吉川市は令和6年度、庁舎の電気だけでなく、学校の電気も再生可能エネルギーになります!!
吉川市では令和3年にエネルギービジョンを制定し、翌年の令和4年度、庁舎のエネルギーを再生可能エネルギーにしました。
令和5年度には東埼玉資源環境組合のごみ発電の電気を購入しました。しかしその価格は決して安いものではなく、令和6年度は環境負荷と経済性を両立するため、リバースオークションサービス「エネオク」を活用することにしました。令和5年12月6日にエナーバンクさんとの協定を結び、2月中旬に庁舎のオークションもしました。
まずは、その姿勢に心より喜んでいます!
子ども達の学校生活が子どもの未来に負荷をかけない形で提供することこそが一番の環境教育だと確信しています!
ただ「リバースオークション」という仕組みは大きな課題であるととらえています。国も県もやっていて、それなりの効果が見られたということで、自治体にも広がりつつあるようです。しかし、オークションと反対で、競り下げ、ともすれば買いたたきになりかねない価格競争が大前提の仕組みです。今回のリバースオークションで電気料金が庁舎分で15%、小中学校分は30%の削減になったそうで、財政的にはとても助かりますが、誰かが泣くことのない適正価格で購入することも公正公平な社会のためには必要なことです。この件に関しては、市も過度な競争になるのであれば検討が必要だと答弁してくれたことにはホッとしました。。
今回の導入により、太陽光発電という性質が、日中の活動が多い学校と相性がいいということの理解が深まったこともよかったことだと思っています。
5、6年前、市内に100kw弱の太陽光発電のパネルを設置したいので、学校で使わないかというPPA(エネルギーサービス契約)の申し出がありましたが、当時はそれに対し市は関心を示しませんでした。今はそのような取り組みを推進していく必要性を強く感じていることと思われます。
地域で発電し利用することで、地域に雇用が生まれ、地域にお金が落ち、好循環がもたらされます。こうして少しずつ地域循環共生圏に近づくといいですね!!