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「ねこぜの東京⇔青森」は…
青森大好きアオモラーの「ねこぜ」が、月イチで青森を旅して、
地味にすてきな青森の魅力をお伝えするブログです。
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170519/09/gan-mm/16/5d/p/o0092009313940727299.png?caw=800)
ども。青森ファンの風来坊・ねこぜです。
先日、全国のライターが青森県・
三戸町の記事を書く
「三戸町旅ライティングコンテスト」に参加しまして、
115人の応募の中、一次審査でまさかの2位に選ばれたことをお知らせしました!(
その記事はこちら)
月イチでヨタヨタ青森に遊びにいっていますが、このコンテストに参加してしまったせいで
今までにないくらいエキサイティングな旅をするハメになったので
血と汗と涙の日々をご紹介します。
※注意※
この記事は、三戸町旅ライティングコンテストで三戸町に滞在するまでの裏話であり、
本審査記事とは関係ありません。
第一章「試練」
まず、青森県三戸町「旅ライティングコンテスト」とは…?
青森県・三戸町の魅力をたくさんの人に知ってもらうため、
全国から旅ライターを募り、魅力を発信してもらう町主催のコンテストのようです。
交通費&宿泊費がでるうえに、なんと賞金や景品もでるという…!
こんなに嬉しいことはないじゃないですか!!
一次審査をとおった5名と推薦者2名が
実際に三戸町に滞在し、本審査のテーマ
『三戸町に旅したくなる記事』で記事を書くそうです。
参加者の滞在日程は調整してあり、お互い顔をあわせることもなく、
各自、好きなように三戸町の魅力をさがすのです。わ〜い楽しそう!
ねこぜの目標は、一度二度と訪れてくれる
アオモラー(青森ファン)を増やすことだ!!!
しかし、私のような青森ファンでも、なかなか行く機会の少ない
青森の中でもかなりマニアックな、三戸町(さんのへまち)。
…数日滞在しただけで、いきなりハマれるほどの魅力をみつけられるだろうか。
それに…
三戸町はバスの本数も少ない…
レンタサイクルも、レンタカーもない!!
※ここ重要なので覚えておいてください!
旅人にはハードル高すぎるんじゃないの〜?
そこでねこぜはある作戦を考えたのです…!
きっかけは今年10月頭。
青森市在住の友人・うさちゃんにロードバイクとジャージを貸してもらい街中をはしりまわったのです。
今まで知らなかった地味な青森の楽しさを知り、これだーーー!!!と思ったのです。
いままで足がなくて行けなかった場所に行ける!!!
(レンタサイクルの返却時間を気する必要もない!!!)
というか…
目立つ観光地がなくて、交通が不便な小さな市町村こそ、
マイ自転車旅ができたら、めちゃくちゃおもしろくなるはず!!
ねこぜの胸は高鳴った。
今考えると、このときにタイムスリップして、自分をひっぱたいて、
無理やりでもやめさせていたほうがよかったかもしれない。
それくらい、恐ろしい旅のはじまりだったのである…!
第二章「自転車という魔物」
三戸町にいくため、大枚をはたいてロードバイク(スポーツ自転車)を買ってしまったねこぜ。さっそく乗ってみた感想はというと…!
まるで…!
まるで…!!
空を飛んでいるみたいだーー!!
(ファルコンというショッキングな顔面の仲間?乗り物?が登場します)
ひゃっほーーー!!!
振り落とされないように、必死にしがみついてるの、楽しーーーッッ!!!!
ねこぜは自転車のことを「モフモフ」と呼ぶことにした。乗り心地がなんかモフモフしているんだもの…!モフモフのおかげで、新しい世界に飛び立つことができそうだった。
わーい!たのしいよう!
冒険の予感しかしないようっっっ!!
しかし、そう思えたのは数分だった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171114/22/gan-mm/a4/0b/j/o0960089814070569314.jpg?caw=800)
…あら??
さっそく乗ってみたら、8キロ走っただけで足がツって動けなくなってしまった。
自分の体力のなさ…そして運動オンチだったことを忘れていた。
ちょっと待ってくれ!!
三戸町滞在まであと一ヶ月もないんだぞっっっ!
青森のためならどんなことでも挑戦してきたんだ…!!!
何だってやってやるさ…!!
やる気がみなぎってきて、モフモフと走った記録を残すため、自転車練習ノートをつけはじめた。
華麗なる一頁目はこうはじまった。
「二人ひきそうになった」
三戸行きは、もう不安しかなかった。
第三章「天気に見捨てられ…」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171112/09/gan-mm/86/5a/j/o0671066114068619598.jpg?caw=800)
三戸町にいくまで残り1ヶ月もないというのに、台風で雨ばかりで練習どころではなかった。
たまに、アニメ「弱虫ペダル」(自転車練習のモチベーションあがるぜ…)や
「スラムダンク」(もはや自転車でもない、バスケだ…)をみて自分をはげました。気分だけはスポーツマンだった。
たまに晴れた瞬間があるとまじめに練習にはげんだ。
一番驚いたのは食べ物の好みが変わったことだった。
汗をかいたあとは、今まで年に数回しか食べることがなかった油ギトギトのラーメンが大好物になり、週3くらいでラーメン屋に通ってしまった。甘くて苦手だったはずのスポーツドリンクの美味さも知ってしまった。
ラーメン屋のスタンプカードがたまり、ねこぜはホクホクしていた。三戸町のことはすっかり忘れていた。
練習をするため、遊ぶ時間もなくなり、いつもモフモフだけが話し相手だった。おまえを青森につれてってやるからな。
そういいながら、モフモフをそっとなでてやるのだった。
(まだラーメンしか食べてないけどな)
第四章「忍び寄る魔の手」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171117/09/gan-mm/0e/21/j/o0960074814072117760.jpg?caw=800)
ある日、肩に激痛が走った。
ちょっと腕を動かしただけで、「ギャーー!!」と叫び声を上げるほどの痛みだった。腕立て伏せは全くできなくなった。
病院に行きレントゲンをとって検査すると「五十肩といわれるやつです」と言われた。ああ、万事休す。
わたしもとうとうそんなお年頃になってしまったか。
2ヶ月前からジワジワ痛みがあったけど、夜の特訓で体がひえて急に悪化したのだ。
医者「自転車にのりすぎると、余計悪くなりますよ」
(な、なにーーー!!!)
いつか年をとって青森にいけなくなる日が来るとは思っていたけれど、こんなに駆け足で老化するとは…
もしかしたら、これが最後の青森旅になるのかもしれんな…!
ねこぜは涙をこらえるのに必死だった。
(
【パート②】につづく)