反発、米株高やインテル好決算が手掛かりに
19日の米国株が反発した流れを受け、東京市場は買い先行が見込まれている。インテル
好決算を受けハイテク株に物色が向かいやすいほか、金最高値など商品市況高を背景に資
源関連株への物色も見込まれるという。一方、東京電力(9501.T: 株価 , ニュース , レポート )株下落で減損処理をする
と報じられたメガバンクが下落した場合には全体相場の重しになると指摘されている。
日経平均の予想レンジは9400円―9600円。
19日の米国株式市場はジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(JNJ.N: 株価 , 企業情報 , レポート )のほか、
素材関連会社の決算を好感し、反発して終了した。この流れを受け東京市場は序盤は買い
先行が見込まれている。ただゴールドマン・サックス(GS.N: 株価 , 企業情報 , レポート )が決算を受け売られるなど
「米企業決算は強弱まちまちであり、ドル/円の水準もほぼ横ばいで日本株の上値を買う
には材料不足」(マネックス証券チーフ・ストラテジストの広木隆氏)とされ、朝方の買
い一巡後はもみ合いが想定されている。
一方、個別に物色が偏りやすいと指摘されている。インテル(INTC.O: 株価
, 企業情報
, レポート
)が発表した第1・
四半期決算が市場予想を上回り時間外取引で株価が上昇したことを受け、イビデン
(4062.T: 株価 , ニュース , レポート )や新光電気工業(6967.T: 株価 , ニュース , レポート )など関連銘柄が物色されやすいという。また金先物の
1500ドル大台突破など強い値動きを背景に非鉄金属や商社など資源関連株の堅調推移
も見込まれるという。
半面、東電の株価下落を受けメガバンクが2011年3月期決算で減損処理するとの一
部報道が重しになると想定されている。
個別銘柄では富士フイルムホールディングス(4901.T: 株価
, ニュース
, レポート
)が注目される。20日付の日本経
済新聞朝刊は同社の11年3月期の連結営業損益(米国会計基準)は1350億─
1400億円程度の黒字(前の期は421億円の赤字)に回復したようだと報じた。東日
本大震災の影響で国内販売は下振れしたが、液晶用材料などがアジアをはじめ海外で好調
だったと伝えている。
続落、欧米株安・円高受け売り優勢
タンダード・アンド・プアーズ(S&P)による米国格付け見通しの引き下げや欧州のソ
ブリン債をめぐる懸念などを背景に欧米株が下落しており、東京市場も売り優勢が見込ま
れている。外為市場での円高進行も重し。一方、下値では押し目買いや日銀 によるリスク
資産買い入れなどが期待され、日経平均は9500円を維持できるかが注目されている。
日経平均の予想レンジは9400円―9600円。
S&Pが米国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたほか、欧州
市場ではギリシャが債務再編に追い込まれるとの見方が強まりソブリン債をめぐる懸念を
受け18日の欧米株は下落。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー
・インデックス(VIX指数)は10.7%上昇し、リスク意識が高まっている。
加えて外為市場ではドル・ユーロとも円高に進んでおり、日本株は序盤から売り優勢が見
込まれている。
一方、日経平均9500円が節目としてみられており、同水準を下回る場面では「押し
目買いが入りやすいほか、日銀 のETF(上場投資信託)買い入れ、アジア系ファンドな
ど海外勢の買いが期待される」(コスモ証券・投資情報部副部長の清水三津雄氏)という
。ただ清水氏は「下値に底堅さがみられなければ仕掛け売りなどが警戒される」と指摘し
ており、日経平均が9500円を維持できるかが注目されている。
個別銘柄では、七十七銀行(8341.T: 株価 , ニュース , レポート )が注目される。同行は18日、改正金融機能強化法
による公的資金注入の申請を検討すると発表した。東日本大震災 で大きな被害を受けた宮
城県を地盤とする同行は、復興に向けた資金供給の円滑化のため財務基盤強化を図る。
しっかり、米株高支援も決算見極め続く
が見込まれている。15日の米株高や前週末下落した反動などから買いが先行する見通
し。
一方、外為市場でやや円高に推移していることが上値の重しになるとみられている。東京
電力(9501.T: 株価 , ニュース , レポート )が原発事故収束に向けた工程表や夏の電力供給力の上積みを発表したことは
プラス要因というが、決算発表を見極めたいとの見方から動きづらい相場が続くとされ、
朝方の売り買い一巡後は方向感に乏しい展開が想定されている。
日経平均の予想レンジは9500円―9750円。
15日の米国株式市場は上昇した。3月の米消費者物価指数(CPI)など底堅い経済
