唇が離れたあと
「彼」は「私」を
ギュっと抱きしめてくれた
抱きしめられたまま
「私」は
もう耐えきれなくなって
涙が流れるのを隠しながら
彼の耳元で
「大好き」
と言った
もう
気持ちが抑えられない
「彼」も
きっと同じ
何も答えないかわりに
やさしいキスをくれた
唇が離れたあと
「彼」は「私」を
ギュっと抱きしめてくれた
抱きしめられたまま
「私」は
もう耐えきれなくなって
涙が流れるのを隠しながら
彼の耳元で
「大好き」
と言った
もう
気持ちが抑えられない
「彼」も
きっと同じ
何も答えないかわりに
やさしいキスをくれた
引き戻された「私」は
覆いかぶさるような形で
「彼」と目が合ってしまった
さっきまで
やっぱり眠たくなったと言えばいいって
そう思っていたのに
頭の中は真っ白
とても長い時間
そうしていたように感じたけれど
きっと
ほんの数秒だったのだと思う
「私」を引き戻した「彼」の手が
もう少し延ばそうと決めた「私」の髪の毛を
そっと
やさしく撫でた
「私」はもう
「彼」の温もりから
離れたくない
素直にそう思って
涙が出そうになるのを堪えて
そのまま
「彼」にキスをした
起こさない程度に
「彼」に体を合わせてみる
体温が「私」を安心させてくれた
ゆっくりと手を這わせてみる
思ってた以上に 男の子の体
何分の間 そうしていたのかは分からないけれど
心臓が痛いほどに音をたてていた
きっと「彼」は起きない
そう思った「私」は
寝てる間にキスしてしまおうと
顔を近づけるため 起き上がろうとした
次の瞬間
「私」の体は「彼」の体に引き戻された
何が起こったか分からないまま
聞こえてきた言葉は
「離れるの?」