15年以上前のことですが、新聞にチラシを入れた日にゴミ箱の中身を入口、階段、教室にばらまいておいたことがあります。
何のことだか分かりませんよね。
日本一汚い塾を目指したということです。
その理由は三つあります。
普通の塾は第一志望合格率が100%には届きません。
普通の塾は偏差値が20以上足りない生徒が第一志望に合格するなんてありません。
普通の塾は模試の判定が1年間E判定のまま合格するなんてありません。
しかし、普通でない学道舎は毎年毎年第一志望合格率が100%です。
普通でない学道舎は偏差値が20以上足りなくても当たり前のように合格しています。
普通でない学道舎は1年間E判定のまま当然のごとくに合格してしまいます。
ならば、ゴミ箱の中身をばらまくのも普通ではありません。
何のために?
変な奴が寄り付かないようにするためです。
チラシを入れると許可もなしに塾内を勝手に見て回る狂人がいます。
これが我孫子の特徴です。
東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城で教えて来ましたが、こんな狂人がいるのは我孫子だけです。
塾業界の情報交換の場で語られる事実として、こういった狂人は確実にクレーマー、モンスターです。
入塾した後に塾内をひっかきまわして授業が成立しないようにしてしまいます。
もちろん、子供が第一志望になど合格する訳がありません。
さらに、他の塾生まで第一志望に合格しないようにしてしまうのです。
だから、そんなクレーマーやモンスターが近づかないように常に汚くしておく必要があるのです。
特にチラシを入れた日は余計に汚くしなければならないのも分かっていただけませんか。
ところで、塾を意図的に汚くしておく理由はあと二つあります。
学道舎の生徒は本番に強いです。
だから、偏差値が20以上足りなくても合格する訳です。
さて、塾にとって毎日の必要業務は何でしょうか。
他の塾は金づるというお客様を快く迎えるためにせめてきれいにしておこうとします。
学道舎と真逆。
きれいな環境でないと勉強できない者と汚いところでも平気で勉強できる者の違いは想像できるでしょうか。
ダメな生徒は静かな環境できちんと机に向かわないと勉強できません。
それに対して、伸びる生徒はいつでもどこでも勉強できます。
日頃からどんな場所でも勉強に集中できるように指導しているのが学道舎です。
だから、入試本番で持っている力以上のものを発揮してしまいます。
偏差値が20以上足りなくても、1年間E判定でも、合格してしまうのが当たり前ではないですか。
そして、三つ目の理由はここには書きません。
入塾した生徒だけが分かることです。
[追記]
ゴミ箱の中身を撒き散らした時に、結局入塾したのはたったの一人。
入塾した一人はその後、卒業まで我孫子中学で学年1位を続けました。
汚いけれども受かる塾。
受かるけれども汚い塾。
どちらを見るのも個人の自由。
個人の価値観の問題です。
この時の結果も人間の価値観による選別が上手くいった実例であるのは言うまでもないことです。