指標に支援されたという。東京市場では米株高に加え、前週末に下落した反動などから買
いが先行する見通し。外為市場でやや円高に振れていることは自動車やハイテクなど輸出
株の重しになるとみられているが、日経平均は9600円台への回復が見込まれている。
東電が福島原発の事故収束に向けた工程表を発表したことや、夏の電力協力を上積みし
たことなどは「日本株にとってプラス要因」(大和証券・投資情報部長の高橋和宏氏)と
されている。ただ、注目されている米主要企業と国内企業の決算発表を前を控え「今週は
決算見極めでそれによって左右される展開」(準大手証券)といい、全般はもみ合いが続
くとみられている。
個別銘柄ではKDDI(9433.T: 株価 , ニュース , レポート )が注目される。17日付の日本経済新聞朝刊は東電が保
有するKDDIの株式を売却する方向で調整に入ったと報じた。株価への影響を抑えるた
め、売却方法や時期、株数などは今後詰めるとしている。
小動き、中国経済指標に注目
一方、原油価格の上昇などを背景に資源関連株が物色されやすいと指摘されている。日中は中国の主要経済指標が発表され、中国株の動向が注目材料という。
日経平均の予想レンジは9550円―9750円。
14日の米国株がまちまちとなり手掛かり材料に乏しいなかで東京市場は方向感に乏しい展開が見込まれている。「日経平均が前日までの2日間で100円近く上昇したことを受け上値は利益確定売りに押さえられやすいほか、週末を控えポジション調整売りが出やすい」(マネックス証券チーフ・ストラテジストの広木隆氏)という。一方、下値では押し目買いや買い戻しなどが下支えすると想定されている。
グーグルが発表した第1・四半期決算は、営業コストの増加が響き利益が市場予想を下回った。これを受け同社株が時間外取引で急落しており、日本株の重しになるという。一方、「原油や金など資源価格が上昇しており、資源関連株に物色が向かう可能性がある」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券・投資ストラテジストの山岸永幸氏)と指摘されている。
きょうは中国で主要経済指標が発表される。第1・四半期の中国経済成長率は、成長速度よりもその内容に軸足を移す政府の努力の結果、昨年第4・四半期を下回ったと想定されている。一方、3月消費者物価指数の上昇率は2年8カ月ぶりの高水準になるというほか、3月鉱工業生産は安定した可能性があり、1、2月に比べてペースがやや鈍化したと予想されている。日中は経済指標の発表を受けた中国株の動向が日本株を左右する可能性があるとみられている。
個別銘柄では、ローソン(2651.T: 株価 , ニュース , レポート )が注目される。同社は14日、2012年2月期の連結営業利益が前年比3.5%増の575億円になるとの見通しを発表した。トムソン・ロイター・エスティメーツによると、東日本大震災発生後の3月12日以降に予想を出している主要アナリスト6人の予測平均値は569億円で、会社側の予想はこれをやや上回った。年間配当は175円と前期に比べて5円増配を計画している。
弱含み、売り一巡後は小動き
れている。13日の米国株は小反発したものの上値の重さが意識され日本株も上値をとる
ことは難しいとみられている。一方、下値では値ごろ感からの買いや買い戻しなどが入り
やすく、下げも限定される見通し。引き続き福島原発問題の深刻化に対する懸念や企業業
績の先行き不透明感があるなかで動きづらい相場が続くとされ、狭いレンジ内での動きに
なると想定されている。
日経平均の予想レンジは9550円―9700円。
13日の米国株式市場は不安定な値動きのなか小反発。JPモルガン・チェース(JP
M)(JPM.N: 株価 , 企業情報 , レポート )は一時の上昇から下げに転じたものの、ハイテク株が明るい業績見通しを背
景に買われ、相場を支援した。ただ「JPMの好決算は織り込み済みで米国株の上値の重
さが意識され、日本株も上値をとりにくい」(立花証券・執行役員の平野憲一氏)と指摘
され、日本株は買い手掛かりに乏しいという。外為市場でドル、ユーロともやや円高方向
に振れていることも重しになるとみられている。
一方、下値では値ごろ感を意識した買いや買い戻しなどが入りやすいといい、積極的な
売りは限られるという。ただ福島原発問題が進展せず、引き続き懸念が強いほか、4月下
旬から本格化する決算発表を前に投資家は動きづらいとされ、商いは低水準が続く見通し。
日経平均は方向感に乏しく、こう着感を強める展開が想定されている。
個別銘柄では東京スタイル(8112.T: 株価 , ニュース , レポート )が注目される。同社は13日、2011年2月期連
結業績予想の下方修正を発表した。デリバティブの評価損計上などで最終損益は105億
円の赤字(従来47億円の黒字)に落ち込むとしている。