心窩部(みぞおち)の痛み・・・逆流性食道炎-食道裂孔ヘルニアの再発(?)と整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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心窩部(みぞおち)の痛み・・・
逆流性食道炎-食道裂孔ヘルニアの再発(?)と整体治療
患者Sさん=43才-女性-主婦の症例
 
 
 
 
 
① Sさんの病歴・・・
患者Sさんは、2年前に逆流性食道炎-食道裂孔ヘルニアの治療で当院を受診されましたが(
逆流性食道炎と食道裂孔ヘルニアによる胸やけ(胸の痛み・圧迫感)、肩こりの整体治療 照)、その後2年が経って心窩部の痛みが出だしてきたので、今回の再来院となりました。
 
 
 
② Sさんの診察
・今回の件で、病院を受診されていません。従って、逆流性食道炎-食道裂孔ヘルニアの再発か、あるいはそれ以外の疾患かどうかの確認はとれていません。(後述しますが)必要があれば、専門医での精査を勧める事を視野に入れ、下記の診察-治療をする必要があります。
・今回の症状は、心窩部(みぞおち)の持続的な疼痛が主で、その痛みは胸骨の中央部まで及ぶそうです。それに加えて喉のつかえる感じと頻回に出るゲップがあるそうです。呑酸は無いそうです。
・血便、タール便などは無いそうです。
・食欲は普通で、嚥下障害は無いそうです。この2年間に暴飲暴食には気をつけていたそうです。体重の変動も無いそうです。
・頭顔面や下腿の浮腫はありませんでした。眼球結膜の黄染はありませんでした。
・扁桃腺の発赤や腫脹は無く、咳や痰も無いそうです。
・気管は正中にあり、甲状腺の腫脹-萎縮はありませんでした。
・胸部聴診上、特段の所見はありませんでした。
・腹部聴診上、血管雑音は無く、グル音もほぼ正常に聴取出来ました。
・腹部触診上、腫瘤感や抵抗感は認められませんでしたが、心窩部-胸骨剣状突起直下に緊張と圧痛がありました。胃体と回盲部と空腸曲にも軽度の緊張と圧痛がありました。また、胆嚢の腫脹-緊張が触診でき、右季肋部から心窩部にかけても著明な緊張と圧痛がありました。
・改めて問診すると、2年前に救急搬送された時に「胆汁が逆流していますね」と、担当医から言われたことがあるそうです。胆石の有無については聞いていない(覚えていない?)そうです。
 
 
 
➂ 治療目標と整体治療
     ⑴ 下部食道括約筋の筋力を回復させ、胃酸の逆流を阻止する
     ⑵ 胃-平滑筋の筋力を回復させる
     ⑶ 胆嚢の腫脹と緊張、及び肝胃間膜の緊張を緩和する

・下部食道括約筋テクニック
・平滑筋テクニック
・胃-平滑筋テクニック
・裂孔ヘルニアテクニック
・胆嚢の内臓整体
 
 
 
 
④ 経過と結果・・・
・2診目来院時、
「喉のつかえる感じとみぞおち(心窩部)と痛みが少し改善しています」と仰っていました。ゲップは出たり出なかったりと、不安定な状態だったそうです。

・3診目来院時、
「みぞおちや胸(胸骨中央部)や喉はほとん気にならないくらいまで良くなっています。ゲップも減っています」と仰っていました。また「良い便が出るようになってきました(最近は軟便が多かったそうです)」とも仰っていました。

・4診目来院時、
ほぼ全症状が解消していたので、念のために専門医での精査を勧めた上で、今回の整体治療を終了する事にしました。
 
 
 
 
⑤ 今回の症例の概説、、、
◆ 再発性の逆流性食道炎について…経年劣化の可能性
・当院に来院される内科領域の患者さんで多数を占めるのが本症=逆流性食道炎-食道裂孔ヘルニアです。従って、時折この様な(再発例と推定される)症例もあります。今回のSさんのケースでは、前回の治療終了後約2年が経過していますが、その間に特段の悪化原因があったのでは無い、と思います。おそらく、自然経過的な=経年劣化=による下部食道括約筋の疲労-筋力低下により、胃酸が逆流していたのかも知れません。
 

◆ 下部食道括約筋の経年劣化を防ぐ治療が重要
・本症の直接的な原因の一つは、食道と胃を遮断する括約筋=下部食道括約筋の疲労-筋力低下により胃酸が食道に逆流してしまう機序ですから、過去に一度本症に罹患していると、やはり同筋の経年劣化率も他者の健常者よりも悪いのかも知れません。その意味で、(どの様な患者さんにもお伝えする事ですが)適切な間隔でのメンテナンス的な治療は必要なのでは、と思います。

・今回のSさんに関しては、2年前の前回に徹底的に整体治療をしていたので、今回はわずか3-4回の治療でほぼ完治状態に至っています。とは言え、しかし、もっと適切な間隔でメンテナンス的な治療をしていれば、もっと短期間で治療終了していたと思います。
 
 
 
◆ メンテナンスの間隔は個人差がある
・メンテナンス的な治療の間隔をどれくらいにするのか、それは経年劣化率の個人差があり難しく、総論的には言えません。ですから今回のSさんの様に自分で自分の症状に注意して(☚自己管理)、「少しおかしいかな?!」と感じたらその時こそが、否、出来ればその徴候が出る直前(☚これを自己管理するのは至難の業ですが)にメンテナンス的治療あるいは病院での検査をするのが、一番健康寿命の維持に大切なコツだと思います。

・今回は前回と異なり、Sさんは事前に病院等に受診されていませんので、その点で専門医による確定診断は無く、整体師レベルの診察をした上で、見切り発車的に治療を始めた訳ですが、(症状がほぼ完治したとはいえ)一応は念のために専門医による精査を勧めておくべき、だと思います。
 
 
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