この記事は崖男の癌治療開始から15ヶ月
緊急入院から3週間
抗がん剤治療→高カリウム血症→腎障害
→透析治療開始→危篤状態の頃のお話です
崖男のご所望
オシッコが出る
り・ん・ご
顔拭いて
ベッド、頭を高くして
こんにちは
唐突にやってきた「胃がん ステージⅣ」
昭和18年生まれの父
その名も崖男（がけお）の
闘病・今日までの記録です
崖男とムスメYの一晩
「今夜、危ないかもしれない」と
巡回の先生からのお話があったので
急遽、泊まることにしたムスメY。
夜も更け、ベッドサイドで
手を握り、さすりながらウトウトとしていると
手をゆすり、「おい」と呼びかけられ
もっと、もっとさすってくれと
訴えてきます。
足をさすりながら、ウトウトっとすると
足を動かし、もっともっととせがみ、
トイレを済ませて戻ると
顔を拭いてくれと、顔周りを手でぬぐう仕草。
そして、「オシッコ！」と何度となく
呼びかけてきます。出る気がするのか
出ているのか、眠気にもうろうとしながら
看護師さんに交換を頼むと、
実は案外ちゃんと出ているのです。
身の置き所のないような怠さがあるのでしょうか
その日への恐怖がとうとうあったのでしょうか？
とにかく、一晩中、起きていた崖男でした。
そして「今夜危ないかも？」と言われた夜は
無事に、朝を迎えました
朝方、「犬の散歩があるからね。5時には
一度帰るからね。」と伝えると、
あまりいい顔はしていませんでしたが、
少し寝息をたてたところで、退室して帰ってきた
のでした。
前日の夜の愛犬の散歩はムスメKが済ませて
帰ってくれたのですが、病院から戻り、
崖男に伝えた通り、朝の散歩を済ませてから
少しウトウトとしていると、電話が鳴りました。
崖男からでした
「どうしたの？」と聞くと
「どこにいるの？」
「今、家だよ。
また後で行くから待っててね」
「う・・ん」
もう、手をほとんど動かさなくなった
崖男、どうやってかけてきたんだろう？
看護師さんに、頼んだのかな。
もっと、優しくゆっくり話せばよかった
史先生の回診
ムスメYがウトウトしている頃、
手もみ、足もみ、背中もみ
看護師さんに氷を口に含ませてもらい
美味しそうだったと。
母に甘えながら、まどろんで
昼間を過ごしていたようです
この日もしっかりお小水はでています
母と交代し、夕方、お久しぶりに史先生と
お会いすることが出来ました。
ここのところ、オシッコが良く出ている
みたいですね。良いことです。
（昨晩から泊まらせてもらっています
と話すと）
オシッコがちゃんと出ているので
そんなに頑張りすぎなくて良いですよ
ご無理はなさらずに。
せん妄予防のお薬を、時々使っていましたが、夜中眠れてないのであれば
定期的に使いましょう。
崖男さん いいご家族ですね。
いいムスメさんがいらして。
しかも２人も！
お幸せですね
昨日は、今夜危ないかも？とのことだったの
だけどな。
褒め上手の史先生に、面会通院の
疲れが少しほぐれた気がする夕方でした。
ムスメKとの一晩
泊まり付き添い二日目。
この日はムスメKが崖男のそばに。
新しい眠剤が出てますとのことで、
服用するも、お小水が良く出るらしく
お小水の合間に体位交換もあり
やはり眠るに眠れなかった様子。
胸がチクチクすると言って、
湯たんぽを胸に抱かせてもらったそう。
朝方、心電図のモニターから
アラームが２度程鳴り、看護師さんに
確認すると、血圧で鳴っていたようでした
しかし、心配しなくて大丈夫とのこと。
朝の血糖値計測は260
ムスメKらしく、引き出しを
整理してくれた写真が送られて
来ました
ムスメ二人、交代で
4晩、崖男と夜を過ごしたのですが、
オシッコがちゃんと出てるので。という
史先生からの言葉。睡眠薬を変え眠れる環境に
なるかもしれないということ。
ムスメ二人の体力があっと言う間に
奪われてしまったこと😓もあり、
5晩目は、22時までの付き添いとしたのでした
オマケの母エピ
🔴わからないことは、わからないままでもいいんでないかい？
⭐️崖男 三種の神器⭐️
この他に体重、パルスオキシメーターで酸素飽和度までをセットで測っています
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