指揮)アレクサンダー・マルコヴィッチ
ヴァイオリン)フレデリーケ・サイス
演奏)チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
曲目)
①スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より第4曲「ボヘミアの森と草原から」
②チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
アンコール③J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ ソナタ第2番イ短調BWV1003より第3楽章「アンダンテ」
④ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」
アンコール④ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第15番
アンコール⑤モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
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先週から毎週土曜日は歯医者の日。
今日も治療した後、あわて気味に昼食を摂ってコンサートへ。
開演13:00と言う昼イチコンサートはちょっと慌しいですね。
出来れば14:00開演にしていただけるとありがたかったんですが。
あと、停滞台風のおかげで行きがけは強い風と時折バラバラっと降る雨が。
今回のチェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団はヤナーチェクが設立に関与した50年以上の歴史を持つオケだとか。
そう言えば海外オケは去年の年末以来の9ヶ月ぶり。
オケ入場の時にそれに気づきました。
曲目はお国柄にあった曲ばかりですね。
①スメタナの連作交響詩「わが祖国」より第4曲「ボヘミアの森と草原から」。
「わが祖国」というとどうしても「モルダウ」ばっかり聴きますが、この「ボヘミアの森と草原から」を選んでくるあたり渋い感じ。
でもこれも良い曲です。
②チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35はつい2週間ほど前に聴いたばかり。
あの時のヴァイオリンは諏訪内晶子さんでしたが、今回はフレデリーケ・サイスというオランダ人女性ヴァイオリニスト。
この曲も好きな曲なので何回聴いても良いですね。
ちょっと第2楽章以降で眠くなってしまいましたが、ちょっと寝不足だったもんで(^^;
ヴァイオリン、アンコールはバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータからソナタ第2番イ短調より第3楽章「アンダンテ」。
知識のないわたしは聴いてる時は「何だか同時に二つほど鳴ってるぞ」と思い、後で調べたら
「旋律と通奏低音を同時に鳴らす」と言う難しい曲らしい。
さすがはプロだなぁ。
休憩を挟んで④ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。
オケと指揮者が入場し、準備を整えてさぁ演奏開始と言うところで着信音2回鳴るハプニング。
チェロの若手の人が「お、鳴ってるな」って顔して笑ってたので多少救われました。
そう言えば、①の途中で激しくカサを倒す音も聞こえたな。
で、その「新世界より」ですが、約1年半ぶりの生演奏。
これも大好きな曲です。
全楽章それぞれ際立っていて、聴きやすい。
第2楽章の郷愁感で泣け、第4楽章冒頭の弦楽器では鳥肌たった。
実に充実した演奏でした。
アンコールが2曲もあり、ドヴォルザークのスラヴ舞曲第15番とモーツァルトの「フィガロの結婚」序曲。
こういう形容は変かも知れませんが、ダンサブルな前者に楽しく軽やかな後者は大変気持ち良い演奏でした。
今日のオケは非常にまとまりがあり、指揮者の指揮とほとんど合ってる。
たいていちょっと遅れてオケが鳴る感じですが、統制の利いた指揮ぶりとそれにしっかり合わせるオケって感じですね。
楽曲も地元に根ざしたものなので手馴れていると言うか余裕が感じられました。
クールで正確な演奏とでも言いましょうか。
こういうのが社会主義国のオケってことなのかも。
(まぁ、今の時代は昔ほどそんな雰囲気ではないと思いますが)
指揮者のマルコヴィッチは30台の若い指揮者で、終始ダンスをするかのような指揮ぶりで時折指揮台の上でジャンプしてた。
特にアンコールのスラブ舞曲ではノリノリで踊りまくってました。
今回は大変楽しいコンサートでした。
帰りはスッカリ晴れてました。
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