中学生の頃からの胃下垂の整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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中学生の頃からの胃下垂の整体治療

2診目で改善した症例の解説です。
患者Mさん=30才-女性-主婦/会社員の症例

 

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①    Mさんの病歴・・・
患者Mさんは、中学生の頃から食事後に下腹部が膨れる事には気が付いていたそうです(上腹部は膨れなかったそうです)。その頃はこの事をあまり気にされていなかったそうです。その後も同じ状態が続いていましたが、2年前の出産(双生児による帝王切開)の後から少しずつ下腹部の膨満がひどくなり、今では食後だけでなく食事後数時間経過した食間でも常時下腹部が膨れているそうで、膨満状態の最上部は臍の高さで最下部は恥骨上3~4cmほどまで達しているそうです。知人から「それは胃下垂と違うの?」との指摘を受け、気になりだしたので当院に来院されました。




②    Mさんの診察
・この胃下垂の件で病院を受診したことは無いそうです。
・血圧は110/70mmHgくらいだそうです。血液検査など、過去の病院の検査で異常を指摘されたことは無いそうです。
・月経周期は28~30日タイプだそうです。
・食欲は普通で排便も毎日(1~3回)あるそうです。
・排尿の異常は無いそうです。
・視診上(立位・空腹状態)、臍より下から恥骨直上まで膨満していました。
・腹部聴診上、血管雑音は無くグル音はやや弱く聴取出来ました。
・腹部打診-触診上、全般的に鼓音が目立ちました。左季肋部の鼓音は臍下15cm下方(恥骨上3~4cm)まで同様に聴取出来ました。肝脾腫や腫瘤感は触診できませんでしたが、心窩部から左季肋部にかけて著名な緊張と圧痛があり、その緊張状態は数cm深くまでありました。




➂ 治療目標と整体治療

   ⑴    腹腔動脈、上・下腸間膜動静脈の循環を回復する
   ⑵    上記⑴によって胃~腸の平滑筋の疲労を回復し筋トーヌスを回復する
   ⑶    胃神経叢の伝導を回復し胃のトーヌスを回復する

・腹腔動脈、上・下腸間膜動静脈解放テクニック
・平滑筋テクニック
・十二指腸空腸曲解放テクニック
・腸間膜根解放テクニック
・胃神経叢解放テクニック

 





④    経過と結果・・・
・初診治療後、「胃が臍のすぐ近くまで上がっている感じがします。お腹の膨れているのが臍の方まで上がっています」と仰っていました。打診上も、治療前に恥骨付近に聴取された胃の鼓音と推測される部位も、臍の高さくらいまで上昇していました。


・2回目来維持、前回治療後に上昇していた胃の膨満部はそのまま維持されていました。施術後、さらに胃の膨満と思われる部位が心窩部近くまで上昇しました。また、臍の高さにあった胃の鼓音と思われる部位も、臍の上方5~6cmまで上昇していましたので、一応これで今回の治療を終了し、様子をみて頂くことにしました。

 





⑤     今回の症例の概説、、、
・今回のMさんの胃下垂症例については、消化器内科等の医療機関を受診されていませんので画像所見や医師の診断が無く、本当に胃下垂か否かは不明です。また、医学的に胃下垂は病気としての治療の対象になる事はないようです。しかし、上記③の診察所見からは胃下垂状態がある可能性が高いと思われ、またMさん自身もその治療-解消を希望されていましたので、上記の事を説明した上で、施術にかかる事にしました。

 

・ところで胃下垂の原因は不明な点が多くハッキリしていませんが、おそらく一つの原因だけではなく、遺伝的/後天的等、いくつもの因子が関係して生じているものと推定されます。ですから、いつも胃下垂の患者さんを診る時は、色々な仮説を想像して施術する事になります。

 

・今回のMさんの症例でもそれは同様でしたが、ただ取っ掛かりとなる所見がありました。それは「心窩部から左季肋部にかけて著名な緊張が背中方向の奥深くまであった」事です。この部位には胃を還流する血管が通り、それだけでなくその血管には、胃の運動などをコントロールする神経叢も張り巡らされているので、同部の緊張は「胃への血流障害」および「胃への自律神経不全」を生じさせる可能性があり、それが胃のトーヌス減に、つまり胃下垂の原因になっているのでは、と考えました。
 

・この仮説を元に「胃神経叢解放テクニックや腹腔動脈、上・下腸間膜動静脈解放テクニック」を施術したところ、(視診および打診上)胃が即効性に上昇していると推定できましたので、概ね妥当な仮説であったのでは、と思います。

 

 

 

 

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それではお大事にしてください。

 

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