前から温めていたネタをようやく形にしました。
いつも動作確認ができたら満足して終わっちゃうんだけど、今回はちゃんと箱に収めるところまでやりました。
動作確認したところまでの記事はこちら。
そして、今回完成した『聴力検査装置』がこちら!
装置の仕様は、下記のようになっています。
- micro:bitのボタンで周波数を変えられる(右ボタンで+1kHz、左ボタンで-1kHz、同時押しでもう一度鳴らす)
- 設定した周波数でスピーカーから音を鳴らす。
- 音が鳴っている間、LEDが光る
- 周波数は1-20kHzに制限
micro:bitで作ったのですが、下記の拡張キットを使っています。
micro:bitの拡張ボードと各素子をコネクタで接続するだけで使用できる為、配線ミスが起きづらく使いやすいです。
使用したのは下記のパーツ。
- 拡張ボード
- 1602 I2C LCDスクリーン
- LEDモジュール
- 電子ブザーモジュール(or スピーカー)
- ケーブル(3本線が2本、4本線が1本)
micro:bitとUSBケーブルはキットに付属していませんので、別途準備してください。
接続は下の写真のように行います。
正しく接続できると、このような見た目になります。
電子ブザーはプログラム通りの音が出ないときがあるので、下記のようなスピーカーに変更しても構いません。
スピーカーに変更する場合は、「P0」と「-」の端子にスピーカーの「+」と「-」を接続してください。
赤とP0を接続。
黄色とP0を接続。
LCDを使うときは拡張機能が必要です。
以前書いたこちらの記事を参考にしてください。
電源の供給は、拡張ボードのほうにしてください。
micro:bitのほうに接続しても、動作しないので注意してください。
micro:bitのプログラムは下記になります。
LCDのアドレスに注意してもらえれば、表示の部分は自由に変更しても大丈夫です。
あとはこれらをいい感じの箱に入れて完成!
動作確認している様子はこちら。
高い周波数の音は聞こえないかもしれませんが、ちゃんと鳴っています。
スピーカーの音が鳴っているかどうかの実験は以前行いましたので、こちらをご確認ください。
これをたくさんの人に試してもらって、年齢と聞こえる周波数の相関グラフを作る予定です。
グラフが完成したら、こちらに追記しますのでお楽しみに。
2024.8.4 追記
イベントのおかげでグラフが完成しました!
枠外は87歳の結果。
人間の可聴領域は20~20kHzと言われていますが、10歳以下の子供はもっと高い音も聞こえるかもしれない?
大人が勝手に決めた限界を突破する為、この実験はいつかリベンジします!