原題:Superman
公開:1978年公開
監督:リチャード・ドナー
脚本・原作:マリオ・ブーゾ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:
ジョー=エル(マーロン・ブランド)
レックス・ルーサー(ジーン・ハックマン)
クラーク・ケント=スーパーマン(クリストファー・リーヴ)
オーティス(ネッド・ビーティ)
ティッシュマッカー(ヴァレリー・ペリン)
ロイス・レイン(マーゴット・キダー)
ゾッド将軍(テレンス・スタンプ)
時間:154分
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このDVDを買った理由はただ一つ。
オープニングのメイン・タイトルを観たかった事。
とにかくこのメイン・タイトルは映画史上最高のできばえ。
映像も音楽も最高級の芸術品となっています。
ホントここだけ何度繰り返して観たことやら。
ジョン・ウィリアムスの神がかりのタクトに見事に答えるロンドン交響楽団の名演奏。
タイトル・バック・デザインはリチャード・グリーンバーグと言う人だそうで、正に天才。
動画の方は著作権がらみで閉鎖されるかもしれないので、一応、画像ダイジェストも貼っときます。
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単純だけど実に効果的。
文字が飛んでくる度にシュゴーと音を立てるSEもナイス。
映画的にも本作は良く出来てて、決してメイン・タイトルだけではない良い映画です。
今回ブログを書くにあたり、製作から22年後の、監督リチャード・ドナーとクリエイティブ・コンサルタントのトム・マンキウィッツの両名による音声解説を聞きながら書いています。
タイトル明けで直ぐ出てくる惑星クリプトンの裁判シーンは、既に決定していたパート2への伏線になっているシーン。
ゾッド将軍ら3名がファントム・ゾーンと言う2次元の牢獄に囚われて永久に宇宙をさまようはずだったというシーン。
ここも良く出来てますねぇ。
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ちなみにゾッド将軍は雑誌「映画秘宝」で「ゾッド将軍の人生受付箱」と言う悩み相談コラムを連載中(^^;
マーロン・ブランドも若くてかっこいい。
セリフ覚えないんでそこらじゅうにカンペが貼ってあったとか。
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若い頃のクラーク・ケントを演じたジェフ・イースト。
声のイメージが合わず、セリフはリーヴが吹き替え、鼻も付け鼻だったとか。
ちょっと可哀想。
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若い頃のクラーク・ケントが列車と競争するシーンで、彼を見つけて騒ぐ女の子とその両親。
女の子は若い頃のロイス・レインと言う設定。
両親役は最初の映画でスーパーマンとロイス・レインを演じた人とか。
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スーパーマンと言うと、こういうクリスタルを多用したセットや小道具が幻想的な雰囲気をかもし出してますね。
これも好きです。
小道具1つ欲しいくらい。
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マーゴット・キダー。
撮影当時は30歳くらい。
わたしのようなホラー愛好家にとっては「スーパーマン」よりは「悪魔の住む家」の印象が強い。
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左オーティス、右レックス・ルーサー。
名優二人。
レックス・ルーサーはハゲ頭ですが、頭剃ったりハゲヅラかぶるのが嫌だとハックマンが言ったので、ハゲ頭シーンはラストまで無しになったとか。(ラストはハゲヅラかぶった)
代わりにやたらと髪型変えてみたとか。
![$アルバレスのブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20110820/13/gamma-ray/a0/a2/j/t02200094_0800034311429707090.jpg?caw=800)
セクシーな悪女、ティッシュマッカー役のヴァレリー・ペリン。
実は彼女は第3候補で第1候補はゴールディ・ホーンだったとか。
ホーンだとちょっと明るすぎる気がするのでペリンで正解だと思われ。
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スーパーマンがミサイルを追っかけるシーンですが、これも中々スピード感と緊迫感があって好きなシーンです。
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結局、ロイスを救えなかったスーパーマンが怒りに任せて地球の自転を逆転させて時間を戻すシーン。
泣きながら地球の周りを逆に回るスーパーマンと逆回転する地球。
このシチュエーションは実はパート2で使うはずだったのを監督が使ってしまったのでもめたらしい。
SFファンとしては「そんなアホな」シーンですが、まぁ、しょうがないか。
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主役演じたクリストファー・リーヴ。
BEFORE-AFTER
![$アルバレスのブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20110820/13/gamma-ray/9f/c4/j/t02200188_0800068511429706290.jpg?caw=800)
当時30歳くらいでベテラン俳優に囲まれて堂々と演じてました。
弱弱しいケントと力強いスーパーマンとのメリハリも利いてて実に良い役者でした。
今、思えば「独眼竜政宗」の渡辺謙のような位置づけだったかも。
スーパーマンシリーズ終えた後、落馬事故で首から下が麻痺状態になり、わずか52歳で他界。
本当に惜しい人を亡くしました。
「デストラップ・死の罠」とか観たいけどな。
本作の後、「~2 冒険編」でゾッド将軍達と戦い、「~3 電子の要塞」ではコンピュータと戦い、「~4 最強の敵」では超能力を持ったニュークリアマンと戦う。
「~3」以降はなにやら変な路線に行ってしまい残念度が増して行きます。
「~4」は映画館で観た時に、ニュークリアマンが飛び立つシーンで背中のワイヤーが丸見えになっていたのでガッカリしました。
2006年には「スーパーマン リターンズ」が公開。
こちらはちょっと陰のあるスーパーマンになってましたが、まぁまぁ楽しめました。
2013年には新たなスーパーマン映画が登場するとか。
あんまりダークにならないといいですけどね。
スーパーマンってダークなイメージないので。