*******************************

「ねこぜの東京⇔青森」は…

青森大好きアオモラーの「ねこぜ」が、月イチで青森を旅して、
地味にすてきな青森の魅力をお伝えするブログです。

 

もぐもぐはじめての人はこちらを。

照れ主な登場人物紹介はこちらをごらんください。

爆笑主な目次はこちらをごらんください。


*******************************

 

 

~ここまでのあらすじ~
 
青森県三戸町 旅ライティングコンテストに参加し、一次審査を通ってしまったねこぜ。
二次審査では三戸町に滞在し、町の魅力を伝えなければならない。
そこで、 マイ自転車旅を決意する。
 
さっそく自転車を買い「モフモフ」と名づけ、練習を開始するも
運動オンチ、台風直撃、五十肩のトリプルパンチで絶望的な気分に…!
 
滞在まであと一ヶ月もない!
果たしてねこぜは三戸町に行けるのか…?!
 
 
パート② 10キロの自転車をかついで青森へ?!
 
 
 
それまで、自転車は宅配便で送るしかないと思っていた。
けれど、タイヤをはずして専用の袋にいれ、新幹線や電車に持ち込む「輪行(りんこう)」という技もあるらしい。
 
 
なにそれ。かっこいい。
これをマスターすれば、いつもモフモフといっしょにいられるってことか。青森県内をいっしょに旅できるのか。
そう思ってさっそく専用袋と、道具を買ってしまった。そして、いつものように家に帰ってから考えた。
 
 
 
…エエッ?!!
 
五十肩のねこぜが、約10キロの自転車を担ぐって…!?
旅の荷物だってあるんだぞ!?…アホか!!
 
 
…おもわず自分につっこんでしまった。

恐ろしいことになった。
肩をちょっとあげるだけでも腕がはずれるような痛さなのに、どうやって運ぶつもりなんだ…!
 
それに、 自転車をばらしたりしたら、部品をなくすにきまってる。
いやいや、もっと恐ろしい事故がおきるかもしれない。
このブログの読者なら、ねこぜのドジっぷりをよく知っているはずだ!
 
でも、超絶ドジなねこぜでも輪行できたら、
みんなも真似したくなるに決まってるッ!
 
 
 
…絶対にやってやろうじゃないのっっ!!
 
 ねこぜは使命に燃えていた。
 
 
さっそく輪行袋にいれる練習をしたら、思っていた通りの悲劇がおこった。
おもいきりチェーンがはずれて、なおしかたがわからない。
お店に持っていく時間もなければ、近所に詳しい知り合いもいない。
もう絶望的だった。
 
しかし、ねこぜは神に出会うのである…!
 
 
○運命的な出会い
 
 
ねこぜは血迷っていた。
自転車屋にいく時間がないので、夜のコンビニで待ち伏せ、知らない人に助けてもらう作戦に出た。
「ジャイアン大作戦」だ。
 
 
そして、バイクで現れたお兄さんに声をかけてみた。
 
あなた…!!自転車くわしいですか?」
 
今考えたら、なんで大型バイクに乗ってる人に声をかけたのかわからない。そういうところがドジだ。
 
しかし、お兄さんの答えはこうだった。
 
 
 
 
兄さん「はい。僕もロードバイクに乗るので、あるていどはわかりますよ
 
 
…神だった。
 
 
ねこぜ「チェーンが大変なことになってしまって…た、助けてくださいっっっ!
 
兄さんはとても親切だった。
 
「大丈夫ですよ」
 
そしてお兄さんは手が汚れるのも気にせず、ねこぜが複雑に絡めたチェーンを軽々と直してくれた。
 
「輪行ですか。気持ちばかりですが…これ、あげます。がんばってください」
 
 
 
とサイクリング用のドリンクボトルをくれて、颯爽と去っていった。
 
(弱虫ペダルでもボトルを渡すシーンあったな…)
 
 
 自転車のりは困っている人を見捨てられないこと…そして、気まぐれにドリンクボトルをくれることがわかった。
 
 
兄さんは最近は乗らなくなってしまったけれど、ピナレロという自転車に乗っていると言っていた。
(弱虫ペダルだと鳴子君が乗ってる自転車だ)兄さんがくれたボトルはねこぜが欲しかったやつだった。でも、使い方がわからなかった。
 
 
ありがとう。ピナレロ兄さん…!
 
