DVD「エンジェルウォーズ」 | アルバレスのブログ

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最近はガンプラとかをちょこちょこ作ってます。ヘタなりに(^^)

アメリカ映画
原題:Sucker Punch
公開:2011年03月
監督・原案・脚本・製作:ザック・スナイダー
出演:
ベイビードール(エミリー・ブラウニング)
スイートピー(アビー・コーニッシュ)
ロケット(ジェナ・マローン)
ブロンディ(ヴァネッサ・ハジェンズ)
アンバー(ジェイミー・チャン)
ブルー・ジョーンズ(オスカー・アイザック)
ベラ・ゴルスキー博士(カーラ・グギノ)
ハイローラー/ドクター(ジョン・ハム)
ワイズマン(スコット・グレン)
時間:120分

[あらすじ]
遺産目当てで結婚していた義父に暴力を振るわれたベイビードールは妹を救うため拳銃を持つが誤って妹を死なせてしまう。
義父はベイビードールをレノックス精神病院に入れ、5日後にロボトミー手術を受けさせるよう手配する。
病院ではゴルスキー博士による劇場セラピーが行われていたが、そんな中でベイビードールは空想の世界をさまよい、そこで出会ったワイズマンから病院脱出のための5つのアイテムを教えられる。
病院で知り合った4人と共に、脱出のための戦いが始まる。


「300」「ウォッチメン」の監督として一世を風靡しているザック・スナイダー作品。
彼の映画特有のセピア調の色彩が印象的なSFファンタジー映画になってます。

本作は主人公のベイビードールを取り巻く3階層の世界から成り立っています。

それを大まかに説明しますと…

現実世界。
ベイビードールはレノックス精神病院に収容され、5日後にロボトミー手術を受けさせられる。
5日以内に脱出を図らなければならない。

空想世界第1階層。
現実世界での劇場セラピーと対応する空想世界。
ベイビードールたちはブルー・ジョーンズの取り仕切る娼館で娼婦として生活している。
新入りのベイビードールは5日後に訪れるハイローラーの相手をさせられる前に脱出しなければならない。

空想世界第2階層。
ベイビードールがダンスをする際に突入する空想世界。
脱出のための5つのアイテムを奪取する際の戦いが繰り広げられる。

映画を観たところ、こんな感じです。

ちょっとゴチャとしてますんで、最初は何が起こってるのか戸惑いましたが、パターンが決まってるので直ぐに慣れます。

以下は映像込みで説明を。

上が現実世界の義父(左)とレノックス精神病院の医師ジョーンズ(右)&ベイビードール(中)
下が空想世界第1階層の義父=神父(左)と娼館の主ジョーンズ(右)
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ジョーンズはフレディー・マーキュリーをモロに意識した姿。

上が現実世界のゴルスキー博士、下が空想世界第1階層のその人。
後者は娼館のマダム役。
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空想世界第2階層で登場する、ベイビードールたちを導く謎の男ワイズマン。
現実世界ではバスの運転手。
この人の扱いがちょっと不明。
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以下空想世界第2階層の話。

第1の試練=ミッション0は武器を使った戦闘訓練。
ベイビードールのみが戦う。
相手は巨人武者。
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この試練の際に、脱出に必要な5つのアイテム「地図、火、ナイフ、鍵」と最後の一つはまだ秘密を教えられる。

ミッション1:地図の奪取
ここからはベイビードール以外の4人、ブロンディ、スイートピー、ロケット、アンバーも参戦。
相手はナチスドイツのゾンビ兵団。
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アンバー操るパワードスーツ(上)とベイビードールたちの勇姿。
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ミッション2:火の奪取
全員参加。
相手はドラゴンとオーク軍団。
赤ちゃんドラゴンを倒しのど元に埋め込まれている火打石2個をGETするのが目的。
下はドラゴン。
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ミッション3:ナイフの奪取
分け合ってブロンディ以外が参加
ロボット軍団が守る爆弾の奪取が目的。
上がロボット軍団、下が爆弾。
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と、ここでついに作戦失敗。
この後、ベイビードールたちに苦境が訪れ、最後、彼女たちはどうなるのか?
と言うところで後は観てのお楽しみ。

「シン・シティ」や「300」などの自然色ではない色彩と言うのもかなり好みが別れるかもしれませんが、個人的には結構好きですし、本作のように遊び心満載な映像はオタク心をくすぐります。
ヒロインのベイビードールに至っては、ツインテールにセーラー服と言うオタクのためのヒロインと言っても過言ではないでしょう。
サムライ、パワードスーツ、ドラゴン、ロボットとバリエーションも豊富で、1本で数本分の話が詰まったお得な映画とも言えます。

音楽もかなり凝っていて、クイーンの名曲(「I Want It All/We Will Rock You」) のアレンジなど色々に耳に残ります。

ワイズマンの位置づけが良く分からないのと、ラストの暗さが微妙な感じはします。
パート2は無さそうかな。

エンドロールでは本編では出てこなかったダンスシーンが普通のカラー映像で楽しめますので最後まで観といた方が良いです。

最後に、原題の"Sucker Punch"はWikiによると「予想外の殴打」と言う意味らしいです。
確かにある意味予想外な事が多かった映画でした。
それにしても"Angel Wars"ってそこらじゅうに出てくるのでこっちが原題かと思った。
映画配給会社は原題も大事にして欲しいもんです。
ちゃんと意味があるので。