がんフーフー日記 -100ページ目

祈念写真

ダンナです。




長い一日が終わろうとしているところ。



13:00、ギテーと一緒に病院に行くと、

すでに義父は着いていました。


昨日まで調子よく、ぺ~とも遊べていたはずのヨメは

今朝急に体調を崩して、ベッド上で嘔吐。

顔を合わせたときには、また衰弱しきった表情に

戻っていました。


おそらく、これから先生が話すという「ちょっと深刻らしい話」が

体調に影響してしまったのだと思いました。

ヨメには昔からそういうところがありました。

プレッシャーに弱い、というか、

実際以上に最悪の状況を想像しすぎて、それに押し潰されてしまう

「自滅」のパターン。



私は今日は面談は無理かも、と思いましたが、

ヨメはだいじょうぶ、と言い張ります。



結局、先生の緊急手術で押すこと50分、

その間に休むことで若干体力を取り戻し、

13:50、私、義父、ギテー、そして車椅子に乗ったヨメの

4人で面談室に入りました。





内容はこれからの治療に関するものでした。


次に予定している抗がん剤の情報。

ただ、それは体力が落ちている現在のような状態で使うと、

命取りになる可能性がある、という話。

だから、それをやるかやらないか、というのは患者側の

選択になるという話。

もし、それをやるとしたら、それをどこでやるのかという話。

現在の川崎でいいのか、もしくはヨメの故郷である

いわきに拠点を移すということも考えてはという話……。




つまり、かなり切羽詰った現状と、その上で

チョイスしなければならない「これから」についての話でした。




ヨメはある程度予想していたものの、

やはり面を向かって現状を語られると心苦しいようで、

時折タオルで涙をぬぐいながら、

また、襲ってくる腹の痛みに顔をしかめながら、

それでも健気に先生に薬剤の質問などをぶつけていました。



先生はヨメや義父の質問にひとつひとつ丁寧に答えて下さり、

私たちはそれぞれ宿題として、これからのことを持ち帰ることにしました。




途中、私は用意していた2冊のノートをヨメに渡しました。


ひとつはオレンジの「ヨメノート」。

これには自分のやりたいこと、友達へのメッセージ、

これまでの楽しかった思い出など。


もうひとつは水色の「ペーノート」。

これには息子に対する愛の言葉、日々の話しかけ、

伝えたいメッセージなど。



そんなものを書いてほしいと思ったのですが、

かなり出すタイミングを間違えてしまったようで、

とりあえず渡すだけで終わってしまいました。


まだ、それどころではない心理状態だったのです。







話は1時間以上に渡り、15:15、私たちは面談室を出ました。


1Fのロビーにぺ~を呼んでいるから、といって

車椅子を押して、みんなで下に向かいました。



ロビーには、ぺ~はもちろん、

ASKちゃん、REちゃん、ASAちゃん、KZOくん、YOちゃんが

待っていました。


ヨメはもちろんびっくりします。

なぜなら、誰もここに来ることを伝えていなかった、

いわゆるこれまたサプライズの仕掛けだからです。



そして、ここにさらに、私の10年来の友人である

フォトグラファーKBOちゃんが、ダンナさんと一緒に来てくれていました。




私は先生から面談のあるこの日、

ヨメや友達たち、みんなと一緒に写真を撮りたいと思っていたのです。



朝の嘔吐、そして面談直後のダメージがあるはずのヨメは

昨日に続いて見舞いに連れてこられたぺ~を抱き上げ、

嬉しそうな表情を浮かべました。

気丈な様子で、おおげさに楽しそうな顔を見せました。


KBOちゃんには、このみんなでいる様子を、

ぺ~を囲む風景を、写真に収めてもらいました。


今日の東京は初夏の気温で、外では桜が散っています。


私たちはそのうち調子に乗って、外で撮ろうと言い出し、

車椅子を押して病院を抜け出します。

外の気持ちがいい風に吹かれます。




さすがにちょっと離れた桜並木まで行くのはむりだろうと思い直し、

病院の正面での撮影です。

夫婦で撮って、ヨメ一族で撮って、こんどはフレンズ関係で撮って、

そして全員で撮って。

いい歳こいたおっさんおばさんが、顔をタテにくっつけあって

「トーテムポール」だとか、病院前できゃあきゃあ騒いで、

ホント迷惑だったと思いますが、それでも楽しかった。



その後、もうひとつのサプライズ、

KZOくんが編集してきたぺ~のフォトPVが披露されました。

(「スーダラ節」のメロディにあわせ、ぺ~のキュートPHOTOを

 ぶさいくにスライドショーしたオモロ系小品)




その後もいろいろ話して、病院を出たのは18:00すぎ。

ヨメはさすがにちょっと疲れていたようでした。


むりもありません。

いろんなことがありすぎた日曜日でした。

しかしサプライズ何発やってんだ?




病院を出た一行はわが家で「餃子の王将」テイクアウト山ほどと

ビールで乾杯し、しばし旧交を温めた後、

車に乗り込んでいわきに帰っていきました。

明日早朝から仕事ある人もいるのに、ほんとおつかれ。







改めて、順不同で、



ASKちゃん、KZOくん、ギテー、義父、REちゃん、ASAちゃん、

YOちゃん、KBOちゃん、そのダンナさま。


今日は本当に、時間作って、会いに来てくれてありがとう。


疲れたけど、すごく楽しかったね!!!!!!!





写真できたら送ります。

これほどできるのが待ち遠しい写真は、これまでもこれからも

それほどないような気がします。


KBOちゃん、裏方に徹してもらって申し訳ない。


ぺ~も泣かずに、よく持ちこたえた!







どうですかヨメ?


いろいろあった一日だったけど、

BAD TIMESもあって、だけどGOOD TIMESもあって、

案外悪くない人生をすごしていると思いませんか?





そんなKAWASAKIの春の日曜日だったんだぜ。