「青い“なす”畑」 | 安全地帯好きのブログ

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安全地帯や玉置浩二について好き勝手に音楽のことを書いています。

「青い“なす”畑」
作詞 玉置浩二
作曲 玉置浩二

1993年9月22日発売 2枚目ソロアルバム『カリント工場の煙突の上に』収録された曲です。



社内研修があって、ちょっと電車に乗って考える時間があったので
ささっと書きました。
乗り過ごしてしまいましたが…



この歌の歌詞は平易な言葉で書かれていますが非常に解り難い歌詞だと思っています。

実際に未だに正しいのか、よくわかりません。

「とまと畑がある」で始まり「とまと畑の"青い"なす」で終わる不思議さ。
しかも「“」の位置がタイトルと場所が違う…
意味が有るような無いような…

「青いなす」ってあるのが疑問でした。
ナスの色といったら紫や茄子紺だなぁって…

「青ナス」ってあるんですね。
でも、色は緑色でした(笑)
こちらをご参照ください
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キーワードは
「とまと畑」
「家」
「空」
「なす」
といった単語かな思います。


1番の最後に出てくる「思われ」、「慕われ」、「覚悟した」という言葉ももう1回ずつ出てきます。


「赤」や「青」の色に意味があるような気が…


この辺に注意しながらこの歌を見ていきたいと思います。



「とまと畑」・・・畑は活動の場所でとまとは作品(曲)
「家」・・・家族や安全地帯のメンバー
「空」・・・希望・願望・夢
「なす」・・・為すという行為であり、主人公
かなと思います。
茄子もかな。
「赤」は成熟や完成を、
「青」は未成熟さ至らなさと解放感や自由さを感じます。

「青い”なす”畑」は
この曲を書いた当時の玉置さんの微妙な立ち位置と気持ちを書いたのかと思います。
周りの期待を受けながら、活動をするけど、ひとりカラ回りして思ったような結果が出せなかった当時の状況を映し出している感じがします。
レコーディング当時はまだ安全地帯もバンドとしてあったけど方向性が定まらずメンバーとの人間関係もあまり良くない状態で…

「とまと畑」で「なす」が野菜の「茄子」であれば場違いな存在…
安全地帯で浮いてしまった玉置さん…

そして「なす」が「為す」という行為であれば「青いなす」は未成熟な至らない…
周りの期待に応えられない葛藤を抱えた玉置さん…

こんな意味や状況が絡み合っている「なす」という言葉のような気がします。

メモ書き

『玉置浩二ショー』で押尾コータロさん他と演奏した時に
「ちょっと切ない部分が多かった。
みんなでやることでこの曲も持っている底力が出た。
大地の底力が出た」ってコメントをし
演奏後「できた 出来たね」って
子供みたいに嬉しそうに玉置さんはしゃいでました。

2019年7月25日