骨盤の痛みと整体治療  | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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骨盤矯正=骨盤の痛みと整体治療 
患者=Yさん-33才-女性-主婦

 

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① Yさんの病歴・・・
患者Yさんは、第一子(現在3才)を出産してからずっと骨盤の右端にある骨の突出部付近(☚ASISと呼ばれる部位です)から、右の股関節外側にかけて鈍痛があったそうです。実際に立位で観察しても、右骨盤(ASIS)が左側より3cmほど低下してズレていました。接骨院で度々骨盤矯正をしていたそうですが、施術直後には元通りに骨盤がズレてしまい、骨盤痛は全く改善しなかったそうです。

 

 

 

② Yさんの診察
・お通じは毎日あるそうですが、残便感が強く、全部出ていない感じがいつもするそうです。
・ガスも多いそうです。
・腹部はかなり膨満していて、風船を膨らませた様な状態でした。
・腹部聴診上、血管雑音はありませんでしたが、グル音は減弱していました。
・腹部触診上、腫瘤感や抵抗感はありませんでしたが、全般的に便の塊のような粘土感はありました。左右鼠径部の上部で著明な緊張と圧痛がありました。子宮底は正常位置で触診でき、適度な可動性がありました。
・腹部打診上、全般的に濁音で上腹部は鼓音が目立ちました。
・仙腸関節(☚骨盤後部の関節)にフィクセーション=骨性制限はありませんでした。
・右の大腿筋膜張筋に著明な緊張と圧痛がありました。(☚Yさんが疼痛を訴えている部位)
・生理痛・不正出血など、特段の婦人科的な所見はありませんでした。
・3年前の出産時の状況は普通分娩で、比較的安産だったとのことです。

 

 

 

③ 治療目標と整体治療 
      (ア) 骨盤(腸骨)と大腸の癒着を解放し、骨盤の変位を矯正する
・平滑筋テクニック
・大腸はがしテクニック

 

 

 

 

④ 経過と結果・・・初診で骨盤痛「ゼロ」に。
・初診の治療で骨盤のズレ(右骨盤(ASIS)が左側より3cmほど低下)はほぼ改善し、骨盤痛は解消していました。再発があるかどうか、念のため2週間後に再来院の予約をして頂きました。


・2週間後に再来院された時、Yさんは「骨盤の痛みはこの二週間、全くなかったです。」とおっしゃっていました。また、骨盤のズレも再発していなかったので、一応の治療終了としました。

 

 

 

 

⑤ 今回の症例の概説、、、
・Yさんの症例は、素人目に見てもハッキリとした骨盤のズレ(右骨盤(ASIS)が左側より3cmほど低下)があり、それを直接矯正してもその直後に元のズレた状態に戻るのであれば、それは一般的に言うズレ(サブラクセーション=骨性制限)と言うよりは、軟部組織性の制限(ズレ)、と考える方が妥当と思われます。


・例えば、軟部組織性のズレの原因として筋肉や靭帯の緊張のアンバランスも少なくありませんが、意外に多いのが「内臓性の骨盤のズレ」だと思います。特にこれは婦人科臓器が骨盤内にある女性に好発する様に思います。今回のYさんの症例もそのうちの一つだったと考えます。これが原因だと、直接骨盤を矯正してもその直後に元のズレた状態に戻る事は納得できます。なぜなら骨盤の矯正で内臓の異常が解消できることは、ほぼ無いからです。
ただ、Yさんに関しては、出産後から骨盤痛が発症していますが、上記②「Yさんの診察」結果から、今回婦人科的な関係は少ないのでは、推定しました。

 


・他に骨盤のズレや骨盤痛に関係していると考えられる所見として「左右鼠径部上方で著明な緊張と圧痛」がありました。おそらく、同部で左右の大腸の下端(右側=盲腸部、左側=S字結腸部)が骨盤に癒着し、それにより骨盤が牽引され、骨盤のズレが生じているのでは、と仮説を立てました。その様にして生じた骨盤のズレ=不安定性を安定化・固定化する為に、右側の大腿筋膜張筋が緊張したのでは、そしてその筋肉の緊張そのものが骨盤痛の原因になっていたのでは、と考えました。
Yさんは腹部膨満であり、残留便がありそうなので、この所見も上記仮説を疑う根拠としました。

 


・結果的に、大腸と骨盤の癒着を剥がす手技=「大腸はがしテクニック」を施術すると、Yさんのズレていた骨盤が自然に矯正され、右側の大腿筋膜張筋の緊張も緩和し、同時に3年間続いていた骨盤痛も消失したので、上記仮説はある程度は的を得ていると考えます。


・実際、Yさんに似た症例はいくつもあります。

 

 

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