議員は生きにくいのか |  みどり色の地球

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政策や議会、視察のことでもないけれど、これは議員としての経験の中で、記憶に記録に留めておきたいと思うので、強いて、この議員として投稿しているアメブロに載せておきたいと思います。

 

20年間環境活動家として暮らしたきた私が、大学生を2人抱え、就労の選択肢として、今までの環境活動をどうにか諦めないですむように、市議会議員という仕事を選んだのです。すごく忙しい合間に、完璧にこなせないまでも、7割方今までの活動を継続できることに感謝し、この3年間やってきました。


それくらい大切にしてきた環境活動の中で、私が特に有意義だと感じている時間が「環境学習講座」。そして、私の1番人気の講座が「環境早わかり講座」という概論的なものなので、1学期のはじめ5月頃の依頼が1番多いのです。18年間続けてきて、改良に改良を重ね、環境学習を始める子どもたちに最も適した講座として、自信を持ってお届けしてきたこの講座。しかし、議員になったせいで、その私にとって有意義で大好きな時間を私から取り上げようとするプレッシャーがあるのです。


自己紹介で市議会議員だと一言も言っていないし、政治の話をするわけでもない。そもそも打合せで先生にだって素性は明かさないから、知らないままの人も一杯います。環境団体の一員として、講座の依頼があるから行かせてもらっているだけなのです。

政治家と言うだけで、学校にも行けないのか?他の自治体議員さんでも、政治とは関係のない体験談を学校で話している人はたくさんいます。

 

匿名で市民からの手紙が議会事務局に届き、自粛せよと促されたこともあります。某校長先生の話を間接的にぼんやり伝えられたこともあるし、保護者から話があり、間に入った先生が困っているということも本当か嘘かしりませんが、そんな話もされました。その匿名の市民からの手紙には左寄りの議員が…とありましたが、私は環境カウンセラーであり、県の環境アドバイザーでもあり、キチンとした情報とデーターに基づいた話をしています。そもそも私の講座を聞いているのは生徒と先生のみで、保護者はいなく、何を持ってその市民の方が左寄りと言っているかもわかりません。ノイジーマイノリティに右往左往されなくてはならないのか。

ダメな理由がさっぱりわからない。


今まで色々言われてきたけれど「これが出来ないくらいなら、議員を辞めても構わないくらい私の最優先の課題です」と言って継続してきました。しかし、今年はあるところから環境講座の主催者の環境ネットワークの代表が呼び出されました。代表はそれを一人で受けず、私を同席させてくれました。GWの終わった5月9日㈭に懇談しました。

 

色々話がありましたが、結論としては

①環境省の環境カウンセラーであり、県の環境アドバイザーでもある私が、講座をしない理由はない。
②学校に渡している環境ネットワークの環境講座のメニューは50個程度あり、講師名も記載されている。選択の余地がある中で、その中から私の講座を選んで依頼があるのであれば対応をするのになんら問題はない。

ということでした。

 

そのあくる日・5月10日午前中、某小学校から担任の先生の字と思われる手書きで、私の「環境早わかり講座」の依頼申込書がメールで届きました。なぜか4月18日付でした。そして、その数時間後、講座の変更依頼があり、パソコンで打たれた別の講座の申込書を受けつけたそうです。

私は忙しかったので、その依頼メールを夕方に同時に目にした訳ですが、4月18日に担任の先生から申請があったものが、なぜ半月以上たってから届いたのか。懇談後、わざわざ依頼をしておきながらの、あからさまな変更。どなたの意図によって変更されたのか。申込書をパソコンで打ったのは誰なのか。本当に嫌らしさを感じてしまいました。

 

私にとっての大好きな時間が奪われた腹立たしさがないわけではありませんが、それよりも何よりも、その排除の判断が、講座内容でなく、ある人の大きな声への配慮で判断が下されていることが残念でなりません。吉川市の子ども達の環境教育に何が必要なのか、その議論がなされなかったことが一番かなしい。私たちは、誰のために何をするのか。目的を見失なうことなく、仕事をしていってもらいたいと願うばかりです。