「彼」は近くのビジネスホテルに泊まると言った
「私」はここに泊まればいいと言った
「彼」はそれは出来ないと言った
「私」はそんな勿体無いことするなと言った
そんなやりとりを繰り返した後
「彼」は仕方なさそうに 「お願いします」と言った
たくさん抵抗してくれて良かった
これで悪いのは「私」だけ
「彼」は近くのビジネスホテルに泊まると言った
「私」はここに泊まればいいと言った
「彼」はそれは出来ないと言った
「私」はそんな勿体無いことするなと言った
そんなやりとりを繰り返した後
「彼」は仕方なさそうに 「お願いします」と言った
たくさん抵抗してくれて良かった
これで悪いのは「私」だけ
「彼」が「私」の部屋に来るのは2度目
1度目は一緒に働いている頃に
何人かで遊びに来たことがある
「彼」はその時の事を懐かしいと言った
「私」にとってはつい先日の事のよう
お酒は時間も忘れさせてくれる 便利な水
終電の時間を確認出来る程度に酔う「彼」に
時間を忘れさせてくれる
「私」も酔ったふりをしなが ら
白々しく
「・・・終電行っちゃったかも・・・」
学芸会よりひどい演技
「彼」はお酒が好き
飲む事はもちろんで
珍しいお酒と聞くとまずくても飲むくらい
たわいも無い事に思えるけれど
「私」にとってこれほどありがたいものはない
簡単に 「彼」を自分のテリトリーに連れてこれる
魔法の水
「珍しいお酒があるから 来ない?」
この一言でいいのだから