逆流性食道炎と食道裂孔ヘルニアによる胸やけ(胸の痛み・圧迫感)、肩こりの整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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逆流性食道炎と食道裂孔ヘルニアによる胸やけ(胸の痛み・圧迫感)、肩こりの整体治療
患者Sさん=41才-女性-主婦の症例

 

① Sさんの病歴・・・
患者Sさんは1年半ほど前から胸の痛み・圧迫感・締め付けられるような感覚に悩まされ、ある時息苦しさも増強したので救急搬送されたそうです。その時は心臓血管系を中心に診察されましたが、特に異常が無かったそうです。その後心膜内科や心療内科などを受診しても原因不明で、最後に消化器内科で「逆流性食道炎及び食道裂孔ヘルニア」と診断されたそうです。精査によりバレット食道やピロリ菌感染は無いものの軽度の萎縮性胃炎も合併していたそうです。投薬によりある程度症状は軽減したそうですが、数か月前から薬の効果も減弱し、最近では心窩部の疼痛と共に、呑酸、ゲップ、胸やけ、胸部の圧迫感-絞扼感などがひどくなっているそうです。その後鍼灸治療にも通っていたそうですが、芳しくないので当院に来院されました。

 

② Sさんの診察
・病院での検査では滑脱型の裂孔ヘルニアがあることが分かりました。バレット食道は認められませんでしたが、萎縮性胃炎が確認されました。ピロリ菌感染はありませんでした。血圧は正常範囲だそうです。血液検査等で特段の所見はないそうです。
・腹部聴診上、血管雑音やハム音は認められませんでした。グル音は減弱していました。嚥下時の下部食道括約筋の排出音が剣状突起より5-6cm上部に聴取できました。同部に著明な圧痛が認められました。
・腹部打診上、上中腹部は鼓音が目立ち、下腹部に濁音が目立ちました。
・腹部触診上、腫瘤感や抵抗感は認められませんでしたが、回盲部、腸間膜根、空腸曲、心窩部、左季肋部、及び胸骨下部に著明な圧痛が認められました。
・食欲がなく、半ば義務的に食事をしていたが、食餌が喉を通りにくく、食べにくいそうです。

 

③ 治療目標と整体治療
     ⑴ 胃腸~下部食道括約筋の平滑筋の筋力を回復し、胃腸への動静脈の血流を改善して自然治癒力の増進を図る
     ⑵ 胸郭に脱出している胃体部を腹腔内に引き戻す
     ⑶ 下部食道括約筋の筋力を回復し、胃酸の逆流を阻止する
     ⑷ 食道走行部位の緊張を緩和する
     ⑸ トレイツ筋の緊張を緩和し胃の不快感を緩和する
     ⑹ 横隔膜の緊張を緩和する

・消化管平滑筋テクニック
・食道-胃牽引テクニック
・下部食道括約筋テクニック
・食道走行部位の緊張緩和テクニック
・回盲部-腸間膜根の解放テクニック
・トレイツ筋の解放テクニック
・横隔膜解放テクニック
・腹部血管の血流改善テクニック

 

④ 経過と結果・・・
・2回目来院時、「ごはんが食べられやすくなった」と仰っていました。また、胸の圧迫感、ゲップなどが少し解消していたそうです。
・6回目来院時、心窩部の疼痛はまだ少しあるそうですが、胸の圧迫感や息苦しさ、呑酸、胸やけ等は大幅に減少し、食事も普通に喉を通るようになったそうです。当初、嚥下時の下部食道括約筋の排出音が剣状突起より5-6cm上部に聴取されていましたが、これもほぼ剣状突起付近まで下降していました。
・その後、多少の緩解⇔悪化はありましたが、治療開始からちょうど2か月後には、上記全ての症状はほぼ全て解消し、機会があれば、念のため消化器内科での検査で確認する様にお伝えして、治療終了としました。

 

⑤  今回の症例の概説、、、
・逆流性食道炎の原因は、直接的には胃と食道の接合部にあたる「下部食道括約筋」の筋力が低下して、胃酸の食道への逆流を阻止できなることに有ります。ですから当院ではこの「下部食道括約筋の筋力を回復させる整体テクニック」を中心にして治療にあたっています。
・しかし最近では「消化管機能性ディスペプシア=FD」として、食道から直腸までの1本の消化管全体の機能障害として「逆流性食道炎・裂孔ヘルニア」をとらえるようになっています。
・従って「下部食道括約筋」だけでなく、消化管全般に渡る機能回復を視野に入れた治療方針が必要で、実際Sさんの診察所見でも消化管全般に様々な所見がありましたので、当院においてもその観点から整体テクニックを選択して施術することにしています。
今回のSさんの症例においても、消化器系全般に渡る整体テクニックを駆使して施術することで、裂孔ヘルニアを合併している逆流性食道炎の改善につながったものと考えます。

 

 

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