『哲仁王后』のアドリブ&カット集の途中ですが、今回は初めて見る方にもわかりやすいように、登場人物や哲宗の家系を解説していこうと思います!
登場人物が多いドラマって、それだけで最初ハードル上がりますよね…。ザ・キングの1話見た時、登場人物の説明がなすぎて、マジでこの先見続けられる気がしなかったもん…
ネタバレなしなので、これから哲仁王后を見られる方も安心してご覧ください✨
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(1)登場人物紹介
朝鮮第25代王・哲宗の妻。宮廷を牛耳っている安松キム家の一族。幼い頃から中殿(王妃)になるのが夢で、夢に向かって努力してきたが、結婚式の前日、池に落ちて意識がないところを発見される。目覚めたときには、中身が現代のチャラ男シェフ、チャン・ボンファンになっていて?!
ボンファンの意識の状態のソヨンをファンは「ソボン」と呼んでます✨
【ソヨンの周辺人物】
ホンヨン
ソヨンの侍女。生まれた時からソヨンに使える忠臣。
ソヨン付きの侍女たちの長。宮廷生活何十年のベテラン。小言が多い。
【哲宗の周辺人物】
哲宗の異母兄。哲宗の身辺警護をする禁衛大将。哲宗の事を常に心配している。安松キム家を恨んでいる。基本、青い服を着てる。
哲宗の江華島時代からの友人。一緒に上京し、現在は都を守る部隊の隊長。忙しいのは好きじゃないのに、哲宗の為にあれこれ働いてくれるよき友。基本、黒い服を着てる。
哲宗付きの内侍たちの長。哲宗の担当になって2年。哲宗を常に観察し、安松キム家に様子を報告している。
【安松キム家】
大王大妃(純元王后)
先々代の王の妻。宮廷を牛耳る安松キム家の長。王としての知識の少ない哲宗をサポートする名目で、女性でありながら政治に参加して、宮廷を意のままに操る。若さと健康を保つことにかなりご執心。
訓練大将。大王大妃の弟。安松キム家を実質的に仕切る大物。大王大妃の宮廷生活を維持することを最優先に考えている。
キム・ビョンイン
キム・ジャグンの養子。ソヨンの従兄弟で、ソヨンが兄と慕う相手。文武両道の人物だが、将来の方向性は現在考え中。ソヨンにはとびきり優しいが、それ以外の人には厳しい一面も。途中から赤い服を着てる。
キム・ムングン(国舅)
ソヨンの父。宮廷の献上品などを管理する庁の長。立場を利用して宝物を溜め込んだり、大王大妃やキム・ジャグンに珍しい品を付け届けしたりしている。ソヨンには何でも最高の物を与えてきた。
キム・ファン
安松キム家の末っ子坊ちゃん。コネで朝鮮時代の最高学府・成均館の博士として籍は置いているが、実質無職。権力者の坊ちゃんらしく遊び好きで、ホン別監とは賭博仲間。「特別」という言葉にめっぽう弱い。
【豊安チョ家】
哲宗の側室。哲宗の初恋の相手らしい。哲宗と交際2年。豊安チョ家の重臣の娘。絵や文章を書くのが得意。弓の腕に優れ、性格も良く、ソヨンより中殿に相応しいという人もいるほど。哲宗の夢が自分の夢と思い、側で哲宗を支えて生きていきたいと思っている。
大妃(チョ大妃)
先王の母。豊安チョ家の長的存在。占いと呪術に傾倒している。大王大妃とは犬猿の仲。ニコニコしているが、お腹は真っ黒!
