臀部から下肢への坐骨神経痛の整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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臀部から下肢への坐骨神経痛の整体治療
子宮の内臓整体で改善した症例の解説です。
患者Mさん=46才-女性-主婦/会社員の症例 
 

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① Mさんの病歴・・・
患者Mさんは、2年ほど前から左臀部から左下肢後面の坐骨神経痛が生じているそうです。整形外科を受診したところ「腰部脊柱管狭窄症の疑いがありますが、経過観察でいいと思います」との事で、特段の治療はなかったそうです。その後、接骨院を受診したところ「股関節が悪い」との事で、臀部を中心としたマッサージを受けていたそうです。しかしどちらも全く効果が無かったそうです。Mさんは別件(逆流性食道炎)で来院されていましたが、本症についても並行して整体治療する事になりました。
 
 
 
② Mさんの診察
・立位での仕事中や炊事-洗濯時に疼痛が増強するそうです。安静時痛は無いそうです。
・下肢の知覚や腱反射-徒手筋力テスト-バビンスキー反射などの神経学検査で異常所見はありませんでした。
・トーマステスト、フェーバーパトリックテスト、アンビルテスト、股関節グランディングテスト、SLRテスト、Kボンネットテストは陰性でした。
・脊椎は軽度の右凸の側彎症がありました。
・4か月前に逆流性食道炎の診断を受けており、喉のつまり感や呑酸、心窩部の膨満感様の疼痛があるそうです。
・春シーズンの花粉症と通年性の鼻閉-鼻漏などもあるそうです。口内炎や歯肉出血は無いそうです。
・血液検査で特段の異常は無く、ピロリ菌も検出されなかったそうです。血圧は110/70mmHgだそうです。
・頚部前面の筋肉群の著明な緊張と圧痛がありました。甲状腺の腫脹-萎縮はなく、気管は正中に位置していました。リンパ節の腫脹もありませんでした。
・胸部聴診上、特段の所見はありませんでした。
・腹部聴診上、血管雑音などの所見はありませんでした。グル音は極めて微弱でした。
・腹部触診上、心窩部に著明な緊張と圧痛がありました。また、回盲部と十二指腸空腸曲部にも緊張と圧痛があり、前者への押圧で左季肋部から心窩部に放散痛があり、後者への押圧で左背中(T10付近)への放散痛がありました。腹部全般が陥没し、左右ASISが突出して触れることが出来ました。腫瘤感や抵抗感、あるいは肝脾腫はありませんでした。筋性防御や反とう痛はありませんでした。左右の腸骨動脈分岐部付近に緊張と圧痛があり、同部の押圧でASIS付近や大腿内側あるいは大腿後面に放散痛がありました。子宮底はほぼ正中で触診できましたが、可動性はありませんでした。
・20代のころに、「かき」を食べて重度の腹痛・下痢といった食あたりを何度か経験しているそうです。ここ10年ほどは、クッキー類やパン類で軽度の腹痛が生じることがあるそうです。
・元来、便通は良い方だったそうですが、本症になってからは便秘傾向になり、1週間に1度程度の排便間隔だそうです。
・月経周期は28日で、月経期間は4-5日だそうです。生理痛はクーラーなどで冷えた時に下腹部が痛くなり、それ以外では生じないそうです。排卵痛はほとんど無いそうです。
 
 
 
➂ 治療目標と整体治療
     ⑴ 後大腿皮神経~下殿皮神経の絞扼を解放する
・後大腿皮神経解放テクニック
・子宮底解放テクニック
 
 
 
④ 経過と結果・・・
・3診目来院時、「(左)おしりから足(後面)にかけての痛みが、気のせいか軽い感じがします」と仰っていました。

・しかし4診目来院時には、「少しぶり返しています」と仰っていました。

・5診目来院時以降、「(左)おしりから足(後面)にかけての痛み」は軽減-解消していきだし、8診目以降発症することはなく、Mさんの本来の主訴であった「逆流性食道炎」の治療が終了する13診目まで一度も生じることはなかったので、本症についての治療も終了することにしました。
 
 
 
 
⑤  今回の症例の概説、、、
・今回のMさんの「左臀部から左下肢後面の痛み(坐骨神経痛)」についてですが、その最大の主因は”腹部”にあったのでは、と考えられます。言い方を得れば「腰部に原因はなかった」のではと思います。ちなみにこの様なケースは女子に多く見られると思います。

・今回のMさんの神経痛の部位ですが、それは末梢神経である「後大腿皮神経」の支配部位にほぼ当てはまります。逆に言えば、脊髄神経=デルマトームでは説明できない神経痛の部位です。従って、同神経の走行部位を検討する方が今回のMさんの原因にたどり着く可能性が高く、実際にその観点から診ていくと、いくつかの障害部位が予想できました。
 

・その中で一番可能性の高い部位は③の診察結果から「腸骨動脈分岐部付近」だと思われました。可能性はいくつもありますが、例えば月経血の逆流(異所性内膜症)や細菌感染後の癒着などが原因となって、同部付近を走行する後大腿皮神経が刺激され「左臀部から左下肢後面の坐骨神経痛」が生じているのでは、と推定するのが妥当だと思われます。
 
 

・そこで
 ⑴ 後大腿皮神経~下殿皮神経の絞扼を解放する
目的で、
 ・後大腿皮神経解放テクニック
 ・子宮底解放テクニック

を、施術する事にした訳です。
 
 

・この施術により5診目頃から軽減しだし、8診目からは全く神経痛が出なかったので、上記推定で概ね良かったのでは、と考えます。ところで冒頭に「ちなみにこの様なケースは女子に多く見られると思います。」と記しましたが、その理由は先述のごとく「月経血の逆流」をはじめ、「経腟的な細菌感染」や「排卵時の卵胞液の腹腔内露出」など、女子には骨盤内に血液、膿、卵胞液などが常に浸出する構造的原因が内在しているからだと思います。

 

 

 

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