買ったDVDシリーズ「スピード アルティメット・エディション」 | アルバレスのブログ

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最近はガンプラとかをちょこちょこ作ってます。ヘタなりに(^^)

アメリカ映画
原題:Speed
公開:1994年公開
監督:ヤン・デ・ボン
出演:
ジャック・トラヴェン(キアヌ・リーブス)
ハワード・ペイン(デニス・ホッパー)
アニー(サンドラ・ブロック)
マクマホン警部補(ジョー・モートン)
ハリー(ジェフ・ダニエルズ)
時間:116分
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それまで数々のアクション大作映画の撮影をしていたヤン・デ・ボンが監督として初めてメガホンを取ったのが本作。
培った経験を遺憾なく発揮した本作は、冒頭シーンから、そこらのアクション映画だったらクライマックスに据えられるような迫力あるアクションシーンから始まり、観ている方のワクワク感は一気にトップに。

いったん落ち着いたと思ったら再び始まるスペクタクルな展開。
スピード落としたとたんに爆発する仕掛けがされたバスと、その乗員乗客を救うために奔走する若きSWAT隊員ジャックと偶然乗り合わせてしまったアニーの活躍と、悪魔の罠を仕掛けた張本人ペインとの対決。

116分を全くスピード落とす事無く突っ走るノンストップ・アクション映画の傑作と言っても過言ではないでしょう。

ホントにこの映画は観てて飽きない。
冒頭のシーンから、バスの乗客をいかにして助けるかの緊張感、ラストの爆弾魔との対決に至るまでの展開は、これだけ詰め込んだら文句無いだろうと言わんばかりのアクションシーンの連発で、映画数本分のアイディアと労力が詰め込んである、極めつけのエンターテインメント映画になってます。
ヤン・デ・ボンの気合の入り方が半端ではない証。

そしてこの映画で一気に有名人になったのが、ヒーロー役のキアヌ・リーブスとヒロイン役のサンドラ・ブロック。
キアヌはそれまでは若者映画で主役をやったりはしてましたが(「ビルとテッドの大冒険」)、それほど印象にはない役者でしたが、本作では正義感溢れるSWAT隊員を立派に演じきりました。
凄い二枚目と言うよりはどちらかと言うと平面的、平均的な容姿のキアヌがここから大ブレイクへの足がかりをつかんだと言っても過言ではない、はず。
ちょっと落ち着いた後、「マトリックス」でさらなる大ブレイクを果たしました。

一方のサンドラは、本作の前は全く知らず、いきなりブレイクした感じ。
こちらも絶世の美女と言うほどではなく、今で言うAKB48みたいに近くにいそうなお姉さんと言う親しみやすさが良かった。
コンスタントに映画出演を果たしていますが、コメディエンヌとしての地位を徐々に固めて行った(「デンジャラス・ビューティー」シリーズなど)なぁ、と思っていたら「しあわせの隠れ場所」でアカデミー主演女優賞を受賞してシリアス演技もちゃんとできる事を証明。


本作公開時、キアヌとサンドラは30歳。
若い才能が爆発したって感じですね。

そして敵役は曲者俳優デニス・ホッパー。
狂気の爆弾魔を本物のように演じてました。
残念ながら去年亡くなりました…

本作は3年後「スピード2」として続編が作られました。
ヤン・デ・ボンは監督・脚本・製作の3役こなしてがんばってました。
キアヌは降板したため、ヒーロー役はジェイソン・パトリックに。
ヒロインは引き続きサンドラ・ブロック。
「スピード」の時に恋仲になったジャックとアニーでしたが結局別れ、今回は新ヒーロー役と付き合うサンドラと言う設定。
しかし、この「スピード2」はかなり残念な状態に。
ヒーロー役のジェイソン・パトリックは若ハゲのあまりイケてないご面相でキアヌとはかなり対称的な人。
キアヌと別れてキアヌっぽく無い人と付き合う心境はわからなくもないですが、ヒーローとしてはちょっと…
さらに話もかなり無理がある展開に。
前作を超えるために無理しすぎた感が強いです。
ラストの豪華客船が海から陸へ乗り上げ街を破壊しながら進んでいくシーンは、確かに大迫力ではありますが、いかにもやりすぎ感溢れる展開。
都合が良すぎる展開も?だし。
ウィレム・デフォー演じる適役が怪しいと気づくシーンでは、ゴルフバッグを持ってるのにゴフル中継に興味を示さないのはおかしいからとか、そのゴルフバッグにはドライバーばかり十数本入ってるとか、妙なのが多くて…
結局「スピード2」はラジー賞最低続編賞を受賞してしまいました。

と、言うわけで「スピード」に関するレビューはこれで終了です。

珍しく映像ゼロになってしまった。

特に他意はないです。