「彼」の手は暖かくて
握っているだけで幸せな気持ちになれた
でも それはブレーキではなく
アクセルにしかならない
「彼」の体を押し寄せて
そっとベッドにもぐりこんだ
今 「彼」が起きたら
やっぱり眠くなったと言い訳すればいい
まったく起きる様子はなかったけれど
「彼」の手は暖かくて
握っているだけで幸せな気持ちになれた
でも それはブレーキではなく
アクセルにしかならない
「彼」の体を押し寄せて
そっとベッドにもぐりこんだ
今 「彼」が起きたら
やっぱり眠くなったと言い訳すればいい
まったく起きる様子はなかったけれど
時計の音 心臓の音
息苦しいくらいに聞こえる中で
「私」は少しだけ冷静になっていた
「彼」に拒まれるなら
それはそれでいいと思っていた
そのほうが
「私」の好きな「彼」だから
そんな思いも
「彼」の手に触れた途端に
どこかへ消えてしまうのだけれど
たわいもない会話をしながら
「彼」は眠るのを我慢していた
だけど お酒はそんな「彼」の我慢を
簡単に吹き飛ばしてしまう
そこらで ざこ寝すると言い張る「彼」を
無理やりベッドに寝かせた
「私は起きてるから」
その一言で「彼」は我慢をやめた
次の我慢をやめさせるのは
私自身