『哲仁王后』のアドリブ部分やカットされたシーンをまとめています！
スクリプトブックに、ト書きしかない部分や厳密に本人から出たアドリブではなさそうな部分も、このブログでは便宜上「アドリブ」として紹介しています。なので、これらが俳優だけの功績という訳ではない、というところはご留意ください。また、カットや変更が多いので、全部は拾いませんので、あしからず。
19話は、なんといってもビョンイン…。そして、哲宗とソボンが再会してからは本当の夫婦的な様子が最高の回でしたね。最終回前、アドリブというよりシーンそのものがスクリプトブックと変更になっている場面が多くあります。
ここから先はもはやネタバレしかないので、ご注意ください。
なお、以下のルールで色分けしていきます。
青字：カット
赤字：アドリブ
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【19話】
（１）ソヨンはビョンインの太陽
ビョンイン最後のシーン。スクリプトブックから演出変更。
ビョンインの目の前に小さな紅葉一枚が落ちてくる···それをつかもうと手を伸ばすビョンイン。 しかし、届かないまま、手を落としながら頭を深く下げる。 ただ床に落ちてしまう紅葉。 ビョンイン、目をつぶる。
本編では落葉はありませんでした。
どこかのインタビューでナ・イヌssiが「ソヨンはビョンインにとって太陽だったから空に向かって手を伸ばした」と言っていて、そっちの方が自然だなと納得しました。メイキングには紅葉を掴もうとする動きの練習が映っていたので、やってはみたようですね！
（２）本当の初夜
キャンプ地でのキスシーン。スクリプトブックのト書きが「本当の初夜が更けていく」！！
お互いを切なく見つめる二人。
たちまちキスをする…ソヨンの髪を解く哲宗の手。
古びた床に横になってお互いを切なく眺める。
疲れたお互いの体を撫でて抱き締める二人。
そのように優しくて切ない本当の初夜が更けていく。
（３）政治家達の動き
政治家達の動きが少しずつカットになっていました。４つのシーンに渡っているので、それぞれ紹介します。
①妓生宿（安松キム家）
都承旨「確かに、最近はキム・ビョンインが見えないのが疑わしいですね」
左議政「中殿が出産準備をすると旅立ったら、キム・ビョンインもいなくなった…」
領議政「みんな覚えてるだろう。口外できないあの噂」
左議政「中殿とキム・ビョンインが本当にそう言う関係なら、中殿は苗字を変えるとまで言って家門と対立したから…」
領議政「キム・ビョンインも、やはり家門を捨てて豊安チョ家と手を握ることも」
３人、危機感に襲われて…
②妓生宿の違う部屋（豊安チョ家）
右議政「主上の死も中殿の療養も釈然としない。もし二人とも嘘だったら…」
吏曹判書「偽りの死に反発した中殿をどこか遠くに隠して、キム・ビョンインがそんな中殿の肩を持ったのか」
右議政「それならキム・ビョンインは安松キム家を吹き飛ばすために通文を書くだろう」
吏曹判書「キム家同士の喧嘩に私たちまで巻き込まれてしまいますね」
右議政「（ため息）今後、安松キム家の一挙手一投足を注意深く見なければならない」
二人、悲壮だけど…
③妓生宿の廊下
トイレに行ってきた領議政が服を整えながら部屋の扉を掴んだが、何だか変な気分だ。隣を見ると、隣の部屋を出た右議政が驚いて立ち止まった。 咳払いしてきまりの悪い二人
右議政「いらっしゃいましたか？とても静かで隣の部屋は空だと思いました」
領議政「それなら、そちらの部屋もお通夜のようでしたね」
咳払いの二人
④妓生宿の二つの部屋
領議政と都承旨そして右議政と吏曹判書が並んで壁を間に耳を当てて盗み聞きする。両方とも、何の音もしない···。一人、席に座った左議政が酒を注ぎ、やかんの蓋を落とすと、豊安チョ家たちその音に神経を尖らせる。領議政、目をむいて黙って左議政に怒る。
（４）耳がお気に入り？
キャンプ地の朝。ソボンの手を暖める哲宗とマフラーを巻いてあげるソボンの描写はスクリプトブック通り。でも、哲宗がソボンの耳を揉む動作はスクリプトブックに書かれていないので、キム・ジョンヒョンさんのアドリブと思われます。
直前のキスシーンでもシン・ヘソンさんの耳の穴にキム・ジョンヒョンさんの指が入ってしまっていて、シン・ヘソンさんが「私の耳が気にいらないのかなと思った」とコメンタリーで言ってたのですが、むしろシン・ヘソンさんの耳を気にいってたのかも？笑
（５）くしゃみする時は口元を隠しなさい
待令熟手が合流したシーン。クシャミする待令熟手に哲宗が言った「まず服から着替えなさい。あとくしゃみする時は口元を隠しなさい。お前は…」がアドリブ。
（６）アジャアジャファイテン！
ソボンが「みんな手を出して」と言った時の哲宗の「み、みんな？」や、待令熟手と中殿の手を重ねさせないようにする嫉妬ぽい仕草、その後の夫婦の連続ハイタッチ、完全に蚊帳の外の２人もアドリブだと思うと感慨深いものがあります😊
（７）着替えが多いマンボク
キャンプ地を出発するシーン。哲宗の「マンボク！」とソボンの「何でまた着替えたんだ？」はアドリブ。
確かに待令熟手は、この短い間に白い服→紫の服→水色のベストの上下セパレート服と着替えています。チェ尚宮が照れているので、何か小ネタがあったのかもしれませんね。
（８）移動は険しい道のり
ビョンインを埋葬した後、ダミャン父が「急ごう！兵士を避けるために険しい道なんだ」と声をかけるセリフがカットに。
（９）護衛武士の名前
訓練所で再開した護衛武士１に「テホ！」と呼びかける哲宗のセリフはアドリブ。
たぶん哲仁王后の後継番組「ヴィンチェンツォ」の主演ソン・ジュンギ俳優にちなんで、彼の主演映画「スペース・スウィーパーズ」の主人公の名前から取ってきたのではと思いましたが、どうでしょう。
（１０）最後の夢
訓練所就寝シーン。寝言を言うソボンに哲宗が「良い夢で良かったです」と声をかけた後「失敗したらその夢が最後になるはずだから」という最後の台詞がカットされていました。
この台詞の悲壮感とソボンのビールの夢がアンバランスだったのかな。
ちなみに、おでこへのキスと抱き合って寝るのは、スクリプトブックに書かれた指示ではないです←
（１１）ダブル！
荷車を止めて「おじさん！宮廷までダブルで！」と言ったソボンに続いて哲宗が言った「ダブル！」はアドリブ。
（１２）刃物をチラつかせる哲宗
ソボンがおじさんに向かって「私たちはいい人だよ」と話す横で、哲宗が剣をチラつかせるのはアドリブでした。
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19話は、ビョンインがあんな形で亡くなるとは…という悲しみスタートでした。個人的にそんなにビョンイン推しではなかったのに、ビョンインが最後に思い出していたソヨンとの買い物の風景を見ると、なぜビョンインがこんな風に死ななくてはいけなかったのか…と切なさが爆発でした。
19話の小ネタ集はこちらから💁♀️
サブタイトルとの繋がり、アジャアジャファイティンの元ネタ、大王大妃の構図と絵画の繋がりなどいろいろ盛りだくさんで考察しております！
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※画像はお借りしました。