれている。


ひさびさの対面!


でも彼はしばらくの間、目を合わせてくれない。

私が彼を抱き上げ、その目線に顔を持ってくると、視線をそらす。

そのそらした先に顔を持ってくると、また視線をそらす。

その繰り返し。


どうやら彼はとまどっているようである。

どこか照れているようでもある。

たしかコイツは自分にやたらすりよってくる、結構好きだったおっさんだが、

ある日突然いなくなったくせに、また急に現れやがった。

何事もなかったようなアホ面さげて、出てきやがった。

なんだこれは、どういうことだ……

わちきは一体どうしたらいいんだ……。


そんな心の揺れを感じさせるシカトである。


私はいつもそれを強引な抱擁によってウヤムヤにし、

ワッセワッセとやってるうちに、

「まあ今、楽しいんだからいいか!」となじんでいくのが常であった。




だが、今回の広島は事情が違った。

ぺ~にとって初めての土地、

まだあまり慣れていない私の両親にもとに置き去りにされ、

20日近くも放置されたあとの対面である。


ひさびさに顔を合わせた彼は、

一瞬、いつものどうしていいかわからない

とまどったような表情を浮かべたが、

それがやがて崩れると、

私の母にしがみついて火が付いたような大声で泣き始めた。


それは悲しいとか嬉しいとか、そういう類の泣き方ではなかった。


ずっと張っていた緊張の糸が切れたような、

たとえて言うなら芥川龍之介『トロッコ』の最終シーンで出てくるような、

安堵、そしてそんなことで泣いてる自分が悔しい、というような、

唇を噛みしめた険しい表情で、彼は20分近く泣き続けた。


さすがに、今回はこたえた。


ぺ~の泣き声をだまって聞きながら

正当な罰を受けているような気がした。


「ずっと淋しいのを我慢してたんだよねー」、母は言う。

子が本当に何を思っているのか、誰にもわかるはずないのだけれど、

それでも私にもそれが正解のように感じられた。


結局、また性懲りもなくワッセワッセとまとわりついて、

すぐに笑顔を引き出すことには成功したけれど、

あのときの泣き顔は今も私の中に刻まれて離れない。

あれは、これからずっと忘れなそうな、切実で切ないカオだった。



別に24時間365日一緒にいれるはずもないし、

単身赴任の方々だって全国津々浦々にいるはずなんだから、

しょうがないんだよ、慣れてもらうしかないんだよ、と

いくらでも言葉は返すことができるのだけど。


「こいつの親は私しかいない」とバカの一点張りで気負う私は、

うまいバランスのとりかたが、いまだわかっていないのだ。




2泊3日の広島滞在を終え、

私はまたぺ~を広島に残し、今日ひとり川崎に戻った。

夕方、ぺ~は両親と一緒に駅に見送りに来てくれた。


そのときの改札口での「え、また?」という驚いた顔、

だが別れより先に間近で見る電車の迫力にウォーウォーと興奮してしまう

悲しい性(ぺ~は今、電車に夢中)、

そしてホームから離れた後、母から届いた「大泣き」というメール……


どうしようもなく、やれん。




これから、もっともっと、こういうことを書いていきたいと思ったのだ。


生きていく人は、生きていく。

いろいろありながら。

それを、もっとしっかり見つめていきたい。



……で、うまくいけばシリーズ第2弾『父子プープー日記』、

おまえとおれのWキャストで再び書籍化狙っちゃおうじゃないの!!


父子のストーリー、またしても私事で恐縮っす。