無謀な自転車旅を諦めかけていた矢先に、親切な兄さんと出会いはげまされ、ねこぜはやる気になったのであった…!
 
○「やる気」最高潮に起きた事件
 
そのあと、またチェーンがはずれても、時間をかけて自力でなんとかできた。
「兄さん…!自分でなおせるようになりました!」
今日の成長に歓びを感じ、そのまま走りだすねこぜ。しかし…!!
 
 
「あら…?!」
 
 
「ギャーーーン!!!」
 
タイヤが道路の段差にはまり、看板に激突。
五十肩にくわえ、反対側の肩までやられてしまった。
 
 
「段差ァァァ…!!
ワシの肩を殺す気か…!!!」
 
 
両肩を痛め、絶体絶命のピンチ!!
 
しかし、ねこぜへの困難はこんなものでは終わらなかった!
 
一方その頃、
三戸町では大変なことになっていた。
 
翌日、ねこぜは衝撃の事実を知ることになるのであった…!!!
 
 
 
○衝撃的な事実
 
 
とんでもなく残酷なことが発覚した。
10キロの自転車に加え、手荷物があるのは大変だ。さきに手荷物を宿に送ってもいいか、コンテストの担当さんに聞いてみた。
 
「大丈夫ですよ〜」
 
ああ、よかった。ほっとした。
 
「あと…」
 
担当さんがきりだした。
 
「複数参加者からのご要望にお答えして、自転車を1台、購入させていただくことになりました!
 
 
ねこぜは、おもわず笑いがこみあげてきた。
 
 
「フハハハ…」
 
そして、顔を真っ赤にして叫んだ。
 
 
 
「な、なんてざまだッッ!!」
 
三戸町で借りられるなら、三戸町で借りたほうがいいじゃないか!!
こっちは五十肩なんだぞ!!
命がけで練習して、自転車を持っていこうとしてるんだ!アホじゃないか!
 
 
誰もがそう思っただろう。
 
 
そのとき、ねこぜは突き刺さるような視線を感じたのだ。
 
 
 
 
モ、モフモフ…!
 
 
「ぐぬぬ…!おまえを見捨てるもんか!!」
 
モフモフに、青森をみせてあげる約束をしたんだ!
モフモフと、すきなだけ三戸町をはしったり、ころんだりするんだ!
 
 
(というより、モフモフに金をかけてしまったので、今さらあとにひけないんだ!)
 
 
 
死んでもレンタルなんかしない!!
モフモフといっしょに三戸町に行くんだ!
 
 
それだけじゃない、さらに衝撃的な情報があった。
青森の山に詳しい知り合いがそっとささやいたのだ。
 
 
 
 
「自転車で行くなんて…本気ですか? 三戸町の山は熊が出ますよ」
 
 
な、なんだって…ッ!?
 
ねこぜは叫んでしまった。 
平然をよそおってみたものの、体はガタガタ震えていた。
 
「それを早くいってくれよおおおおおお」
 
三戸町を甘く見すぎていた。
 
 
 
 
ねこぜは恐怖で頭がおかしくなり、ラーメンと酒をあびていた。
 
「なんて残酷なコンテストだ…!」
 
 
(【パート③】につづく)
 

 ================================


月イチ青森旅人  ねこぜ

SNSもやってます。よろしければご登録ください! 

 

【お知らせ】

先日、NHK青森で放送された

能町みね子さんと私の青森・下北旅が、東北6県で放送されます。

→2018/3/17土 午前7:30 NHK「ウィークエンド東北」みてね♪

 

ねこぜのTwitter

ねこぜのFacebookページ

ねこぜのinstagramNEW

ブログランキングに参加しています。

1日1回ポチッとお願いいたします〜


 
にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 青森県情報へ
にほんブログ村

人気ブログランキング

人気ブログランキング

=================================