豊安チョ家の実務的なトップ。大妃の指示であれこれ仕込んだり、工作したりしている。
ファジンの侍女。実家からファジンと共に宮廷入りした元気っ子。不用意な発言には不安も…。
【水刺間/スラッカン】
待令熟手(テリョンスクス)
水刺間(宮廷の料理を作る場所)の料理長。名前はマンボク。口うるさいタイプだが仕事には誠実。
ダミャン
水刺間に出入りしている子供の女官。税金が払えず母と共に奴婢として宮廷入り。ソヨンに懐いている。
【現代】
ハン室長
韓国大統領府・青瓦台の秘書室長。自分勝手なボンファンを面白く思っていない。
青瓦台の料理人。副シェフ。後からきたボンファンにシェフの座を奪われて、劣等感を抱いている。
(2)哲宗の家族関係
①哲宗と純元王妃
哲宗は、王家の血筋ではありますが、先王と直系の親族ではありません。そのため、即位の際、純元王妃(大王大妃)の養子になっています。
ソボンは純元王妃を「大姑」、神貞王妃(チョ大妃)を「姑」と表現していますが、これは王を基準にした関係性に基づいた呼び方です。
◆系譜上の関係性
系譜上では、ソヨンから見ると純元王妃が「姑」で、チョ大妃は義兄の妻(義姉)に当たります。
ちなみに、哲宗の次の26代高宗はチョ大妃の養子に入りました。めちゃくちゃややこしいですね💦
◆王を基準にした関係性
通常のルール
先代の王妃=王大妃
先々代の王妃=大王大妃
★大妃→王大妃や大王大妃をまとめた言い方
哲宗の時代のルール
先代の王妃=大妃
先々代の王妃=王大妃
先々々代の王妃=大王大妃
哲宗の時代は三世代の先王妃がいたので、特別ルールが使われていたはずですが、本作では「王大妃」を「大妃」としています。なお、本来ならば先代の憲宗の妻たちが「姑」に当たるはずなのですが、本作では登場していません。
②哲宗が選ばれた訳
哲宗は亡くなった先王・憲宗に一番血縁関係が近い親戚だったからというのが理由と言われています。
哲宗と憲宗は7親等の親族です。
哲宗の祖父の恩彦君と、憲宗の曾祖父の正祖が兄弟という繋がりで、憲宗が亡くなった当時一番近い血縁者でした。
哲宗と同じ憲宗の7親等に当たる恩彦君の孫は、19歳の哲宗のほかに、26歳の従兄弟の益平君、22歳の異母兄の永平君の2人がいましたが、2人ともそれぞれの長子として家督を継いでいたため哲宗が選ばれたと言われています。※諸説あるらしい。
③哲宗と永平君
本編中では説明されていませんが、哲宗と永平君は異母兄弟です。父親は全渓大院君。2人とも正妻の子供ではありません。
全渓大院君には3人の息子がいて、正妻の息子の長男は謀反の罪で死罪になり、この長男の事件に巻き込まれる形で哲宗と永平君は江華島に流罪となりました。
永平君が兄にも関わらず、哲宗が王に即位したのは、長男が死んだことにより全渓大院君の家の家督を永平君が継いでいたこと、また永平君が慢性疾患を患っていて、健康面で不安があったことなどが理由であると言われています。
(永平君は、なんだかんだ70代まで生きたけどネ☆)
④哲宗の実の家族
哲宗の実の家族は、かなり不運な運命を辿っています。そもそも分家筋である事に加えて、謀反などの事件が影響し、王族を名乗る事が出来なかった時期もかなり長くあった家系でした。ただし、哲宗は、親族の処刑や流刑時にはまだ生まれておらず、父がソウルに戻されてから生まれた為、14歳まではそこそこの暮らしだったとか。
曾祖父:思悼世子
→父親に米櫃に閉じ込められ8日後に餓死
祖父:恩彦君
→息子の連座で流刑、妻と嫁の連座で賜死
祖母:夫人宋氏、叔母:夫人申氏
→カトリック教徒で殉死
叔父:常渓君
→謀反の罪で処刑
父:全渓大院君
→両親、兄夫婦の件で流刑。その後、ソウルに戻されるも哲宗10歳の時、謎の病死。
長兄:懐平君
→謀反に関わった罪で処刑
次兄:永平君
→長兄の謀反の連座で江華島に流刑
本人:哲宗
→長兄の謀反の連座で14歳で江華島に流刑
いかがでしたでしょうか?
なんとなく関係性、掴めましたか??
さあ、これで準備万端!!
レッツエンジョイ☆哲仁王后!!
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※画像はお借りしました。