父子プープー日記にむけて
ダンナです。
気が付けばバナーを貼ったりツイッター開設したりして、
ついでに気分転換にカラーリングなど変えてみたりして、
当ブログ、ロボちっくにデコデコしてきております。
なんだからしくないようなことしてる気もしますが、
たまにはらしくないことやんないと
つまらんですからね。
さあ、やるぞ。
どっから手を付ければいいんジャイ。
矢でも鉄砲でももってこ~~~~い、と思ってもみないことを
書いてみて空元気をふかす、今しがたなのであります。
最近は本のリリースにかこつけて、
もろもろプロモーション関係のことで頭がいっぱいだったが、
それでもいつでも私の心にあるのは、
ぺ~であるのは、まず間違いない。
ぺ~関連の事象を改めて整理すると、
ヨメ没後、彼はしばらくいわきのヨメ宅のお世話になり、
1~2週に一度私がそちらに出向き、
キャッキャとふれあう生活をしていたのだが、
例の地震・原発騒動のあおりを受けて
向こうのご両親ごと川崎退避、
ひとつ月ばかりを狭い川崎アパートで暮らし、
そして今度は私の実家の広島に出向くと、
この出版でしばし慌ただしいということで、
現在そちらに預かってもらっているという、
まあ、なんとも落ち着きのない父子関係を繰り広げている。
いわき→川崎→広島。
たらい回しというネガティブな意味合いではなく、
ぺ~さん全国ツアー真っ最中、と書くと楽しげではありませんか?
ただ、今回はずっと本の作業がばたばたで、
おととい広島に行ったときは、20日ばかりも空いてしまっていた。
現在1歳7ヶ月のぺ~であるが、
これまで、いわきで1~2週ぶりに顔をあわすときには、
いつもシカトの洗礼を受けていた。
高速バスから私が降り立つ。
バス停にギボやあーちゃんが、ぺ~を連れてきていてくれている。
ひさびさの対面!
でも彼はしばらくの間、目を合わせてくれない。
私が彼を抱き上げ、その目線に顔を持ってくると、視線をそらす。
そのそらした先に顔を持ってくると、また視線をそらす。
その繰り返し。
どうやら彼はとまどっているようである。
どこか照れているようでもある。
たしかコイツは自分にやたらすりよってくる、結構好きだったおっさんだが、
ある日突然いなくなったくせに、また急に現れやがった。
何事もなかったようなアホ面さげて、出てきやがった。
なんだこれは、どういうことだ……
わちきは一体どうしたらいいんだ……。
そんな心の揺れを感じさせるシカトである。
私はいつもそれを強引な抱擁によってウヤムヤにし、
ワッセワッセとやってるうちに、
「まあ今、楽しいんだからいいか!」となじんでいくのが常であった。
だが、今回の広島は事情が違った。
ぺ~にとって初めての土地、
まだあまり慣れていない私の両親にもとに置き去りにされ、
20日近くも放置されたあとの対面である。
ひさびさに顔を合わせた彼は、
一瞬、いつものどうしていいかわからない
とまどったような表情を浮かべたが、
それがやがて崩れると、
私の母にしがみついて火が付いたような大声で泣き始めた。
それは悲しいとか嬉しいとか、そういう類の泣き方ではなかった。
ずっと張っていた緊張の糸が切れたような、
たとえて言うなら芥川龍之介『トロッコ』の最終シーンで出てくるような、
安堵、そしてそんなことで泣いてる自分が悔しい、というような、
唇を噛みしめた険しい表情で、彼は20分近く泣き続けた。
さすがに、今回はこたえた。
ぺ~の泣き声をだまって聞きながら
正当な罰を受けているような気がした。
「ずっと淋しいのを我慢してたんだよねー」、母は言う。
子が本当に何を思っているのか、誰にもわかるはずないのだけれど、
それでも私にもそれが正解のように感じられた。
結局、また性懲りもなくワッセワッセとまとわりついて、
すぐに笑顔を引き出すことには成功したけれど、
あのときの泣き顔は今も私の中に刻まれて離れない。
あれは、これからずっと忘れなそうな、切実で切ないカオだった。
別に24時間365日一緒にいれるはずもないし、
単身赴任の方々だって全国津々浦々にいるはずなんだから、
しょうがないんだよ、慣れてもらうしかないんだよ、と
いくらでも言葉は返すことができるのだけど。
「こいつの親は私しかいない」とバカの一点張りで気負う私は、
うまいバランスのとりかたが、いまだわかっていないのだ。
2泊3日の広島滞在を終え、
私はまたぺ~を広島に残し、今日ひとり川崎に戻った。
夕方、ぺ~は両親と一緒に駅に見送りに来てくれた。
そのときの改札口での「え、また?」という驚いた顔、
だが別れより先に間近で見る電車の迫力にウォーウォーと興奮してしまう
悲しい性(ぺ~は今、電車に夢中)、
そしてホームから離れた後、母から届いた「大泣き」というメール……
どうしようもなく、やれん。
これから、もっともっと、こういうことを書いていきたいと思ったのだ。
生きていく人は、生きていく。
いろいろありながら。
それを、もっとしっかり見つめていきたい。
……で、うまくいけばシリーズ第2弾『父子プープー日記』、
おまえとおれのWキャストで再び書籍化狙っちゃおうじゃないの!!
父子のストーリー、またしても私事で恐縮っす。