右肩甲骨内側から右手の甲にかけての違和感  | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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右肩甲骨内側から右手の甲にかけての違和感 
患者Dさん:29才-女性-フリーターの症例より

 

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病歴
・6年前から患者Dさんは右肩甲骨内側から上腕裏側~前腕裏側~右手の甲にかけての広い範囲に違和感(ごく軽度の鈍痛)を常時感じていた。ただ、激痛を「10」とすると「2」程度の軽度なものであり、日常生活にほとんど影響が無かったので、自分でマッサージする以外は放置していた。
・時折その違和感が増悪したり元の「2」レベルに戻ったり、あるいはまれに右側の同部位に違和感が移動したりなどの変化はあったそうである。
・しかしあまりにも長期にわたり主訴症状が続くので、今回の相談となった。

 

 

 

問診-診察
・上肢の知覚検査や筋力検査に異常は認められなかった。
・肩関節、肘関節、手首関節、及び頸椎や胸椎の可動範囲もほぼ正常で主訴の誘発も無く、サブラクセーションも臨床レベル的に異常は無かった。
・転倒や事故などの外傷経験も認められなかった。
・症状が軽減or増幅する姿勢や運動は、「特に無い」との事であった。
・患部の皮膚音や皮膚所見は認められない。
・右上腕三頭筋に緊張と圧痛はあるが、主訴の誘発は認められなかった。
・右手根背部が左に比べて中等度肥厚していた。しかし圧痛は無く、押圧による主訴の誘発も無かった。しかし右手根の「変形性手関節症の整体手技」を施術すると、主訴=「右肩甲骨内側から右手の甲にかけての違和感」が次第に、かつ早期に軽減していき、施術後2-3分で主訴症状はほぼ解消した。
・右手首を強打するような外傷経験が無かったか、患者Dさんに再三確認したが結局思い出せなかった。しかし最後に「手を後ろで支えた格好で体幹をのけぞって座っていませんか?」と問診したところ、「はい、いつもしょっちゅうしています。」との回答を得た。

 

 

 

治療目標
・右手手根骨群の圧力負荷を軽減させる。
・伸筋支帯や手根骨間の靭帯群の緊張を緩和する。
・前腕伸筋群と上腕三頭筋の筋肉緊張を緩和する。
・背中から上腕(伸側)~前腕(伸側)~手の甲にかけての筋膜緊張を緩和する。

 

 

 

 

整体手技
・変形性手関節症テクニック
・背中から上腕(伸側)~前腕(伸側)~手の甲にかけての筋膜解法テクニック
・前腕伸筋群と上腕三頭筋の推拿(圧法、こん法)とストレッチ

 

 

 

 

結果
・即時的に症状はほぼ消失した。
但し、一両日中に元に戻るであろうことを説明した。何となれば本主訴の第一の主因が「変形性手関節症」にあると推定したからである(☚整形での精査が必要)。同疾患は関節の退行変性であるため変形が修復するには若い方と言えども相当時間が必要である。従って一時的に関節への負荷が軽減し症状が消失しても症状がすぐに再燃するのは必然であるので、継続的な施術が必要である。

・1週間後に再診すると、意外と症状は悪化することなく、楽な感じであったそうである。

 

 

 

 

考察
・「変形性手関節症の整体手技」を施術すると、主訴=「右肩甲骨内側から右手の甲にかけての違和感」が次第に、かつ早期に軽減した事から、七つの手根骨(軟骨)に退行変性が生じたと考える(場合によっては手根骨間にはりめぐされている靭帯群の肥厚のみかもしれない。)。

 

 


・明白な外傷経験がない事から、患者Dさんの習慣である「両手を後ろにして体幹を後方にのけぞって座る」ことで、軽度ではあるが恒常的に手関節に負荷がかかり、それによる機械的ホメオスターシス反応によって「靭帯群の肥厚(慢性捻挫)」や「手根骨(軟骨)の変性・骨棘」が生じ、その放散痛として、あるいは同部位での筋膜への牽引刺激などを理由として、主訴=右肩甲骨内側から上腕裏側~前腕裏側~右手の甲にかけての広い範囲に違和感(ごく軽度の鈍痛)を常時感じていたのでは、と推察する。


・手首自体に疼痛が無いのは、慢性捻挫や慢性腱鞘炎では時折経験する事である(慢性化したものは、靭帯や腱の肥厚のみで疼痛は無くなる傾向がある)。
・時折、左側に症状が移動する事は、おそらく左手首も同様に機械的ストレスを受けているのでは、と考える。

 

 

 

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