「頑固な肩こりと慢性胆嚢炎」その三 …慢性胆嚢炎の要因…
◆始めに・・・意外と知られていない「慢性胆嚢炎」
・意外に多い慢性肩こりの原因「慢性胆嚢炎」・・・
ですから今回は慢性胆嚢炎のシリーズものとして、
「その五 」
で慢性胆嚢炎患者さんの実際の整体治療例を、そして
「その二 」
「その三 」
「その四 」
で、慢性胆嚢炎の概説を記しました。
慢性化した治療抵抗性のある「肩こり」に適合した治療法を選択する、一つの「道しるべ」としてお読み頂ければ、幸いです。
それでは、、、。
それではよろしくお読みください、、、。
◆前回コラムでは
慢性の肩こり患者さんに潜在的に多いと考えられる「慢性胆嚢炎」についてコラムってみました。
今回のその二では慢性胆嚢炎の要因について記してみます。
慢性胆嚢炎は胆石をお持ちの方が多い、と言われていますが、石のあるなしに関わらず、大きく分けて下記の四つの要因があると言われています。
1 血行・リンパ行性
2 下行性
3 上行性
4 その他
1の「血行・リンパ行性」は風邪などの全身感染症によって細菌などが血管やリンパ管を通って胆嚢まで浸潤し、胆嚢炎を起こすタイプです
2の「下行性」は消化管から侵入した細菌が門脈と呼ばれる血管を通じて肝臓へ行き、そこから胆嚢へ浸潤して胆嚢炎を起こすタイプです。
3 の上行性は腸内細菌が十二指腸にまで遡り、そこから胆管に逆流して胆嚢まで浸潤して胆嚢炎を起こすタイプで、このタイプが大多数を占めているようです。
4は 胆汁うっ滞による炎症、膵液の逆流のよる炎症、アレルギー機序による炎症などが考えられています。
◆ですから
病院で自分の肩こり原因が「慢性胆嚢炎」と検査で分かっても、その原因が①~④のどれなのか?によって治療法も変わってきます(また、胆石があれば別の治療も必要かもしれません)。
要因の①、②、④は少ないと言われていますので、次回は大多数の要因である③の上行性についての治療法について説明します。
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