吉川駅北口 ロータリー改修は緑化ゼロ |  みどり色の地球

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3月議会の令和6年度一般会計に賛成するにあたり、2つの事業に対し指摘をしました。

一つは森林環境譲与税の使途、そしてもう一つがこの緑化ゼロの駅のロータリー改修です。

 

北口ロータリーの改修はとにかく安全性を最優先にということで、障がい者、妊産婦、子育て世代の方などからご意見やご要望をいただきながら、バリアフリー化や施設の老朽化にも対応、バス・タクシー事業者等とも協議、警察等の現地立会い等をし、数年かけて丁寧に進めたということです。

 

しかし、この吉川駅北口は吉川の玄関口として「緑の拠点」という位置づけだったにもかかわらず、現在の交通島にあるもみの木をはじめとした中高木の樹木を全て伐根することになりました。しかも、私が代替の緑化をずっと求めていたにも関わらず、プランター1つ置かないという姿勢に全く納得いきません。

トイレ脇やラッピーランド脇など、歩行者が通らないデッドスペースもあるわけです。その小さなスペースに低木の吉川市の木でもある「ツツジ」や「サツキ」を植えてもいいと思います。

駅前ロータリーでの活動写真。緑がある空間はホッとします。

 

最悪なのは、議会が終わった後この話題で職員と話をする機会があったのですが、職員から「緑化については市民からのご意見にもありましたし…」という発言があったのです。これってどう考えても、私の言葉を「市民の意見」しかも「市民を代表する言葉」と思っていないセリフなんです。下手すればクレーマー扱いなのかもしれないと感じてしまいました。
「あなたの発言はクレームとして処理しましたが、実際、市民からの意見でもありました」みたいな。

決して私は「何でも聞いてくれ」と言っているわけではないのです。時に議員の発言が市民の発言よりも軽んじられているのでは⁈という場面に出くわすことがあまりに多いのです。議会での賛成討論の中でも「議員の口から発せられる言葉は、一つの口から発しているけれど、一意見ではないのだ」と話しをさせてもらいました。実際、私も何度も色々な方とお話をしながら、独りよがりでないことを確認しながら発言を重ねています。

しかし、その議会の直後もこれか!とガッカリでした。

こういう場面に出くわすたびに、私の公務員のお友達の「公務員になって一番最初に『議員の発言はできるだけ聞くように』と教わった」という話を思い出すのです。吉川市では、どういう風に職員に教育しているのだろうといつも思います。

 

議員に対する説明会の中で、緑の交通島を撤去する話はありましたが、代替の緑化については全く触れられず、私が質問して初めて思い出したかのような顔をしていたのが気になりました。後日の委員会で「どのような検討をしたのか」と質問したら、「プランターやフラワーバスケット等について検討した」というので、「費用はどのくらいかかることが分かったのか」とさらに聞くと、「見積もりは出していない」との答弁。果たして何をもって検討したのでしょう。「フラワーバスケットは?」「え~、いらないよ」なんて話があったのかなかったのか分かりませんが、いずれにしてもただ話題にしただけの話は「検討した」からほど遠く、それを「検討した」と答弁するのはあまりに誠意のない話です。

 

緑化も大切ですが、この改修で一番の心配は送迎車用の待機場です。駅に向かって交差点を右折し左に入っていくところでの渋滞が予測できませんか?駐車場にバックで入ろうとすると、後ろが詰まるし、前向き駐車したら、後から入って来る車でバックで出られなくなりそうです。

3月の説明会の資料は外出し禁止なので、市のHPにある前回の意見募集の時の平面図を付けておきます。緑色は私が書き足したものです。